トーキング・マイノリティ

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もしもイエスが生まれなかったならば その四

2013-04-26 21:40:08 | 歴史諸随想

その一その二その三の続き
 3と4に関し、インド・中東オタクの私からも付け加えたいことがある。グレゴリオ聖歌やクラシックを挙げ、現代のポップスも…と西洋の音楽を非常に崇めるElleだが、実は西欧音楽もキリスト教と同じくルーツは中東。ウードと呼ばれる中東の弦楽器が中世欧州で使われたリュートの原型になったことを知る人は少ないだろう。これも十字軍の影響と思いきや、どうもイスラム発生以前かららしい。以前、サーサーン朝ペルシアの音楽について記事にしており、そこから引用する。

当時使われた楽器としてチャング(ペルシア風竪琴)、ヴィン(ペルシア風弦楽器)、タンブール(ペルシア風ギター)、バルブド(ペルシア風ツィター)、ドゥンバラグ(ペルシア風横笛)、チャンバル(タンバリンの語源)、ウード(リュートの語源)などが知られている。これらの楽器を用い、宮廷の宴会で催される歌舞音楽が発達する。ターゲ・ボスターン(ケルマーンシャー州)のレリーフには、ホスロー2世(在位590-628年)時代の宮廷雅楽の様子が彫られている。楽器の中でもチャングを奏でソプラノで歌う美姫が最高の演奏者とされ、皇帝や貴族の寵愛を受けたという。
 以上の楽器を用いて演奏された音楽はホスロー2世時代、宮廷音楽家バールバドが「ホスラヴァーニー調」として集大成したと考えられている。彼が編集した360種類のメロディこそ、西アジアで完成された最古の音楽理論とされるも、現代はそれが再現する術はない…

 ゾロアスター教には現世の享楽を悪と見なす発想は無く、逆に適度な享楽こそ善と捉えるので、音楽がゾロアスター教神官団により排斥されることは無かった。それどころか、サーサーン王朝宮廷では芸術家・技術者の中で音楽家の占める位置が最も高く、尊敬を受けていたらしい。従って、宮廷で洗練された歌舞音楽が、そのまま地方貴族の宴会で再現されたと考えられている…

「ドレミファ音階が入ってこなければ、日本はずっと雅楽、琴、三味線の世界だと思います」と腐すElleだが、これだけで古代中東の音楽水準の質が分かろう。サーサーン朝時代、既に宮廷音楽家や楽団、竪琴を奏でるソプラノ歌手が存在していたとは、現代のイランからは想像も出来ないが。サーサーン朝の洗練された文化はビザンツ経由で西洋にも伝わったのは書くまでもない。
 雅楽は中国の影響を受けているが、その中国も西域由来の音楽の影響がある。琵琶の原型も実はウードなのだ。

 またElleの挙げたミケランジェロレオナルド・ダ・ヴィンチラファエロフラ・アンジェリコエル・グレコ等のキリスト教絵画の巨匠たちも、全員ルネサンス時代の人物なのは笑える。つまりキリスト教の呪縛が緩んだ後、画家たちが才能を開花させられるようになったということ。中世の西洋絵画は色彩も地味で表現も乏しいものばかり。この件でAlexさんから「キリスト教と芸術」というコメントを頂いており、一部引用する。

西洋美術史では、ローマ帝国末期は芸術衰退期とされています。原因はキリスト教の普及です。非常に観念的なキリスト教の精神世界が、現世的で人間的なものに価値を置く古典古代の精神世界と入れ替わったからです。実在した英雄に至高の価値を見いだし表現するか、見えない神という観念的な存在にそれを求めるかによって当然芸術は変容します。前者では写実性の中に崇高さを求めますし、後者は「意味」が重要ですから記号的になったり装飾的な傾向が強くなります…

 Alexさんさんは中世に比べ、ローマ「最盛期のカエサルアウグストゥスの彫刻は、非常に古典的な芸術性が高い」と言っており、私も同感だ。古代ローマの彫刻は現代人が見ても芸術性の高さに感心させられる。

 日本人は絵画といえば、日本画や中国画の他は西欧画を連想するが、一般には知られないインド、中東の細密画も素晴らしい。これらの地域の絵には西洋とも違う美の世界があることが判る。音楽と違い中東の絵画は中国画の影響を受けているが、色彩の鮮やかさでは後者を凌いでいる。トルコ初のノーベル文学賞受賞作家オルハン・パムクは、16世紀末イスタンブルの細密画師を描いた小説『わたしの名は紅(あか)』の日本語版序文で、次のように述べていた。

