貧者の一灯 ブログ

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妄想劇場・森羅万象

2021年03月12日 | 流れ雲のブログ

















その壁紙は、ママが見たときのまま残っている
まわりに枠だけの額縁が吊るされて
ママにとっての、みんなにとっての思い出の品
ときどき足を止めて眺める、壁の落書き

壁の落書き

『こころのチキンスープ 16』だれもが奇跡にめぐり逢う
【 ジャック・キャンフィールド & マーク・V・ハンセン、
ダイヤモンド社 】

くたくたママが店から戻り 買い物袋をかかえてキッチン
へ入った

待っていたのは8歳の息子 弟がやったいたずらを、
しゃべりたくてうずうずしてた

「ぼくは外で遊んでて、パパは電話中だったんだ
そしたらあいつがクレヨンで、壁に落書きしちゃった
ママが書斎に張ったばかりの新しい壁紙にだよ

そんなことしたらママが怒るぞって言っといたよ」

ママはうめきをもらして眉を寄せた「あの子、いまどこ?」
ママは荷物を下ろして決然とした足取りで 末っ子が
隠れたクローゼット目指して歩いて行った

部屋に入ったママは、名字をつけて名前を呼んだ
その意味がわかった末っ子は、恐ろしさに震えあがった

それからの10分間、ママはわめき、怒鳴りちらした
あの壁紙は高かったのよ、せっかくお金を貯めて
買ったのに

元通りにするのはたいへんなんだから
なんてことしてくれたの、いたずらにもほどがあるわ
叱れば叱るほど、腹の虫がおさまらない
ママはすっかり取り乱し、部屋から大またで出て行った

惨状を確かめようと、おそるおそる書斎に向かったママ
壁を見たとたん、目に涙があふれた・・・

読んだメッセージがダーツのように心を貫いた
ハートで囲まれた「ママ、大好き」

その壁紙は、ママが見たときのまま残っている
まわりに枠だけの額縁が吊るされて
ママにとっての、みんなにとっての思い出の品
ときどき足を止めて眺める、壁の落書き・・・















質問とは99パーセント否定からきています。
質問という形をとって否定をしているということ。

「なんでこんなに雨が続くのだろう」と、質問の形をとって
雨が気に入らないって言っています。

「なんでこんなに日照りが続くのだろう」と,日照り続きが気に
入らないと言っているのです。

あるとき、60歳前後の女性が質問をしました。
話し始めて40秒ほど経った頃に、私は言いました。

「あなたは相談の形をとっているけれども、今言っている
ことは、不平、不満、泣き言、悪口、文句ですよ」と。

その女性の話とは・・・

大きな商業ビルの中に、その女性はお店を持っていた
そうです。 ビルが全面改装をすることになり、次に彼女
に与えられた場所は端の所でした。

お客さんが全然こなくなり、売り上げも上がらない。
どうしたらいいだろうか、という質問でした。

その女性は、立地条件が悪くなったのでお客が来なく
なったと言いましたが、そのお店には、これまでお客さん
はついてなかったのでしょうか?

私はこのように言いました。
「今まで人の流れのいいところにいて、店の売上は確保
できていたけれど、は売り上げが悪くなったということを、
100人以上の人に言いましたか?」

「はい、言いました」
「公言して回った人たちは、その後、お店に来ていますか?」
「いえ、来ていません」
「そうでしょうね。それを聞いた人は、みんな来なくなります
よね」

つまり、私はついてません、見放されています、愛されて
いない人間です、と百人以上の人に公言したということ。

彼女の話を聞いて、この人のお店に好意は持たないでしょう。
反対に、私はついてるんです、多くの人からも応援して
もらっているのですよ、と言うとそれを聞いた人は、
「この人のそばにいたら何かいいことがありそう」
と思います。

その人がいつもニコニコして、「なんの努力もせず、
みなさんのお陰でここまでやってこれました」と言っていたら、
その商業ビルの責任者は、「そんなに運がいい人なら、
一等地に据(す)えようか」と思ったかもしれません。

今までその女性は商売を続けることができ、暮らして
これました。 それにもかかわらず、その人の口から出る
言葉は、すべて「気に入らない」ということでした。

恵まれた環境にいるのに、気に入らない一つを挙げて、
「これをなんとかしてくれ」と文句を言っているのです。

私たちは、自分がどれほどついているかということに、
気がついたほうがいいようです。 自分がどれだけラッキー
でついているかと言っていると、まわりの状況や人間関係
が一変していきます。

不平不満や愚痴、文句を言っている人で魅力的な人
はいない。 ものごとを否定から入っている人だ。

否定的な人は、 不機嫌だったり、怒りっぽそうな顔だったり、
愚痴ぽい顔だったり、つまり、気軽になにかものを頼める
ような雰囲気ではないという、「頼みにくい顔」になっている。

反対に、嬉しい、楽しい、幸せ、大好き、ありがとう、
ついているという肯定的な言葉をつねに言っている人は
魅力的な人だ。 ものごとを肯定から入る人だからです。

肯定的な人は、肯定的な顔をしている。 明るくて、楽しくて、
愉快で、笑顔があふれている顔だ。 そして、頼まれやすい
顔になっている。

頼まれやすい顔の人には、運がやってくる。
人は、肯定的な人と一緒にいたいと思う。 不

機嫌をまき散らすような、否定的な人のまわりからは人は
離れていく。 どんなときも、肯定的な人でありたい。 ・・・







知的障碍のある長男の誕生、 夫の死、そしてご自身の大病。

度重なる試練に見舞われ、 悲しみのどん底に沈んだ岸田
ひろ実さん。 そんな岸田さんを救った 娘さんの言葉。

ある日、娘が車椅子を押して私を 街に買い物に連れ出して
くれたんです。

目的の店はすぐ目の前なのに車椅子では遠回りしないと
行けないというようなことがいかに多いかを、この時の外出
で初めて実感しました。

それともう一つは人の目線ですね。 どこに行っても「うわぁ、
かわいそう」 といった目で見られてしまう……。

「車椅子で何とかなると言ったって、 何ともならないじゃない」
という感情がワッと込み上げて、 一所懸命に頑張ってきた
ものが音を立てて崩れるようでした。

それが本当に辛くてレストランに入った時、 「もう無理」と
思って初めて娘の前で泣きました。

「こんな状態で生きていくなんて無理だし、 母親として、
してあげられることは何もない。  

お願いだから、私が死んでも許して」って。
娘は?「泣いているだろうな、死なないでって言われるん
やろうな」 と思ってふと見たら普通にパスタを食べていました。

そして「知ってる、知ってる。  
死にたいんやったらいいよ。  
一緒に死んであげてもいいよ」と言ったんです。

続けて「でも、逆を考えて。もし私が車椅子になったら、  
ママは私のことが嫌いになる?面倒くさいと思う?」
と聞きました。

「思わないよ」
「それと一緒。旅行に行きたかったら行けばいいし、  
歩けないなら私が手伝ってあげる。  

二億パーセント大丈夫だから私の言うことを信じて、  
もう少しだけ頑張ってみようか」と言ってくれたんです。

私の生き方や考え方が大きく変わったのはそれからです。  
・・・








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