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■血糖値を下げるには3度の食事よりこれが大事…糖尿病専門医が真っ先に見直しを命じる食べ物と飲み物の種類
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■血糖値を下げるには3度の食事よりこれが大事…糖尿病専門医が真っ先に見直しを命じる食べ物と飲み物の種類
さまざまな合併症を引き起こす糖尿病。予防するにはどうすればいいか。鳥取大学病院内分泌代謝内科で糖尿病専門医の大倉 毅医師は「食事に気をつけるのも大事だが、その前に取り組むべきことがある」という――。
※本稿は、鳥取大学医学部附属病院広報誌『カニジル 18杯目』の一部を再編集したものです。
■糖尿病増加の背景にライフスタイルの変化
糖尿病患者が著しく増えている。
「日本人のだいたい5人に1人が、糖尿病かその予備軍だと考えられています。成人も子どもも含めての話なので、成人だけに限れば4人に1人。
糖尿病有病率の変化と見事に比例しているのが、コンビニの店舗数、外食産業の市場規模、一人世帯の割合、そして自動車保有台数などの増加。24時間365日、いつでも好きなものを食べて飲めるようになったこと、そして運動不足が原因だと思われます」
糖尿病増加の背景にはライフスタイルの変化があると指摘するのは、とりだい病院内分泌代謝内科の医師であり、糖尿病専門医の資格を持つ大倉 毅だ。
厚生労働省が2019年に行なった調査によると、糖尿病患者が1000万人、予備軍を含めると2000万人と推計している。この数字は年間15万人ペースで増えており、今も継続していると思われる。
そもそも、「糖尿病」とは何か――。
インスリンという膵臓でつくられるホルモンがある。私たちの身体は僅かな血糖値の変動を察知すると、膵臓からインスリンを分泌して血糖値を一定に保っている。
糖尿病とは、インスリン不足、あるいはインスリンに対して身体の反応が鈍くなる「インスリン抵抗性」が原因で起こる。
■「し・め・じ」が糖尿病の3大合併症
血液中のブドウ糖濃度が高くなると、血管内に水が引き込まれる。それが大量の尿として身体から排泄される。体内から水分がなくなるため、異常に喉が渇く――。
過剰となったブドウ糖が尿として排泄されるため、日本では長く糖尿病と呼ばれてきた。
「私たちが食べた物は胃で消化されるとブドウ糖という小さな粒になり、小腸から吸収されて血管に入ります。そしてこのブドウ糖が、筋肉などでエネルギーとして利用、あるいは脂肪に取り込まれて身体に蓄えられる。血液中に含まれるブドウ糖の濃度を血糖値と言い、インスリンの分泌でコントロールされています」
糖尿病にはいくつかタイプがある。よく知られているのが、1型糖尿病と2型糖尿病である。生活習慣病であり、糖尿病の9割を占めるのが2型である。2型糖尿病は遺伝的な要因、食べ過ぎや運動不足などの環境要因で起きる。
1型糖尿病は、自分の細胞に対する免疫反応(自己免疫)が過剰になって、膵臓でインスリンの合成と分泌を行うβ細胞を破壊、その結果としてインスリン分泌不全と高血糖症が引き起こされる。
「最近は検査の質が向上したことによって、2型の患者さんとして治療されていた方の中に平均して1割ほど、1型の方が含まれていることが分かってきました。1型と2型では治療方法が違うので、そういう方を注意深く見つけていくことが必要です」
糖尿病は、治療をせずに放っておくと、合併症を起こしてしまう。神経障害、網膜症(眼)、腎症の3つを糖尿病の3大合併症と言い、その順番で起こることから「し・め・じ」と覚えることができる。失明の原因の第3位は糖尿病である。
その他、足の組織が腐ってしまう壊疽、脳卒中や狭心症の発作、がんや認知症などのリスクが増加することもある。糖尿病に罹患すると平均寿命は5年から10年短くなると言われている。
「尿糖が出ても糖尿病ではない病気の方もいますし、〈尿〉の付く病名のイメージが悪いとも言われています。そのため糖尿病の英語表記をカタカナにした『ダイアベティス』への改名が検討されています」
