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ラエリアン・ムーブメント
未来を恐れない人々へ : http://www.rael.org
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■歩かない人は脳も免疫力も衰える…いつまでも健康にいるために「薬を飲む」よりも大事なこと
「現在の医療は薬の処方が中心ですが、本来の医療の基本は、歩行習慣を身につけることと、きちんと栄養をとること。生活習慣病もがんも認知症も、根っこは同じなのです……」
著書『歩く人はボケない』を上梓した医学博士の長尾和宏氏が、いつまでも健康でいるためにもっとも大事なことを教える。
・「歩かない人」は脳も免疫力も衰える?
コロナ禍の自粛を経て、歩かない人が増えました。普段あまり歩かなくなった人は、筋力が低下するだけでなく、認知機能も低下しやすくなります。軽度の有酸素運動の一つであるこまめな歩行は地味ですが、脳の認知機能をはじめとしてさまざまな機能を維持するために必須です。
筋肉に命令を出すのは脳です。また、歩行時の状況判断にはさまざまな認知機能が必要です。家から外に出て歩くときには、すれ違う他の歩行者をよけ、自転車をよけ、自動車に気をつけながら歩かなければなりません。信号や路面状況を見て、さまざまな判断をしています。
脳の中では常に多くの情報処理が行なわれているのです。外を歩くだけでも実に多くの脳の機能を使っています。
筋肉を使わないと筋肉が衰えていくのと同じで、脳を使わなければ、認知機能は衰えていきます。家の中にいてテレビを観ているだけでは脳をあまり使いません。家の中に閉じこもっていて出歩かない人は、認知機能の低下が進んで、MCI(認知症予備群)や認知症につながってしまう可能性があります。
歩く習慣のない人は、筋力や認知機能が低下するだけでなく、免疫力(抵抗力)も低下します。歩かないと、外部から入ってきた細菌やウイルスに対する免疫力も低下してしまうのです。
誰もがもともと体に備わっている基本的な自然免疫が低下して、感染症だけでなくがんや認知症などあらゆる領域の病気になる可能性が高まります。
歩行習慣は健康状態に大きく影響しますので、歩行状況について確認することは、健康状態を判断するのにとても役立ちます。
ですから、私は、初診の患者さんにはまず日常生活でどのくらい歩いているかを根掘り葉掘り聞いていました。一通り話を聞いたら、診察室を歩いてもらいます。診察室は、通常、3メートル×5メートルくらいの広さです。
「ファッションモデルのように、モデルさん歩きしてください」
「背筋を伸ばしてかっこよく歩いてみてください」
「あなたの一番かっこいいと思う歩き方をしてください」
などとお願いすると、患者さんは照れながらも歩いてくれます。
ところが、自分では一番かっこいい歩き方をしているつもりでも、客観的には不安定でヨボヨボという人がたくさんいます。私が大切にしている「歩行診断」の一つです。
街中のショーウィンドウに映る姿を見て、「向こうにヨボヨボの人が歩いているな」と思って、よく見てみると自分自身だったりします(笑)。それと同じような感じです。
実は自分の歩く姿をよく知らない人が大半で、自分がフレイル(筋肉量が減少して、筋力が低下し、体全体が不安定になっている状態)になっていてもその自覚がない人が大半です。さらにフレイルという言葉そのものを知らない人もたくさんいます。
・「フレイル」が中年期から始まる人も
フレイルは中年期から始まっています。男性でも女性でも、あまり歩かない人は、40代、50代からフレイルかそれに近い状態になっています。
歩行を一見しただけで、フレイルかどうかがほぼわかります。あるいは太ももの前側の大腿四頭筋を見てフレイルを疑います。衣服の上からでも「あ、細いな」「フレイルだな」「この人、歩いていないだろうな」と診察を進めます。
フレイルがあると他の病気を合併しやすくなります。歩かない人ほど病気になりやすいというのは、何千人も診察してきた私の経験に基づく結論です。
