■マーケット
アメリカに根付く“モノづくり”~トヨタ進出30年~
アメリカ南部のケンタッキー州にあるトヨタのケンタッキー工場。敷地面積は約530万㎡で、トヨタのアメリカ工場では最大規模です。この工場がたてられたのは日米自動車摩擦が激しかった1986年。当時の豊田章一郎社長がトヨタ単独では初のアメリカ現地生産を決断しました。当時の工場トップは現在の張富士夫名誉会長です。最初に作った戦略車カムリは今ではアメリカで最も売れる乗用車となっています。工場を張氏とともに支えてきたのがウィル・ジェームス社長。およそ30年前に工員として入社し現在は工場のトップにまで上り詰めました。
《トヨタ・ケンタッキー工場/ウィル・ジェームス社長》
「入社して最も苦労したのはトヨタの生産スピードの速さ。他の会社よりもずっと速かった。」
ジェームスさんは張氏とともにトヨタ方式を導入し、最初の年はわずか1万9000台だった生産能力が現在は25倍以上の年50万台になったのです。その工場が今拡大しています。今年から始まったのがアメリカの工場で初めての高級車レクサスESの製造です。レクサス製造に必要な技術力を確保するために、トヨタは日本で研修を受けた熟練工を「マスタートレーナー」として認証し、日本の職人技ともいえる技術の指導にあたらせています。トヨタは2年前から熟練工員を育成しています。日本で研修を受けマスタートレーナーとして認定し、技術の指導する役割を担っています。たとえば見ただけではわからない車体の「ゆがみ」を手で触って判別できるように、特別の機械を導入して0.01ミリ単位のゆがみも判別できるように訓練を重ねています。日本人のモノづくりへの細かなこだわりがアメリカの工員たちにも伝えられていました。
一方周辺には自動車産業のすそ野が広がっています。SEC(スティーブ・スカイオット社長)はトヨタのエンジン開発に必要な部品などの設計を手掛けています。トヨタとの取引は20年以上です。さらにその近くではレクサスの生産開始を受け、企業誘致のための敷地の整備も始まっています。新たな部品メーカーを呼び込む狙いです。
しかし今再び日本企業に逆風が吹いている。大統領選で共和党の指名が確定したトランプ氏は、日本企業がアメリカの雇用を奪っていると主張している。一方トヨタを誘致したケンタッキー州のマット・ベビン知事(共和党)はトランプ氏の考えを否定しました。
《ベビン知事》「トランプ氏は大統領選にまっしぐらだ。私はケンタッキー州を心配している。日本企業がここで事業を継続して多くの雇用を生み出せるようにする。」
トヨタのケンタッキー工場で働く従業員は30年前の2.6倍の約8000人で、そのほとんどがアメリカ人です。トヨタの歩みを見つめてきたジェームズ社長は「私たちは日本とアメリカの大切な価値観を融合した。そこが成功している秘訣だ。」と話す。アメリカに根付いた日本のモノづくりの進化は続いています。
■【コメンテーター】藤野英人氏(レオス・キャピタルワークス社長、ファンドマネージャー)
・プロ野球だけじゃない!?古い体質の業界にメスを
--球団経営にも新しい動きが出てきている。人気の復活にも大きく影響していると思うが、背景をどう分析しますか。
西武は元々上場会社で、未上場になってから再度上場したということもありますし、それから2005年にダイエーからソフトバンクに経営が代わってITの会社が入ってきた。それからDeNA、楽天などIT会社が出てきて、古い業界の中に新しい風が吹いてきたのが大きいことではないかと思っている。
--新規参入してきた経営者の考え方が業界に新風を吹き込んだということですか。
そうですね。彼らは若い、ITをよく知っている、何よりも顧客目線というところが大きかったと思います。
--これは野球以外の古い体質を持つ業界にもあてはまることですか。
そうです。同じ様な事がおそらくどこの古い業界でも起こるのではないか。要するに新しい経営者、新しい会社が入る事によって古い業界が変わっていくようなことがあるようなな気がする。
・トヨタがアメリカに進出して30年。藤野さんは自動車系の会社にもよく足を運ばれるそうですが、会社訪問した時にその海外進出の歴史のようなものを感じることはよくあるんでしょうか。