絵描きになることを諦めた後、私が識った中国や日本の絵画の傑作を眺めることは、それ故に私に西洋の外にもう一つの天国があることを知る幸せを常に与えてくれました。山や森や木や川を人間の魂の苦しみや悦びによって変化するものとして表現する、あの詩的風景や、遠近法の人間中心の計算に屈服することのない無数の巻物の絵を、『わたしの名は紅』の細密画師たちも識ることができたらと思いました。
 絵画芸術のする仕事が、本当はこの世を媒介にしてあの全く目には見えないもの、つまり人間の魂を描くことであるのならば、中国や日本の絵画は私たちにもう一つの異なる「人間性」の存在を証明してくれます…
その五に続く

◆関連記事:「わたしの名は紅(あか)
  「サーサーン朝ペルシアの文化
  「インド ミニアチュール幻想

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12 コメント

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サッチャー元首相 (室長)
2013-04-27 09:49:36
こんにちはmugiさん、
 英国から帰ってきて、いろいろ整理に追われています。少しだけ気づいたことを書きます。
 えーと、キリスト教の問題点、或は、宗教の問題に関しては、あなたのごとく、斜に構えてみることが正しいと小生も思います。

 他方で、多くの欧米人が、今現在のキリスト教(宗教改革、啓蒙主義、その他を経てきた後の)の教会とか、キリスト教文明の中で育ち、それなりに立派な人間となって活躍していることも、忘れてはならないと思う。

 そういう意味で、今日見つけたのが、4月8日に死亡したサッチャー元英国首相の「信念に基づく政治家」としての生き方に関する、優れたblog記事です。以前から小生が注視してきた、英国在住のtnaさんの記事です。
 http://tna6310147.iza.ne.jp/blog/entry/3053438/が、まさにメソヂスト教会にサを無理やり連れて行っていたサの父親の行動に関して説明しています。

 もちろん、日本人が今さらキリスト教に改宗する必要性も、ありません。日本は神道と仏教で十分と思う。

 他方で、宗教改革などで、その権威をある程度中和されたのちには、少しはましな状況が、欧米であるのかもしれません。ともかく、今の英国社会で、教会に通うとか、宗教に凝る人は全くの例外ですから、サッチャーも稀な人種というべきなのですが、彼女の信念と行動力には、敬意を表すべきと思えました。

   えーと、別にあなたの議論に異議を申し立てる意味ではなく、サッチャー元首相の葬儀を現地のTVで見てきたので、少しこの点にこだわって、かつ、tnaさんの優れたブログ記事を紹介したくて、書きました。
  今後もよろしくお願いします。
  
  
 
返信する
智の随縁 ()
2013-04-27 12:29:05
室長さんご紹介いただいた
英国在住のtnaさんの記事を読みました
2013/04/25の記事
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ええ、内政干渉はいけません。それが国際社会の習慣法ですから。ですから、こちらの政治家が何人靖国神社へ行こうが、それはこっちの勝手です。無視して下さい。朝日と毎日は我々日本人が処理します。
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これ読んで、笑ってしまいました。
そろそろ、朝日と毎日は処理される足音が
聞こえてくるでしょう。
軍靴の音は聞こえないのに。
返信する
RE:サッチャー元首相 (mugi)
2013-04-27 21:18:20
>こんばんは、室長さん。

 英国旅行は存分に楽しまれたでしょうか?「海外旅行は無事に帰国できるのが何より」と言った人がおり、心身ともに健康でなければ旅も楽しめませんよね。

 私はよくキリスト教批判記事を書いていますが、決してマルキストのように宗教否定主義者ではありません。キリスト教に関してはかなり非難もありますが、的外れなそれも多いし、問題を抱えているのは他宗教も同じです。2千年近く前に誕生、現代世界でもっとも信徒数の多い大宗教であり、恐ろしいほど強力な宗教なのは間違いない。だから異教徒日本人は常に警戒が必要…という意味で今回のような記事を書いています。

 仰る通り、西洋文明の根幹にはキリスト教文明があり、それにより己を律する信徒たちを輩出したのは否定できません。一方、mottonさんはその一で、「キリスト教と無関係な日本が西欧と似た歴史を歩んだことから、西洋の歴史の中でキリスト教をあまり特別視しなくてもいいのでは思います。(クリスチャンには受け入れがたいのでしょうが。)」とコメントしています。