診察室で患者さんに診察の度に「モデルさん歩き」をしてもらう医者なんて、もしかしたら、私だけでしょうか(笑)。
モデルさん歩きについてもう少し詳しくお話ししましょう。背筋を伸ばして、身長が一番高い状態にして歩くことです。人間は、身長計に乗ると背筋を伸ばして最大限に高い身長にしようとしますが、そのときと同じくらい背筋を伸ばした姿勢を保ちながら歩くのがモデル歩きです。
患者さんの髪の毛を少し引っ張って上げて、ピアノ線で上から引っ張られているようなイメージを作ってもらいます。そうすると、頸椎、胸椎、腰椎の間の椎間板がストレッチされます。
「この身長の高さのままで、できるだけ大股で、モデルさんのように歩いてみてください」と言うと、みなさん照れくさそうにしながらも、やってくれます。
しかし、歩き始めると、右足を出したときに右手が前に出て、そろってしまう人がけっこういます。歩き方を意識しすぎて、手と足の動きが不自然になって、ロボットのような動きになってしまう人も。
しばらく歩いてもらい、モデルさんのように歩けるようになったら、診察室の端まで歩いて、そこでターンをしてもらいます。
ところが、「ターン!」と言うと、多くの人はよろけてしまいます。モデルさんのようにうまくターンができる人はほとんどいません。この「ターン」もポイントです。ターンの仕方で大脳と小脳の機能がすぐに想像できます。
モデルさん歩きの次は「今度は北朝鮮の兵隊さんみたいに歩いてください」と言います。北朝鮮の兵隊さんは、背筋を伸ばし手を大きく振り、足を高く上げて、かかとで着地します。こういった大袈裟な歩き方は、普段、歩く習慣のない人にはまずできません。
40代の人でも「モデルさん歩き」や「兵隊さん歩き」がまったくできない人がいます。話を聞いてみると、普段ほとんど歩いていない、歩く習慣のない人ばかりです。
正しく歩くことを習慣化すれば、筋力も高まり、認知機能や免疫機能を保てます。
・生活習慣病もがんも認知症も根っこは同じ
持病がいくつもある、と病気自慢する人がいます。それぞれの病気が独立しているわけではなく、必然的に重なり合い見事につながっています。
たとえば、腸と脳はお互いに影響を及ぼし合っていて「脳腸相関」と言われます。筋肉と脳も影響し合っています。ちなみに発生学的には腸のほうが脳よりも上位です。心臓と腎臓も連携しています。人間の臓器は、臓器間でコミュニケーションをとり合って、連携し協働しているのです。
各臓器が「危ないぞ」というメッセージを伝えたり、助け合ったりしながら、全体として協調しています。ですから、どこか一つの臓器が著しく不調になり、調和がとれなくなると、ドミノ倒しのように必ず他の臓器も連鎖的に悪くなります。
生活習慣病も、がんも、認知症も、何か一つの病気を発症すると、まるでドミノ倒しのようにいくつかの病気を合併することがよくあります。つまりどの病気も、根っこは同じということです。
根っことは生活習慣の偏りです。その原因は多くの場合、職場か家庭にあります。つまりストレスです。それを見抜いて是正のアドバイスをするのが医者の役割です。しかし、現代の医学・医療は過度に臓器別に専門分化されています。
同じ内科でも内分泌科に行って糖尿病を診てもらい、消化器内科に行って逆流性食道炎を診てもらったりします。さらに、整形外科に行って関節リウマチを診てもらい、腫瘍内科でがん診療を受けて、認知症の疑いがある場合は精神科で診てもらいます。
そもそも、ひとりの高齢者が診察券を5枚も10枚も持っていること自体がおかしいと考えます。主治医は誰ですか? と聞いてもわからない、という人が多くいます。しかし病気の根っこに手を打たないと、病気の予防や治療はできません。
・医療の基本は「栄養と歩行」だけでいい
人間の体は、「栄養」と「酸素」によってエネルギーを作り出しています。
タンパク質、脂質、炭水化物が三大栄養素ですが、「栄養素」を燃やすには「酸素」が必要です。細胞の中のミトコンドリアという部分で、食事から摂った「栄養素」を、呼吸から取り入れた「酸素」で燃やして、ATP(Adenosine Triphosphate:アデノシン三リン酸)と呼ばれるエネルギーに換えています。
