第7回「妻の覚悟」(2月19日放送) ●公式サイト
「2006限定~今週の一豊さん」は毎月曜日に更新予定。週末に予定が入った場合は遅れることもあります。 |
の後、織田軍の働きによって足利義昭は無事上洛。一豊たちも無事、帰還となりま
した。が、そこに待っていたのは新右衛門の妻ふねの死という不幸な出来事でした。
旗揚げ後の山内家としては初めての悲しいエピソード。千代さん、最大のピンチ。
あ、今週は征夷大将軍に向かって「御免被りたい」を連発する信長も面白かった。
それにしても今週の事件は、TVの「いつみても波瀾万丈」とか日経新聞の「私の履
歴書」に登場するような話じゃないですか。今年の大河、べつに中小企業の経営者
の話に例えなくても・・・と思ってたけれど、今回のふねの死は、この夫婦にとっ
て経営者としての自覚を結果的にうえつけた出来事なのでは、と思えてしまった。
小さな会社にとって社員(とその家族)は大切な財産。社長たちの長期出張中にそ
の不幸は起きたけれど、その後の千代の行動も千代を支えた一豊の気持ちも社員に
は充分伝わったはず。こんなところから信頼関係が生まれ、仕事へのモチベーショ
ンもあがるのでしょう。この出来事は、単なる上下関係だけではない山内家の家風
(社風)ができあがってゆく最初の一歩だったのかなと思います。
■白いおにぎり
陣中で秀吉に話をフラレて「は?」と返答する一豊。「聞いとらんかったのか?」
と言われ、「この白い握り飯を見ながら千代や家臣の子供たちにせめて一口喰わせ
てやりたい・・・」と返す正直さに、同僚でライバルの堀尾くんもビックリ!
秀吉にも「ビョーキ」と笑われちゃったけど、あの千代空腹事件がよほど殿にはこ
たえたのね。おにぎりの白さがやたらまぶしいのでありました。
■市の伝言
大胆不敵な信長とともに小谷城入りした一豊。城内で市によばれた時、最初は目を
見ないで話を聞き、「千代に伝えよ」の中身が「打ち掛けを作って欲しい」と知っ
て初めて市の目を見る。さらに「そちが生きて戻れたら千代に伝えよ」に「はっ!」
と返事する、ここの表情があまりに真剣なのがなぜなのか、私にはわからなかった
のです・・・。とほほ(う)。
市と千代の交流の深さに驚いたのか、マジっすか?こんな時に何を言う!と市の気
持ちを量りかねているのか、それとも義父の裏切りに勘づいた市が、今夜は注意せ
よと暗に忠告しているのが一豊に通じたのか? わからないよ~。
■六平太の情報
六平太いつのまに? 市と一豊が話している時にチラリ。その後、ホントは一豊の
ことをよーく知ってるのにわざわざ城中の人間を装い、一豊を呼び出す六平太。
「ご油断めされるな」と浅井長政の父君の裏切りを伝えた後の去り際の鮮やかさ♪
願わくは、二人のカラミをもっと増やしてほしい~!!
長政は寝首を掻くのは武士としてやりたくないと父君を説得。殿はたぶん、朝まで
寝ずに信長の身辺警護をしていた様子。全員、無事に帰還できてよかったー。
■ふねの死
「命拾うたぞ」と殿が帰陣したにもかかわらず、出迎えのない岐阜の山内家。あれ
ほど大切な殿の前を素通りしてしまうほどの一大事が千代には起こってたんですね!
「何があったのじゃ?」と一豊が尋ねて初めて事の次第を話す千代。新右衛門は妻
の死という悲しみに浸る間もなく、徳次郎にまで責められて、今度は息子に斬りか
かるという異常状態に。「私が未熟だったのです」と千代が新右衛門に謝罪し、泣
き崩れるのを腕の中で支えるしかない殿でしたが、その前に、なんと殿までが徳次
郎に謝ったのにはオドロキ。この二人、フツウ人感覚なのがきっと魅力なのですね。
雨の中、千代が一人で徳次郎を探しに行くという気持ちを察した一豊。千代が見つ
け、一豊がおぶって帰る。黙っていてもお互いの気持ちが自然に寄り添った、いい
夫婦に見えました。
<突然、六兵太のことをおさらい>2/25追記
ここで「功名が辻クイズ」です。
今回、六兵太は一豊の味方をしましたが、そもそも六兵太はふだん誰のために働い
てるのでしょう?
・・・っていう問題が出たらカンペキにわからなかった私。
やっぱり、ほとんど1回ずつしか見てないから見落としてることがかなり多い。
そこで、おさらいしてみました。六兵太が千代と再会した時にプレイバック。
すると彼、ものすごくわかりやすい自己紹介をしてたんですねー。
「いまは浅井の大殿のところに出入りさせてもらっておる」
ひょえ~! 大殿って、長政の父、久政のことじゃないですか。
(だから、抜け道とか朝倉に通じてるとか、内部事情にも詳しかったんだ~。)
ってことは、一豊に浅井側の動きを伝え、信長を逃がすようアドバイスした六兵
太はこの瞬間に自分の主を裏切ったことになるじゃん! 自分の好きな千代ちゃ
んのダンナ様というだけでここまでして、主を簡単に裏切るの?