 英国在住のtnaさんの記事の紹介を有難うございました!サッチャー元英国首相には功罪両面あると思いますが、強い信念の持ち主だったことは誰もが認めています。彼女の父が厳格なメソジスト派のクリスチャンで、毎週日曜に教会に連れて行かされたことは初めて知りました。これが元首相の人格形成と論争の巧みさに繋がっていたとは…
「『合意』とは、全ての信念、原則、価値観を捨て去り、誰も信じないが誰も反対もしないモノを探す政策の過程に過ぎません」と、「コンセンサス-合意」を一刀両断したのは痛快でした。『鳩』に限らず、どこかの国の島国では『合意』こそが政治を動かす基本ですが。

 それにしても、夫のデニス氏がバツイチだったとは。氏がいなければ「鉄の女」も生まれなかったでしょう。私の方こそ今後ともよろしくお願い申し上げます。
返信する
RE:智の随縁 (mugi)
2013-04-27 21:20:08
>哲さん、

「聞きたくない教訓、、、ニダ」の記事ですね。
http://tna6310147.iza.ne.jp/blog/entry/3059138/

 サッチャー氏は別でしょうが、西洋人が思想や思考より、感情により大きな配慮を払うことは珍しくありませんよ。第三世界の異教徒には「その考えは感情的」「偏狭なナショナリズム」と決めつけるのが欧米人です。西洋人はドライで合理的といった幻想を抱く日本人も少なくありませんが、2千年近くも処女妊娠から生まれた男を“神の子”と崇めていた彼ら、それほど合理的なのでしょうか?

>>内政干渉はいけません。それが国際社会の習慣法ですから。

 建前上はそうでも、その習慣法を守る国のほうが少ないのです。

>>朝日と毎日は我々日本人が処理します

 これも意外に難しいのでは?報道機関に潜り込んでいるのはニダ国だけではなく、米国も同じでしょう。スポンサーと読者がある限り、朝日と毎日は捏造記事を書き連ねます。
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サッチャー再評価 (室長)
2013-04-28 09:45:48
こんにちは、
 まだ、英国旅行をまとめるところまで余裕がないのですが、今回感じた英国の印象は、落ち着いたよい国、という感じです。
 tnaさんによると、どうも戦後「労組と国営企業の非効率」によって、皆が国家に寄生していた国柄を根本的に変え、個人の創造力、活力を訴えて、今の堂々たる英国(もちろん旧来の帝国への復活は無理でも)に戻した・・・これがサッチャーの功績のようです。おかげで今の英国も、実にゆったりと、楽しんでいるように見えました。

 小生がアイルランド在住時に目を見張った、英国会での議員と大臣たちの丁々発止の議論振りも、貴族議員たちの怠慢を打ち破ったサッチャーの功績、議論好きで、議論に必ず勝てるサッチャーという「新人種」が保守党党首になったおかげというから、凄いことです。

 さて、今言いたいことは、今回見た娘夫婦の子育て奮闘ぶりです。35歳でようやく子供を産み、英国人の少しダメ男的な亭主の尻をひっぱたいて、全ての生活を子育てにかけている二女の姿に、母親の逞しさと、それを支えるイクメンが多い現代の英国社会の神髄を見た…これが最大の感慨です。

 空港で待ってくれていた婿殿が、すっかりスレンダーないい男に変身していて、「えーー、痩せたねー」と驚いたわが夫婦に、婿殿は、「子育てのせいだよ」とぽつり。特に土、日のみのアルバイトで勤務する二女のせいで、週末一人で日中子育てをまかされるので、痩せ細るほど苦労している、ということ。そのほか、夜の入浴は旦那の役割とか、いろいろと家事の分担を課されるのが、英米男性の宿命です。

 もちろん、母親としての二女も、全然太れない。2歳にあと2ヵ月という孫は、我が家の初めての男子なのですが、男の子は娘以上に手がかかるし、今の子育て方法は、子供の人権を尊重するから、折檻無し、で甘えさせる方向性で、子供ばかりが強いから、本当に大変というか。しかも、子供に強く当たりすぎると、近所から「幼児虐待」と通報されかねない、という「脅威」もある。