人間が生きていくには、エネルギーを生み出す栄養と酸素が必要です。
栄養は、食事に気をつければ、三大栄養素をバランスよく摂ることができます。一方、大気中の約21%が酸素ですから、呼吸をすれば酸素は体内に入ってきます。酸素をたっぷりと取り入れるには、日中に外に出て、緑豊かな公園などを大きな呼吸をしながらゆったり歩くことです。マスクなど論外です。
本来、医療の基本は、栄養と歩行だけと言ってもいいくらいです。その二つで足りない場合にだけ、期間限定で最小限の薬が処方されるというのが大原則です。
しかし、現在の医療は、薬の処方が中心です。医療機関は専門分化されすぎているため、患者さんの中には10個の科にかかっていて、10人の主治医がいると自慢する人もいます。
それぞれの科に診療ガイドラインがありますので、ガイドラインに沿って薬が処方されます。数種類の薬ですめばまだいいほうで、時には20種類以上の薬が処方される多剤投薬になり、それが原因で新たな病気に苦しんでいる人もいます。
そういう患者さんたちに詳しく話を聞いてみると、一番肝心な歩行習慣がないという人が多くおられます。
私は、期間限定で薬を使うことはあったとしても、最終的には薬を飲まない状態を目指していくのが医者の役割だと思っています。「かなり良くなりましたので、あとは栄養と歩行だけでいいですよ」と言えるまで寄り添うのが医者の役割ではないか。
ですから、旧長尾クリニックでは、栄養面は栄養士さんの力も借りてアドバイスをしてもらい、私は主に歩行や睡眠について指導していました。
【元記事】
https://news.yahoo.co.jp/articles/34490ebb340db848c441f6a0f9faa8be8a4427f2
●「平和のための1分間瞑想」
https://www.raelianjapan.jp/1m4peace
●日本ラエリアン・ムーブメント
https://www.ufolove.jp
●無限堂出版
http://www.mugendo.co.jp/index.html
最後までお読みいただきありがとうございました。
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■歩かない人は脳も免疫力も衰える…いつまでも健康にいるために「薬を飲む」よりも大事なこと
「現在の医療は薬の処方が中心ですが、本来の医療の基本は、歩行習慣を身につけることと、きちんと栄養をとること。生活習慣病もがんも認知症も、根っこは同じなのです……」
著書『歩く人はボケない』を上梓した医学博士の長尾和宏氏が、いつまでも健康でいるためにもっとも大事なことを教える。
・「歩かない人」は脳も免疫力も衰える?
コロナ禍の自粛を経て、歩かない人が増えました。普段あまり歩かなくなった人は、筋力が低下するだけでなく、認知機能も低下しやすくなります。軽度の有酸素運動の一つであるこまめな歩行は地味ですが、脳の認知機能をはじめとしてさまざまな機能を維持するために必須です。
筋肉に命令を出すのは脳です。また、歩行時の状況判断にはさまざまな認知機能が必要です。家から外に出て歩くときには、すれ違う他の歩行者をよけ、自転車をよけ、自動車に気をつけながら歩かなければなりません。信号や路面状況を見て、さまざまな判断をしています。
脳の中では常に多くの情報処理が行なわれているのです。外を歩くだけでも実に多くの脳の機能を使っています。
筋肉を使わないと筋肉が衰えていくのと同じで、脳を使わなければ、認知機能は衰えていきます。家の中にいてテレビを観ているだけでは脳をあまり使いません。家の中に閉じこもっていて出歩かない人は、認知機能の低下が進んで、MCI(認知症予備群)や認知症につながってしまう可能性があります。
歩く習慣のない人は、筋力や認知機能が低下するだけでなく、免疫力(抵抗力)も低下します。歩かないと、外部から入ってきた細菌やウイルスに対する免疫力も低下してしまうのです。