日本の自動車産業は非常に厚みがあって、セットメーカー、卸し、1次、2次とたくさん会社があるんですが、会社訪問するとすごく感じるのが、どんな小さな部品会社でも海外進出の歴史は非常に長いです。トヨタと一緒に部品会社が進出しているので、会社訪問すると海外経験が豊富な役員がたくさんいます。それが結果的に言うと自動車産業の厚み、競争力を生んでいるのではないか。日本だけではなくてアメリカ・メキシコ・中国に進出していて、そこで世界中から情報を取っていることが大きいと思います。
--これは日本の他の産業ではどうなんでしょうか。
例えば総合電機の会社だと、セットメーカーのソニー、パナソニック、シャープなどが海外進出していて、そこで販売していたんですが、下請けの会社は部品が小さくて軽いので、国内にとどまっている会社が多いです。もちろん海外にもたくさん部品会社があるんですが、自動車会社に比べると層が薄いです。
・農業、“顧客の見える化”がカギ
2020年の東京五輪までは日本の経済は良いだろうが、そのあとが不安という人がいますが、その不安を解消する一つは農業ではないかと考えています。農業には生産、販売、流通すべてに可能性があって、今回の販売の仕方でテーマパークが使われたり、生産の仕方でドローンが使われたり、もしくは自動操縦であったり、インバウンド観光であったり、といろいろなテーマがあります。それが農業生産法人等を通じて今までマーケットに出ていなかったものが出てくるので、5兆、10兆という規模の市場が出てくるのではないかと非常に期待しています。
--お客さんを意識できるのも農業テーマパークではオオキのかもしれないですね。
そうですね。顧客の可視化という点で、農業の後継者が出てきてよかったです。
■テーマパークが農業を救う!!?
いま、農業テーマパークに注目が集まっています。
忍者の里として有名な三重県・伊賀市にある「伊賀の里モクモク手作りファーム」は年間50万人を集客する農業のテーマパークである。園内では子豚のショーを楽しむことができたり、ポニーでの乗馬教室などで動物と触れ合うことができます。なかでも人気を集めているのが、子牛の世話や牛の乳搾りなど酪農体験です。
《伊賀の里モクモク手作りファーム/松尾尚之社長》
「最先端でもないが、我々がやっている事業は一番みんなが理想とする事業ではなんじゃないか。」
もともとこの会社はおよそ30年前の1988年に農協を退職した人たちを中心に設立されました。農業を営みながらハムなどの食品加工も手掛け、さらに自分たちの力で売る。生産=1次産業、加工=2次産業、流通・販売=3次産業の要素全てを持った六次産業化の先駆けでした。これに体験を加えた「テーマパーク化」を図ることで集客力を高めました。設立の翌年に始めたウインナーの手作り教室が評判を呼んで、徐々に体験型を増やしました。その中でもイチゴ狩りは大人気です。さらに1995年からは入場料(現在は500円)を設定し、本格的な農業テーマパークになったのです。にもかかわらず集客が増えてウインナーやベーコンが飛ぶように売れ始めました。今では売上高は54億円(14年度)に上ります。こうした一挙両得の発想は海外からも注目されるほどです。
またこの成功をきっかけに日本国内でも農業テーマパークは増え続けています。いまや農業は人を集めるコンテンツになろうとしています。
食品メーカーの白ハト食品工業(大阪・守口市)は農業テーマパークの可能性に注目しています。「ラポッポ」というサツマイモ菓子の店を全戸k展開しています。社長は農業テーマパークには単なる6次産業化を超えた可能性があると見ています。
《白ハトグループ /永尾俊一社長》
「農業テーマパークにすることによって、うちの食品加工メーカーとしてのノウハウと農業のノウハウだけでなく、これからのIT産業であったり、いろんな地元企業とのコラボができて、いろんなハイブリッド型の新しい農業の仕組みができるのではないかと思っている。」
