血管から出るホルモンの秘密

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《そのホルモンが血栓を溶かす》

血管からはｔ－ＰＡ（ティッシュプラスミノーゲンアクチベーター）というホルモンが出ています。

このホルモンが血栓を溶かすのですが、その仕組みを簡単に説明します。

血管が傷つくと、その傷を塞ぐために血小板が集まって来て傷口を塞ぎます。

ところが、それだけだと血流で血小板が流されてまた傷口が開口してしまうので、集まった血小板に網のようなものをかけて流れないようにします。

この網のようなものをフィブリンと言います。

血小板とフィブリンの連携プレーで傷口は塞がるのですが、それが血栓の元になり血管を詰まらせて行きます。

しかし、血管からはそのフィブリンを溶かすｔ－ＰＡというホルモンが出ているので傷口が塞がったあとフィブリンは溶かされて通常の血管に戻る仕組みになっています。

しかし、血管が硬く脆くなってしまうと傷がつきやすくなると同時にフィブリンを溶かすｔ－ＰＡも出にくくなるので、血栓が出来やすくなり脳梗塞や心筋梗塞になりやすくなるという仕組みです。

その予防のためにオメガ３はとても有効な栄養です。

オメガ３には細胞膜を柔らかくする働きがあります。

血管や赤血球の細胞膜を柔らかくすることで、血管が傷つきにくくなると同時に、柔らかく若々しい血管からはｔ－ＰＡもしっかり出て血栓を詰まりにくくしてくれます。

そのオメガ３の中でも最良のものがクリルオイルだと思っています。

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