誰もがもともと体に備わっている基本的な自然免疫が低下して、感染症だけでなくがんや認知症などあらゆる領域の病気になる可能性が高まります。
歩行習慣は健康状態に大きく影響しますので、歩行状況について確認することは、健康状態を判断するのにとても役立ちます。
ですから、私は、初診の患者さんにはまず日常生活でどのくらい歩いているかを根掘り葉掘り聞いていました。一通り話を聞いたら、診察室を歩いてもらいます。診察室は、通常、3メートル×5メートルくらいの広さです。
「ファッションモデルのように、モデルさん歩きしてください」
「背筋を伸ばしてかっこよく歩いてみてください」
「あなたの一番かっこいいと思う歩き方をしてください」
などとお願いすると、患者さんは照れながらも歩いてくれます。
ところが、自分では一番かっこいい歩き方をしているつもりでも、客観的には不安定でヨボヨボという人がたくさんいます。私が大切にしている「歩行診断」の一つです。
街中のショーウィンドウに映る姿を見て、「向こうにヨボヨボの人が歩いているな」と思って、よく見てみると自分自身だったりします(笑)。それと同じような感じです。
実は自分の歩く姿をよく知らない人が大半で、自分がフレイル(筋肉量が減少して、筋力が低下し、体全体が不安定になっている状態)になっていてもその自覚がない人が大半です。さらにフレイルという言葉そのものを知らない人もたくさんいます。
・「フレイル」が中年期から始まる人も
フレイルは中年期から始まっています。男性でも女性でも、あまり歩かない人は、40代、50代からフレイルかそれに近い状態になっています。
歩行を一見しただけで、フレイルかどうかがほぼわかります。あるいは太ももの前側の大腿四頭筋を見てフレイルを疑います。衣服の上からでも「あ、細いな」「フレイルだな」「この人、歩いていないだろうな」と診察を進めます。
フレイルがあると他の病気を合併しやすくなります。歩かない人ほど病気になりやすいというのは、何千人も診察してきた私の経験に基づく結論です。
診察室で患者さんに診察の度に「モデルさん歩き」をしてもらう医者なんて、もしかしたら、私だけでしょうか(笑)。
モデルさん歩きについてもう少し詳しくお話ししましょう。背筋を伸ばして、身長が一番高い状態にして歩くことです。人間は、身長計に乗ると背筋を伸ばして最大限に高い身長にしようとしますが、そのときと同じくらい背筋を伸ばした姿勢を保ちながら歩くのがモデル歩きです。
患者さんの髪の毛を少し引っ張って上げて、ピアノ線で上から引っ張られているようなイメージを作ってもらいます。そうすると、頸椎、胸椎、腰椎の間の椎間板がストレッチされます。
「この身長の高さのままで、できるだけ大股で、モデルさんのように歩いてみてください」と言うと、みなさん照れくさそうにしながらも、やってくれます。
しかし、歩き始めると、右足を出したときに右手が前に出て、そろってしまう人がけっこういます。歩き方を意識しすぎて、手と足の動きが不自然になって、ロボットのような動きになってしまう人も。
しばらく歩いてもらい、モデルさんのように歩けるようになったら、診察室の端まで歩いて、そこでターンをしてもらいます。
ところが、「ターン!」と言うと、多くの人はよろけてしまいます。モデルさんのようにうまくターンができる人はほとんどいません。この「ターン」もポイントです。ターンの仕方で大脳と小脳の機能がすぐに想像できます。
モデルさん歩きの次は「今度は北朝鮮の兵隊さんみたいに歩いてください」と言います。北朝鮮の兵隊さんは、背筋を伸ばし手を大きく振り、足を高く上げて、かかとで着地します。こういった大袈裟な歩き方は、普段、歩く習慣のない人にはまずできません。
40代の人でも「モデルさん歩き」や「兵隊さん歩き」がまったくできない人がいます。話を聞いてみると、普段ほとんど歩いていない、歩く習慣のない人ばかりです。
正しく歩くことを習慣化すれば、筋力も高まり、認知機能や免疫機能を保てます。
・生活習慣病もがんも認知症も根っこは同じ
持病がいくつもある、と病気自慢する人がいます。それぞれの病気が独立しているわけではなく、必然的に重なり合い見事につながっています。
