サポート隊の日々

サポート隊員hidekoの雑記帳

またまた切ってみました

2008-03-24 23:52:00 | ●雪板の切断面
実際の構造がどうなっているか
 いつでも興味津々な 隊長!

重傷の補修をいろいろやってると
  内部を見て『??  』と思う事も・・・



手元にあった某メーカーのスキーはこんな風・・
 

 サイドウォールが意外に厚い


 


サイド面から見える
 エッジの厚み=ソール素材の厚み
  と思っている方が意外と多いですが、



 ソール素材の厚みは半分ですからね。

 エッジ際のソール素材を剥がして見るとよく判りますよね。
 蛇腹のエッジモールは接着剤でガードされている為ピカピカ!!



真新しいソール素材を計ってみると約1mmです。
これをチューンナップで研磨しているんです。
 厚みを大事にしたいですね。


ソールの汚れを綺麗に取りきるのはいい事ですが、
 でも染み込んだ汚れなど綺麗に取りきる事を
  重視すればするほど一気に研磨量が増えます。
   同時にエッジも研磨され薄くなります。

(ソール素材とエッジを一皮剥き出すだけで
  滑走性はアップします。ワックスの浸透力もアップ)

チューンナップする事で快適滑走を復活させる
 事ができるため、その回数を少しでも多く
  できるように一気に研磨量を増やさず、
   ソールに研磨余力(厚み)を残す事は
    とても重要です。

 エッジモールの蛇腹模様がソールに浮き上がっている板に
  時々遭遇しますが、その状態は研磨の危険信号です。

またストラクチャーのパターンにお拘り過ぎると
 研磨量も多くなる為チューンナップ回数が少ない割には
  危険信号が早く現れます。

   要注意!!

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★ストラクチャーについて

パターンを強調し視覚的効果でアピールした
 ストラクチャーは、一回の研磨数がとても多い。
  タイヤで言えば、『ラジアルタイヤ』を装着するようなもの。
 
スキーやボードは滑り降りる道具ですから、
 溝の浅い夏タイヤ程度の方が滑ります


 当店のストラクチャーは、そういう考え方から
 パターンは浅め加工です。
 チューンナップ回数を増やせるように一回の研磨数は
 出来るだけ抑えて『研磨余力を残す』を基本に
 仕上げてます。



傷んだエッジとソールを研磨して新しい面を出し、
 ワックスの浸透性を高め、いつでもチューンナップしながら
  快適な滑走を楽しめるように・・・

 
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  kirakirakirakira本日の雪板fresh kirakirakirakira

  right     
    break【チューン前】       kirakira【チューン後】kirakira





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