いつもこの時期に行きます台高山脈の馬ノ鞍峰へ行こうと川上村のダムの所まで行きますと、山崩れで途中の林道が通行止めの看板、開通時期も未定とのことで、朝早く出かけてきたのに・・・。 アケボノツツジを見れるかもと思っていましたが。
しようがないので、新伯母峰トンネルを越え、天ヶ瀬から大峰山系登山口のトンネルを越え、天川村の方へみたらい渓谷辺りへ行ってみることにしました。大峰の高い山はまだ雪が少し残り芽吹きもまだですが、それより低い所や渓谷の新緑はきれいで雄大な景色も見られました。
斜面には、山桜もまだ残り、その葉も多いのか赤も多いような印象を受けました。川迫川渓谷を流れる水も澄み切ったきれいな水でした。弥山などから流れてきていると思います。
上千本から大名行列が出発する竹林院へ向かいました。10時出発でしたので少し遅れ着いたときはかろうじて行列の最後の駕籠の所だけを見ることが出来ただけでした。駕籠の中には金峯山寺の管長が乗られているようでした。そこから行列は上千本へ上ってこられる人をぬって行列が行きましたが、なかなか進めないようでした。たいへんな人並みでした。
竹林院へ入りましたが、桜もほぼ終わりの時期でした。枝垂れ桜や庭園ももう少し早い時期だとよかったのでしょう。一目千本と言われます桜を展望できます吉水神社にもよりました。上の山並み一面に広がる桜を見ることが出来ました。
蔵王堂まで下りそこで行事が行われそうな場所でしばらく待っていますと、採灯大護摩供という行事が始まりました。たくさんの行者さんが法螺貝を吹きながら厳かに護摩壇のエリアに入ってこられました。四方へ弓を放ったりした後、護摩壇に火をつけそこに護摩木を燃やしていく修験道の儀式のようでした。
取り囲むたくさんの行者さん達が短い錫杖のようなものを振り鳴らしお経を唱えられるなか点火され白い煙が先ず立ち上りまた火が燃えさかっていく迫力はかなりのものでした。音のテンポが少しずつ速くなっていったのか、盛り上がっていくのがわかりました。
最後の写真のクリックでそのビデオが見られ、音が聞けると思います。YouTubeです。他の写真のクリックでは、拡大画像が見られます。
吉野山の桜を見に一人で出かけてきました。車より電車と思い吉野駅に着き、中千本行きのバスに乗ったのがかなり時間の節約になり、朝の早めの時間に中千本手前に着きました。
バスで通った景色が良かったので、下りてからその道を戻りました。如意輪寺付近の谷あいの斜面につけられた山道を満開の桜を見ながら上千本の方へ向かいました。通られる人もそんなに多くなく桜の木々の間の道を蔵王堂も遠くに見ながらゆっくり散策しました。桜もちょうど満開で、光の具合もちょうど良かったように思います。
見晴らしのいい場所では、さすがに吉野山と思わせるような雄大な景色でした。斜面に鮮やかなミツバツツジを見たときはもうその季節かと再認識しました。後から考えましても、この時間帯の桜の景色は素晴らしかったと思っています。たまたま歩いたコースもよかったです。
西の京の近くはまだ田園が残る所で、遠くに東塔や西塔金堂の立ち並ぶ薬師寺が見えてきました。南側の建物群が白鳳伽藍で広い敷地に立派な建物が立ち並んでいました。東塔以外は1528年に焼失していたものを近年に復興されたものです。建物も立派だし薬師三尊像は今作られたばかりというほど新しく感じられました。白鳳時代作の国宝です。道路を挟んで北側に別の伽藍がありまして、平山郁夫画伯の大唐西域壁画殿もあり大きな壁画を見ることが出来ました。
唐招提寺は鑑真ゆかりのお寺で有名ですが、現在金堂など再建中で中へ入れず平城宮跡へ向かいました。入口に朱雀門の建物があり、そこから約1km四方の平城宮を見渡した時はそんなに広くは感じなかったですが、歩くコースがその周囲をぐるっと回っていましたので、南から北までの周囲を歩きますとその広さを実感しました。
平城宮に限りませんが、今は礎石だけしか残っていませんが、その大きさから柱の太さを実感し,柱の数などから屋根の大きさや高さまで思いを馳せます。1300年前当時の技術力の高さはもちろんですが、全国から動員された多数の庶民の方々のことに思いを馳せました。
今回のウォーク、受付人数は2500人ほどだったようです。その参加人数にもびっくりしました。神戸や大阪からたくさん来られていたんですね。
「第一回 いにしえの奈良大和路を訪ねて」という鉄道会社3社主催のイベントで近鉄奈良駅から14Kmばかりぐるっと歩いてきました。団体に参加してこのように歩いたのは初めての経験でした。名前は聞いているがまだ訪れたことがない寺院などもありけっこうよかったです。ただ堅い舗道が多かったので両足裏に水ぶくれが出来たようで、今は困っています。
前半は、興福寺から猿沢池など町屋の中の道でした。元興寺も名前はよく聞いていましたが、行ったのは初めてでした。 「ならまち格子の家」といいます伝統的な昔の町屋を再現した建物内をゆっくり見学、明るさをうまく取り込む工夫や中庭など広くはありませんが、いい雰囲気の所でした。見学者に年輩の方も多かったので、自分が住んでいた昔の家と同じ造りの所を懐かしがっておられました。
それからは少し郊外に出た感じで大安寺なども入りました。川沿いや公園の桜ももう少しで満開になりそうで変化に富んでいる方でした。聞いたような川の名前もあったりでみんなでゆったりと散歩を楽しむというイベントでした。道中の景色などの写真です。曇り空で少しまだ肌寒いぐらいでした。