茨城県・行方市は日本有数のサツマイモの生産地です。去年10月、白ハトはこの町に新しいテーマパーク「なめがたファーマーズビィレッジ」を開業しました。地元で獲れたサツマイモに、大学イモの取り放題サービスなどサツマイモに絞ったテーマパークです。もちろんサツマイモの苗植え体験やサツマイモが原料の菓子作りなど、農業体験が最大の売りです。一次産業の経験のない白ハトと手を結んだのは、地元の農協「JAなめがた」でした。ここ30~40年で生産農家が半分にまで減る中、テーマパークは産地の絶好のアピールになると考えています。
《JAなめがた/棚谷保男代表理事》
「どうしてもサツマイモというと鹿児島のイメージがある。サツマイモを中心にして行方市を発信していきたい。」
白ハトの開発会議では、新しいサツマイモ菓子の開発が行われています。冬のイメージが強いサツマイモなので、夏に向けたメニュー作りが必要です。またバーでは芋焼酎を飲みながら干し芋の食べ比べができるサービス「食べ比べセット(756円)」も用意しました。客を飽きさせない様々な工夫を凝らしています。多い日で1日3000人が訪れるなど予想以上の滑り出しです。
またこのテーマパークでは150人を地元雇用、農家を継ぎたいという若者まで出てきていてる。後継者の育成にもつながり始めた農業テーマパーク。6次産業化の枠をも超え始めています。
取材先 ・白ハトグループ ・伊賀の里モクモク手作りファーム
■ニュース
安倍総理 ロンドンで会見(篠原裕明記者の報告)
ロンドンで記者会見した安倍総理大臣は、世界経済の安定に向けてG7が一致して対応することの重要性を強調しました。
《安倍総理大臣》
「金融政策だけでなく財政政策においても、機動的な対応が強く求められている。G7がいかにして協調して立ち向かえるかが伊勢志摩サミットの最大のテーマである。」
会見でもこのように力強く訴えた安倍総理。ただ、その前の日本時間の午後7時から行われた日英首脳会談では過度な財政出動には慎重なイギリスのキャメロン首相から「国によっては、違うことをしないといけない事情もある。」と指摘されたほか、同様に慎重派のドイツのメルケル首相との会談でも、認識の一致には至らず、議論をサミットに持ち越すことになりました。このほか、急激に進行する円高について、安倍総理は「動向を注意深くよく見て必要に応じて対応したい」と述べ、今後の為替介入の可能性も示唆しました。
あす行われる日露首脳会談については「日本とロシアは最も可能性を秘めた二国間関係である」と表現し、北方領土問題の前進に期待を寄せました。その上で「北方領土問題は首脳間のやり取りなくしては解決しない。直接話し合い粘り強く取り組んでいく。互いに協力を深めることも重要だ」と述べ、
さらなる経済協力の可能性を示唆しました。サミットを前に、現在サミットから外れているロシアをあえて訪れることからも、世界経済への対応と同じ位かそれ以上に、北方領土問題への安倍総理の強い意欲が伺えます。
米大統領選 共和党はトランプ氏の指名確定
佳境を迎えるアメリカ大統領選挙の候補者指名争いで共和党のケーシック氏が撤退を表明しました。これで共和党の大統領候補者はトランプ氏に決まりました。これでトランプ氏の型破りの言動に変化はあるのでしょうか。
《内田広大記者の報告》
いえ、大統領候補になることが確定した後のトランプ氏が過激な主張を曲げる気配はありません。トランプ氏は4日、CNNテレビのインタビューで、大統領に就任すれば安全保障条約に基づいてアメリカが日本の防衛のために支出している国防費を全額負担するよう日本に要求する考えを表明しました。応じなければアメリカ軍を撤収すると強調しました。またイスラム教徒の入国を一時的に禁止すると改めて主張しました。アメリカに住むイスラム教徒は警戒感を強めています。
11月の本選挙はトランプ氏と民主党のクリントン氏が対決する構図です。トランプ氏は今のところ、支持率で6ポイントほどリードされています。特に女性からの支持が少ないため、副大統領候補に女性を起用する可能性があると報じられています。それでも共和党内に反トランプの動きが強いことから、トランプ氏が勝つのは簡単ではなさそうです。ただトランプ氏に強いアメリカの復活を期待する人々も多く、トランプ大統領が誕生する可能性も否定できません。
プロ野球で“稼ぐ”時代に!