前の台詞に戻ると、六兵太は「しかし浅井に骨を埋める気はない。齊藤、織田、
武田、上杉・・・天下に一番近い者を求めて歩いておる」とも言ってる!!
ってことは、この時はもしかして織田に接近するつもりで工作してたとか?
案外、市はそんな六兵太の存在をすでに知ってたりして・・・???
でも、この先またまた一豊とは敵対の仲になったりするらしい。香川さんがあま
りに存在感があるので、架空の人物にも関わらずスゴ~ク気になります、私。
そのうち数えきれないぐらいおっしゃるそうな(笑)。
今後のメディア情報 次回の記事アップまで随時追記中。
TV
★気になる共演者・関係者出演番組
・スタジオパークからこんにちは NHK総合
2月24日(金) 13:05~14:00 ゲスト 大石静さん
・土曜スタジオパーク NHK総合(←2/25追記)
3月4日(土) 14:00~15:00 ゲスト 前田吟さん 特集 大河ドラマ<功名が辻>
・スタジオパークからこんにちは NHK総合(←2/25追記)
3月10日(金) 13:05~14:00 ゲスト 三谷幸喜さん
・土曜スタジオパーク NHK総合(←2/25追記)
3月18日(土) 14:00~15:00 ゲスト 生瀬勝久さん
※土曜スタジオパークは毎週要チェック。
雑誌・新聞
●「月刊TVJapan」3月号(発売中)内容紹介
上川隆也さんにインタビュー。(見開き2ページ。写真2点。)
●「TVガイド」2/25~3/3号(2月22日発売)(←2/22追記)
(全4ぺージで「千代の実力 一豊の運」写真、年表等入り。他に第9回~第12回
のあらすじが1ページ。第8回のあらすじが写真入りで。)
●「NHKステラ」2/25~3/3号(2月22日発売)(←2/23追記)
特集 大河ドラマ<功名が辻>。
三谷幸喜さんのインタビュー、一豊の頬に矢がささるシーンの裏話等。
●「月刊TVnavi」4月号(2月24日発売)(←2/24追記)
連載<上川隆也の 一豊 辻の向こうから。>(隣のページに<今月の功名が辻>)
●「歴史読本」4月号(2月24日発売)(←2/24追記)
第9回~第12回のあらすじ(見開き2ページ。小さな写真多数)
●「日刊スポーツ」2/26(日)版(←2/26追記)
文化・芸能欄<日曜日のヒーロー>に、上川隆也さんが登場。(2/3スペース)
俳優生活や私生活についてインタビューに答えています。写真も素敵です♪
●「NHKステラ」3/17号(3月8日発売)(←2/23追記)
大河ドラマ<功名が辻>を特集。
武田鉄矢さん、前田吟さんのインタビュー。一豊が行方不明になるシーン等。
●「ステラMOOK NHK時代劇の世界」(3月上旬発売予定)内容紹介
特別付録として上川さんのポスターつき。
(インタビュー記事全6ページ。過去に出演した時代劇や功名が辻について。)
※「NHKステラ」には毎週、功名が辻の記事が掲載されています。その中の
ステラ「先物」情報もチェック。
※「TVガイド」「歴史読本(月刊)」でも毎号、功名が辻の記事を掲載。
2006限定~今週の一豊さん バックナンバー
これが山内家に感じる安心感なんですね。
この言葉、すっごく腑に落ちました(=上川さん風、笑)
ある種異常な感覚に翻弄された戦国乱世の時代に、最後まで「フツウ人感覚」で生きていく一豊夫婦と山内家の姿が、きっと現代人も忘れがちな
ほんとうに大切なことを、これから教えてくれるのでしょうね。
原作よりずっといい感じになりそうな予感です。
それと、しろうさんのブログありがとうございます。お市様が一豊に向かって<察せよ>なんてありえないとハナから疑ってたもので。六平太は市の警告が飲み込めてない表情の(でも、彼なりに真剣に考えてる♪)一豊のために、ちゃんと自分でも裏をとってから警告を伝えに来てくれたんですよね。六平太、ナイス!!
一豊さまの(彼なりに真剣に考えてる♪)表情、大好きです。彼なりに・・ってとこがツボ!
ご連絡。当方のブログへのコメントありがとうございました。ちょっと申し訳ない気分でしたが、
お言葉どおり、削除しておきました。ちゃんと読ませていただきましたので、ごめんなさいね。
これからは一豊さんの微妙な表情の変化も見逃さず、ついていかなきゃ! 上川さんのおかげで凡庸な男の魅力再発見、って感じです(笑)。