しん健堂

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肥満と慢性炎症

2023-11-09 09:26:00 | 症例
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《慢性炎症を起こしやすいのは内臓脂肪型》



アトピー性皮膚炎や花粉症も含めて、様々な病気の元になっている慢性炎症ですが、慢性炎症を引き起こす原因の一つが肥満です。過食や運動不足で脂肪が燃えない生活をしている人ほど慢性炎症は起こりやすいです。

一口に肥満と言っても、皮下脂肪が多いタイプと内臓脂肪が多いタイプがあります。慢性炎症が起こりやすいのは内臓脂肪が多いタイプです。

三大栄養素と言われる糖質、タンパク質、脂質の全てが、食べ過ぎて余ると脂肪細胞に取り込まれて中性脂肪として蓄えられます。この細胞は白色脂肪細胞と呼ばれていて、白くて丸い形をした細胞です。

白色脂肪細胞は細胞内に脂肪滴という油のかたまりを持っていて、脂肪を取り込むと、その脂肪滴がどんどん膨らんでいきます。いっぱいに膨らむと体積は約2.2倍ほどに膨らみます。この白色脂肪細胞は体のいたるところにあります。その数は250〜300億個ほどです。

白色脂肪細胞が多く見られる場所は、下腹部、お尻、太もも、二の腕、背中、内臓まわりなどです。つまり白色脂肪細胞がたくさんある所は太りやすいところです。

白色脂肪細胞がパンパンになって、それ以上溜め込めなくなると、新しい脂肪細胞が作られて脂肪を溜め込んでいきます。つまり脂肪細胞が増える訳です。太っている人の白色脂肪細胞は800億個にもなると言われています。

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