プロ野球球団が新たな投資やアイデアでファンを呼び込んでいます。かつて身売り説が何度も浮上した埼玉西武ライオンズは、球場への投資や家族連れを中心とした集客策で観客数が増加しています。稼ぐ球団として一歩先をいくのが福岡ソフトバンクホークスです。毎年のようにスタジアムのシートを改修し、観客の満足度を高めています。また「タカガールデー」を設け、女性ファンの獲得にも力を入れています。観客数の増加により単体で黒字体質を確立したホークスは、今年、60億円を投資して2軍の大型施設を作りました。球団社長の後藤芳光氏は「一人一人を獲得する補強よりも生え抜きの選手が頑張れる施設を作ることが一番の補強策」と話します。
【プロ野球で“稼ぐ”時代に!】
今日は5月5日はこどもの日。全国各地の観光地が親子連れで賑わった。今、人気を取り戻しているプロ野球。観客数はここ数年順調に伸びていて、去年は2400万人を超えた。かつては親会社の広告塔の役割が非常に色濃くて、一部の人気チームを除いて赤字体質の球団が多数を占めていたが、近年は経営努力で黒字基調の球団が増えている。新たな投資、アイデアでファンを呼び込んでいる。
【プロ野球を“稼ぐビジネス”に・西武・親子つかむ座敷・遊園地】
埼玉県所沢市の西武プリンスドーム。今日、プロ野球・埼玉西武ライオンズの試合に3万人以上の観客が集まった。目立つのは親子連れの姿だ。球場の隣にはまるで遊園地のようなアトラクションの数々がある。「おどろき体験テーマパークUGOKAS(ウゴカス)」(8日まで)など、ゴールデンウイークのイベントとしてはこれまでで最大規模だ。野球観戦以外でも子供が楽しめる仕掛けだ。球場の中にも、昨シーズンから導入した座敷タイプのボックス席(ふらっとリビング、定員6人、1万8000円)など、親子連れに優しい仕掛けがある。子供やお年寄りと一緒に三世代で感染するファンが目立つ。さらに今年、新たにオープンしたのがビアバーBRICKS。米国のモルソンクアーズ社と提携して海外のビールなどを提供する。試合終了後には、ベースランニング体験など、本拠地で開催する試合のほとんどでグラウンドに降りられるイベントを開催している。かつては集客に苦しみ球団の身売り説が何度も浮上した西武ライオンズ。しかし球場への投資や親子連れを中心にした集客策で観客数が増加(出所・日本野球機構)。赤字体質だった球団は5年連続で営業黒字となっている。さらに4月には台湾デーを開催。外国人客を呼び込むだけでなく、野球が盛んなアジアで西武グループの認知度を高める狙いもあるという。
《埼玉西武ライオンズ/関洋二専務》
「西武ホールディングスの重点施策で、インバウンドがあるので、ライオンズとしても取り組んでいる。例えば4月24日には台湾デーを行った。収益の責任を持って会社として黒字化するという強い決意と取り組みをした。様々な取り組みが形になって(球団が)黒字化できている。」
【プロ野球を“稼ぐビジネス”に・ソフトバンク・女性ファンで客席がピンクに染まる】
稼ぐ球団経営で一歩先を行くのが福岡ソフトバンクホークスである。2012年に不動産投資会社から球場を買収すると、その後は毎年の様に施設を充実させている(ヤフオク!ドーム)。今年の目玉はスポーツカーなどのシートとして世界的に知られるレカロの観客席(RECAROスタジアムシート、6000~8000円、対戦によって異なる)。そして球場に人を呼び込む仕掛けは施設以外でも工夫している。「タカガールデー」は女性ファンを増やす為に2006年に女子高生デーとしてスタートした。一昨年2014年からは全ての女性を対象にピンクのユニフォームをプレゼントしている。普段はチームカラーの黄色が目立つ観客席だが、「タカガールデー」にはピンク一色に染まり、ドーム全体が黄色い歓声に包まれる。普段の試合と比べて来場者も増え、去年は3万8500人になり、その内7割以上の2万8000人が女性だった。
こうした取り組みが観客動員数の増加に繋がり、去年はパリーグで初めて250万人を突破(出所・日本野球機構)。ホークスは2015年2月期に28億円の最終黒字を確保し、球界屈指の高収益体質となった。
ただソフトバンクグループの財務の司令塔でもある後藤芳光社長は「利益を上げる事が目的ではない」という。