■摂取のし過ぎに注意が必要な飲料の種類
糖尿病の基本的な治療は食事療法と運動療法である。過食、運動不足などの生活習慣を改善して血糖値をコントロールする。食事療法のポイントは、腹8分目を目安に、食品の種類を多く(1日30種類以上)、あぶら分は控えめにして1日3食をきちんと取る。
「患者さんの中には、食事には気をつけているのになかなか血糖値がよくならない方がおられます。よくよくお話を伺うと、間食やジュース等を摂取していることが多いんです。食事に気をつけるのも大事ですが、その前に間食やジュース類を減らすのが一番大切です」
健康によさそうなイメージのある野菜ジュース、栄養ドリンク、スポーツドリンク、乳酸菌飲料などにも多量の糖分が含まれている。お菓子や果物、調味料などの取りすぎにも注意が必要だ。
「糖分だけではなく、炭水化物や脂質(油)の取りすぎも控えなくてはいけません。特に気をつけた方がいいのは、極端な炭水化物制限。短期的には間違いなく血糖値が下がり、痩せます。
しかし、長期的にやると死亡率は上がるというデータがあります。ご飯や麺類を減らしたかわりに肉の量が増えるので、血糖値は下がっても大腸がんに罹患する可能性が高くなる」
食事と運動で目標の血糖値を達成できない場合、薬物療法を行うことになる。
■1型糖尿病の患者にはインスリン注射が必要
糖尿病の治療薬にはいくつか種類があり、一人ひとりの症状に適したものを選択して使用する。中でも比較的新しい薬である「GLP-1受容体作動薬」はインスリン分泌を促進し、高い血糖値改善効果がある。
「GLP-1受容体作動薬は痩せる効果が強いので、最近まで美容目的のダイエット薬としても出回っていました。専門医の指導のもとで適切に使用しないと副作用の懸念があるため、健康被害が社会問題になっています。現在は処方が規制されているものもありますが、ネットなどで入手して安易に使用するのは非常に危険」
薬物療法で十分な改善が見られないとき、あるいは1型糖尿病の患者にはインスリン注射が必要になる。
毎食前と寝る前に、患者自身で毎日4回ほどインスリンの皮下注射を打つ。最新のインスリンポンプという医療機器では、装着したセンサーで血糖値を測り、必要な量のインスリンを自動で調整してくれる機種も出ている。問題は高額なため導入できる人が限られる場合もあることだ。
「初期は自覚症状に乏しいのが糖尿病の特徴です。血糖値が上がっていても、ほとんどの場合は無症状。糖尿病は早期発見、治療をすれば、必ずよくなる病気です。定期健診を受けて、早めに治療を開始することが大事」
数値の目安は血糖値と、過去1?2カ月間の血糖値の平均を示すヘモグロビンA1c(HbA1c)という値である。
■健康診断では見つかりにくい「かくれ糖尿病」を発見する検査
また、健康診断では見つかりにくい「かくれ糖尿病」(食後高血糖)を発見するためには、ブドウ糖負荷試験がある。
これはブドウ糖を溶かした飲料を飲んで、その直後の血糖値の変動を測定して診断する。日本人は遺伝的にインスリン分泌が少ない人が多いため、早期発見にはこの検査は非常に有効だ。
しかし、こうした検査の受診には専門医の知見が必須だ。
「もし検査で血糖値に異常が見つかったときは、症状がないから大丈夫と自己判断をしないで、早めに糖尿病専門医を受診していただきたい」
糖尿病になったとしても、合併症が出るまでには5年から10年。自分の体の状態を正確に知り、軽いうちから治療を開始することで、病気の進行を抑えて合併症を予防することができるのだ。
【元記事】
https://finance.yahoo.co.jp/news/detail/397ccb869cd08727f9438cba683444520d34004e
●「平和のための1分間瞑想」
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●日本ラエリアン・ムーブメント
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●無限堂出版
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