バス会社でバスを運行する前に、車両の日常点検をして運行管理者の点呼を受けなければなりません。
その際、車両を使用して運行をする可否を判断するのが整備管理者という資格者です。
運行管理者が乗務員が運行できるかを判断するのに対し、整備管理者は車両が運行に耐えうるか判断を行います。
通常、運行管理者が整備管理者「補」として、車両の運行に関する補佐を行います。
整備管理者は、1級、2級、3級整備士の資格の何れかを持つ者か、2年以上整備管理者「補」を経験した者で、指定された研修を受講した者がなることができます。
基本的には運行管理者になると、同時に会社が整備管理者補としても登録します。
運行管理者の業務の中には、車両管理業務があり、その際に整備士の指導のもと簡単な整備も行います。
そんなこんなで、2年経過後に指定の研修を受けて晴れて整備管理者の資格を取得するのが一般的です。
なかには、上記の整備の経験を1年行い、3級整備士を受験する方もいます。
但し、整備士の資格を取りたい場合、会社の整備士に付いて整備する時間は多めになると聞きますので、詳しいことは、会社に確認ください。
さて、運転士上がりの運行管理者の方が、何故か2年で再度運転士を希望することがしばしばあります。
運行管理者の仕事は、運転士と会社の板挟みになる仕事で、それぞれのストレスを請負ことも仕事の一つです。
おそらく、「整備管理者資格を取得するまで我慢しているのでは?」と、下衆の勘繰りをしてしまうのは私だけでしょうか?