《ホークス/後藤芳光社長》
「子会社の立場では連結グループに対する利益の貢献に見られるかもしれないが、本社の立場からソフトバンクホークスに求めるのは、利益貢献ではなく企業価値に対する貢献である。そこに力点を置いているからこそ、我々は最終利益は意識せずに常に強くて面白いゲームができるチーム作りを目指すことができる。」
【プロ野球を“稼ぐビジネス”に・ソフトバンク・2軍施設に60億円を投資】
目指すは常に強いチーム作り。それを形にしたのが今年オープンしたホークスベースボールパーク筑後。2軍同士の試合でも今年から観戦料(大人900円)を取っている。観戦料を取るために施設にもこだわった。例えばメインスタンドのシートはヤフオク!ドームと同じ「<みずほ>プレミアムシート」。また外野席には人気の高いグループシート(最大5人まで)を設けた。球場の横には国内最大の屋内練習場も完備し、2軍の施設に60億円も投資した。
《後藤芳光社長》
「生え抜きの選手が頑張れる施設をつくれば、もっといいチームが作れるかもしれない。一人一人とってくる補強よりも筑後スタジアムをつくる事が一番の補強策になる。」
親会社に頼らず独自で稼いでチームを強くする。それがこれからのプロ野球をビジネスとして大きく成長させる原動力なのかもしれない。
Uターンラッシュがピーク
ゴールデンウイークも残りわずか。各地でUターンラッシュがピークを迎えました。国内の空の便は、羽田や大阪に向かう便のほとんどが満席になりました。また、鉄道では一部の新幹線で自由席の乗車率が130パーセントに達しました。一方、高速道路の上り線は現在、首都高速道路をはじめおおむね順調に流れていますが、午後11時の時点で、中央自動車道小仏トンネル付近を先頭に13キロの渋滞となっています。
タカタ製エアバッグ 最大4,000万個追加リコール
タカタ製エアバッグの欠陥問題で、アメリカのNHTSA=運輸省道路交通安全局は4日、タカタが最大4,000万個のガス発生装置の追加リコールに合意したと発表しました。リスクの高さに応じ、今月から2019年12月末にかけて順次リコールします。NHTSAは「アメリカで最大かつ最も複雑なリコール」としています。これにより、世界でのリコール対象は1億個規模に増える見通しです。
北朝鮮・あす36年ぶりの労働党大会
北朝鮮はあすから36年ぶりとなり労働大会が開催されます。平壌市内では国旗を振り更新するなど祝賀ムードを盛り上げています。朝鮮労働党大会では核開発や経済改革に関する方針を示すほか、党幹部人事も行われる見通しです。権力の継承から4年経った金正恩第一書記は統治体制確立を内外に誇示すると見られます。
1万人の子どもがプログラミング
こどもの日のきょう、小学生を対象にしたプログラミングの体験イベントが都内で開かれました。国内でプログラミング教育を推進する団体が主催した今回のイベント。真剣な表情でパソコンの画面に向かっているのは小学生です。体験しているのはゲームのように見えますが、実はプログラミングの入門ソフトで、細かい指示を入力してキャラクターを動かしています。東京の会場を中心に全国の70会場と連携し、参加人数はおよそ1万人にのぼりました。主催者は「これからはすべての産業がITの力で伸びていく時代になる。プログラミングに早い段階から触れることで、よりネーティブに学習できる」と話します。
■【トレたまinイギリス】地上を走るドローン
エストニアのスターシップテクノロジーズはGPSを内蔵し、自動運転で登録された目的地まで行ける新しいタイプの“ドローン”を開発しました。最高速度は時速6キロメートルほどで、10センチ程度の段差を乗り越えることができ、10キログラムまでの重さを運ぶことができます。また走行中は荷物が盗まれないように設置した9個のカメラで映像を録画しているほか、内蔵したセンサーで200メートル先の障害物を検知し、ぶつからないよう自動で停止します。輸送コストは1回あたり日本円で100円から200円程度で、物流会社などとリース契約を結び事業を拡大させる方針です。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます