しん健堂

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副腎から出る戦闘ホルモン

2023-12-03 10:11:00 | ラクトファイバーB
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《神経細胞を興奮させるカテコールアミン》



副腎には副腎皮質と副腎髄質があり、生産されるホルモンは異なります。副腎髄質からは「戦うホルモン」のアドレナリンが生産・分泌されます。興奮した時に血圧を上げるホルモンです。因みに副腎は英語で「アドレナル・グランド」(アドレナリンの分泌腺)という意味です。

アドレナリンには、血糖値を高める作用もあり、インスリンと拮抗しながら、血糖値の調節を行います。副腎髄質からは他にノルアドレナリンという、激しい感情やスポーツ、過酷な肉体作業をして、体が急激なストレスを感じた時に放出されるホルモンもあります。

アドレナリンとノルアドレナリンは、危機的状況に陥った時など、急激なストレスがかかる時に共に働きます。気道を広げ血管を拡張させ毛細血管まで血をたぎらせ、筋肉と脳に血液を集中させて戦闘モードにします。

快楽を与える「報酬系ホルモン」としてよく知られているドーパミンも副腎髄質で作られます。アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンはどれも神経細胞の興奮を引き起こします。総称してカテコールアミンと呼ばれています。

アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンによる興奮状態を抑制して気分や意欲を安定させるブレーキ役がセロトニンというホルモンです。うつ病に対しては、これらの不足しているホルモンの量を増やします。

セロトニンは脳や腸で作られますが、アドレナリン、ノルアドレナリン、ドーパミンは副腎で作られます。うつ病に対して、副腎や腸を元気にすることはとても大切な要素になります。

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