 他方で、周囲を見回すと、結構英国男性とアジア系のカップルも目に付くし、日本人女性と、イクメン(イケメンではないかも、デモ日本人男性よりましかも)の英国男性という組み合わせも、結構目に入りました。小生が、この現象から得た印象の一つは、日本でよりも日本人女性は、英国で婚活した方が手っ取り早く、良き伴侶が得られるのかも?ということ。元来英国社会は、マザコン男性が多いから、仕切りが上手で、いろいろと夫に注文を出すのがうまい日本人女性には、相性が良い、と思えました。変なことを言うと、日本人女性で、さほど美人ではないけど、知性があるという女性には、英国人の伴侶こそ、理想的な組み合わせに見えました!!ともかく、わが娘同様に、夫婦で子育てに一生懸命の英国での、日英カップルが多いこと!

 なにやら、今の落ち着いた政情と、経済の英国は、それこそ日本人女性進出の、理想的な「市場」に見えてきました。日常物価(食料品)などは、どうも日本よりは少し安いし、男性は思いやりと忍耐心があって、イクメンとして使いやすいし…いいことばかりでは??
返信する
RE:サッチャー再評価 (mugi)
2013-04-28 22:10:27
>こんばんは、室長さん。

tnaさんのブログ記事にこんな文章があります。
「政府へ補助金を申請する事には熱心でも、仕事をするのには無関心なイギリス人」
「働くよりストライキをするのにご執心だった労働組合問題」

 何やら極東の島国にもその類が増えてきているような…働いたら負け、とばかり安易にナマポをもらい、パチンコに興じる者までいたとか。年金を収めもしない者にまで、それが支給されるというのは腹が立ちます。マスコミは格差社会やブラック会社を取り上げますが、日本で最大の格差社会やブラック会社こそマスコミでは?
 ちなみにストライキに熱心だった英国の労働組合ですが、フォークランド紛争時はスト返上でぶっ続けで仕事をした職場もあったとか。戦争時に一同団結するのが英国の長所ですね。

 貴方の次女夫婦の子育て話は興味深いですね。日本と英国では環境が異なるのでしょうけど、日本でも最近は遅ればせながらイクメンが増えてきているように感じられます。休日でなくとも若い父親が子供を連れているのを、仙台でも見かけます。今の夫婦は共稼ぎも多いため、昔と違いイクメンに抵抗が少なくなったのかもしれません。専業主婦に憧れる未婚の若い女性も増えてきたと言われますが、これまた昔と違い、専業主婦では家計が成り立たない時代になってきたのです。

 以前、フィリピン女性と英国男との国際結婚を描いた特集があり、「オリエンタル・コネクション」という記事で書いています。
http://blog.goo.ne.jp/mugi411/e/db00d5983759dcc9b150f9a89d36018c
 英国男には東洋の女は従順という思い込みがあり、それでアジア系女性を伴侶に求めるという内容でした。番組に登場した英国男が、「イギリス女性には失望しました。とても物欲が強いのですよ。それに伴侶に従順でないところも…」と言ったのを見て、「バカじゃないの」と私は思いました(笑)。これでは英国男とアジア系女性のカップルも増える訳です。

 日英カップルで思い出すのは先ずジョン・レノンとオノ・ヨーコです。どう見てもオノ・ヨーコは美人ではありませんが、旦那がベタ惚れなら女冥利に尽きるでしょう。
 最近は中韓の男とも結婚する日本女性が増えているといった印象がありますが、実は国際結婚全体が横ばい状態だそうです。そのデータを紹介したサイトがありますが、日本人女性が外国人と結婚する割合は1%程度。メディアでは取り上げられられないでしょう。
http://www.bllackz.com/2013/02/blog-post.html?utm_source=BP_recent
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国際結婚 (室長)
2013-04-29 08:56:03
こんにちは、
 最後に紹介されたブログ記事を読みました。国際結婚の数が、全く増えていないという、意外な数値ですね。

 ロンドンの、娘宅の近くの大スーパーのTESCOに行ったら、偶々レジで前の組が、英国人男性と、日本人女性のカップルで、子供も2歳程度と、わが娘と同じような状態…他にも、わが娘の自宅の近くの教会の施設を週に1回利用して、日本人妻と子供たちの会合が行われていること・・・・など、結構国際結婚が盛んになってきているような印象なのですが、全体としてみれば、以前と比べ増えていない・・・??

  そういえば、これまでの小生の記憶では、英国などの先進国ではなく、バルカン半島とか、辺境地帯の国にいる日本人妻のかなり多くの割合が、宗教がらみでした。統一教会とか、○○学会とか、外国進出への意欲の高い宗教が、現地人との結婚を奨励しているからです。案外、これらの日本人妻も、それなりに現地では活躍している例もあるけど、やはりビジネスとしてみると、初めからビジネスとして外国進出している人々に比べ、単に現地で生きているだけという、そういう物足りない感じが多かったけど。

  そういえば、国際化の必要とか、グローバル主義などと、対外的な積極性を訴える声は、日本だけのような気もする。ビジネスで輸出とか、外国投資とかを重視する国はあっても、国際化そのものを国家目標とする国は少ないのではないか。どの国も、独自の文化、独自の伝統での発展をこそ、国民は志向するし、外国人との結婚なども、移民、移住、などから結果として増えるけど、そのことを喜ぶ国も少ない。

 国民国家を強化するには、あまり混血しない方がよいけど、西欧などは、どんどん混血が増えていて、その流れをいかんともしがたい、ということでしょう。そして英国などでは、印パキ、カリブ海などからの移民、移住者が多くて、多すぎて、そればかりよりは、日本などの東アジアからの外国人妻の方も増えてほしい、ということのような気がする。もっとも、印パキは、既に英国でも、英国人との混血の必要性が無く、自分らの間のみで結婚していける人数がいるようだけど。

  ともかく、日本の場合は、まだまだ国際結婚が1%に満たない少数ということですか!??
  別に、それをどうこうするという必要性もないけど、小生としては、日本人女性の外国での生活力の旺盛さを見ると、もっと増えてもよいような気がする。
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RE:国際結婚 (mugi)
2013-04-29 22:08:13
>こんばんは、室長さん。

 私もDarknessの記事を見て、本当に驚きました。マスコミではやたら国際結婚を取り上げる番組を流しているし、来日外国人や海外渡航者も増えてきているため、自然に国際結婚は増えてきている…と思っていましたが、実態はそうではなかった。典型的なメディアの印象操作だった?
 実は私の周囲には国際結婚をした人はいないのです。私自身、決して顔が広い訳ではないし、仙台在住ということもあり、首都圏や大都市では違うのだろう…と思いきや、女性に至っては1%代!それも当然ではないでしょうか?恋愛と結婚は別だし、共に暮らす伴侶なら文化習慣の異なる外国人は私も敬遠しますよ。

 マスコミ御用文化人ならば、やれ国際化の必要、グローバル主義など訴えるのは当たり前でしょうね。彼らの奉仕する組織のためのお為ごかしに過ぎず、日本の為ではありません。国際化を言う提灯持ちを私は信用しません。かつて国際人面して日本人に説教していた作家・犬養道子など、結局独身だったし、日本の老人ホームで余生を過ごしていたのは笑えます。ついでにこの女はカトリックです。
 ネットでは国際結婚をマスコミが奨励するのは、日本人を減少させるため…といった陰謀論までありますが、こうしてみると誇大妄想とばかり言えないのかも。

 印パキの移民は自分たち同士で結婚しますからね。親が本国で相手を選び、子供に結婚を強いる。自由結婚を望む娘には「名誉の殺人」も辞さないほど。中国人やフィリピン人妻は金とパスポート目当てだったり。Darkness管理人の末尾の言葉は印象的でした。
「「世の中がどんなにグローバルだ国際化だと騒いでも、自分には関係ない」というのが、実は本音なのだろう。善し悪しは別にして、これが日本人の姿でもある」
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日本の国際結婚のおおく (madi)
2013-05-02 04:10:57
おおくをしめるのは日本人男性とフィリピン人女性、中国人女性、韓国人女性となっていますが入管政策によって変動がはげしくなってます。

在日関連も国際結婚にかぞえますけどフィリピン中国のほうがおおくなっています。
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RE:日本の国際結婚のおおく (mugi)
2013-05-02 22:20:31
>madiさん、

 仰る通り日本人の国際結婚とは、日本人男性とフィリピン、中国、韓国などの女性が多い印象だし、現に彼らが多くを占めています。国際結婚も入管政策によって変動が激しいとは、偽装結婚を防ぐ目的なのでしょう。

 そして在日も日本人同様、フィリピン中国のほうが多くなっているのですか。日本人はともかく同じ在日や本国の韓国人よりも、より貧しい国の女性のほうが好まれるようですね。
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