たとえば、腸と脳はお互いに影響を及ぼし合っていて「脳腸相関」と言われます。筋肉と脳も影響し合っています。ちなみに発生学的には腸のほうが脳よりも上位です。心臓と腎臓も連携しています。人間の臓器は、臓器間でコミュニケーションをとり合って、連携し協働しているのです。
各臓器が「危ないぞ」というメッセージを伝えたり、助け合ったりしながら、全体として協調しています。ですから、どこか一つの臓器が著しく不調になり、調和がとれなくなると、ドミノ倒しのように必ず他の臓器も連鎖的に悪くなります。
生活習慣病も、がんも、認知症も、何か一つの病気を発症すると、まるでドミノ倒しのようにいくつかの病気を合併することがよくあります。つまりどの病気も、根っこは同じということです。
根っことは生活習慣の偏りです。その原因は多くの場合、職場か家庭にあります。つまりストレスです。それを見抜いて是正のアドバイスをするのが医者の役割です。しかし、現代の医学・医療は過度に臓器別に専門分化されています。
同じ内科でも内分泌科に行って糖尿病を診てもらい、消化器内科に行って逆流性食道炎を診てもらったりします。さらに、整形外科に行って関節リウマチを診てもらい、腫瘍内科でがん診療を受けて、認知症の疑いがある場合は精神科で診てもらいます。
そもそも、ひとりの高齢者が診察券を5枚も10枚も持っていること自体がおかしいと考えます。主治医は誰ですか? と聞いてもわからない、という人が多くいます。しかし病気の根っこに手を打たないと、病気の予防や治療はできません。
・医療の基本は「栄養と歩行」だけでいい
人間の体は、「栄養」と「酸素」によってエネルギーを作り出しています。
タンパク質、脂質、炭水化物が三大栄養素ですが、「栄養素」を燃やすには「酸素」が必要です。細胞の中のミトコンドリアという部分で、食事から摂った「栄養素」を、呼吸から取り入れた「酸素」で燃やして、ATP(Adenosine Triphosphate:アデノシン三リン酸)と呼ばれるエネルギーに換えています。
人間が生きていくには、エネルギーを生み出す栄養と酸素が必要です。
栄養は、食事に気をつければ、三大栄養素をバランスよく摂ることができます。一方、大気中の約21%が酸素ですから、呼吸をすれば酸素は体内に入ってきます。酸素をたっぷりと取り入れるには、日中に外に出て、緑豊かな公園などを大きな呼吸をしながらゆったり歩くことです。マスクなど論外です。
本来、医療の基本は、栄養と歩行だけと言ってもいいくらいです。その二つで足りない場合にだけ、期間限定で最小限の薬が処方されるというのが大原則です。
しかし、現在の医療は、薬の処方が中心です。医療機関は専門分化されすぎているため、患者さんの中には10個の科にかかっていて、10人の主治医がいると自慢する人もいます。
それぞれの科に診療ガイドラインがありますので、ガイドラインに沿って薬が処方されます。数種類の薬ですめばまだいいほうで、時には20種類以上の薬が処方される多剤投薬になり、それが原因で新たな病気に苦しんでいる人もいます。
そういう患者さんたちに詳しく話を聞いてみると、一番肝心な歩行習慣がないという人が多くおられます。
私は、期間限定で薬を使うことはあったとしても、最終的には薬を飲まない状態を目指していくのが医者の役割だと思っています。「かなり良くなりましたので、あとは栄養と歩行だけでいいですよ」と言えるまで寄り添うのが医者の役割ではないか。
ですから、旧長尾クリニックでは、栄養面は栄養士さんの力も借りてアドバイスをしてもらい、私は主に歩行や睡眠について指導していました。
【元記事】
https://news.yahoo.co.jp/articles/34490ebb340db848c441f6a0f9faa8be8a4427f2
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最後までお読みいただきありがとうございました。
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