ことある毎に「アジア諸国との協調」を訴えるセンセイ方はドイツとポーランドとの共同教科書作業例がお好みらしい。が、後者もさることながら前者の実態を伝えた日本のマスコミなどあるだろうか?
数年前、NHK BS海外ニュースで面白い特集があった。ドイツに「歴史修正主義者」と呼ばれる人々が支持を集めているというのだ。彼らはユダヤ人六百万虐殺は数値がデタラメで、「アンネの日記」は捏造だと言い募っているそうだ。特にガス室でユダヤ人を大量虐殺したなどでっち上げだと強調していた。彼ら「歴史修正主義者」 の話に熱心に聞き入っているのはスキンヘッドのおにいさんではない。どう見ても三十代以上の教養もある中産階級風の普通の男女だった。支持者たちは一様に 満足した表情で「修正主義者」の説にうなずいている。このような連中など一部のナショナリストと解釈も出来る。しかし、ナチスも初めは“一部のナショナリ スト”であり、西ドイツ時代でもネオナチの類はちゃんといたのだ。
面白いことに「修正主義者」の活動が活発なのはドイツで はなくイギリスなのだ。イギリスなら自由にやれる背景もあるのだろうが、支持する者がいてこそ活動できるのだ。“アラビアのロレンス”のように、第二次大 戦前にナチスドイツと手を組んでフランスと当たれと考える者もいた。そういえばパーティーにSSの服装で現れたのも英国王子である。
反ユダヤ主義ではフランスも劣らないだろうが、隣国をけん制する為にもユダヤ問題を持ち出すのだ。自身はカトリックでありながら、三十年戦争でドイツのプロテスタントを支援したリシュリューがそうであったように。
中国が何度も自国に侵攻した歴史を書いたベトナムに、「反中感情を与えるのは好ましくない」との理由で削除を求めた江沢民も、大変立派な歴史修正主義者である。
数年前、NHK BS海外ニュースで面白い特集があった。ドイツに「歴史修正主義者」と呼ばれる人々が支持を集めているというのだ。彼らはユダヤ人六百万虐殺は数値がデタラメで、「アンネの日記」は捏造だと言い募っているそうだ。特にガス室でユダヤ人を大量虐殺したなどでっち上げだと強調していた。彼ら「歴史修正主義者」 の話に熱心に聞き入っているのはスキンヘッドのおにいさんではない。どう見ても三十代以上の教養もある中産階級風の普通の男女だった。支持者たちは一様に 満足した表情で「修正主義者」の説にうなずいている。このような連中など一部のナショナリストと解釈も出来る。しかし、ナチスも初めは“一部のナショナリ スト”であり、西ドイツ時代でもネオナチの類はちゃんといたのだ。
面白いことに「修正主義者」の活動が活発なのはドイツで はなくイギリスなのだ。イギリスなら自由にやれる背景もあるのだろうが、支持する者がいてこそ活動できるのだ。“アラビアのロレンス”のように、第二次大 戦前にナチスドイツと手を組んでフランスと当たれと考える者もいた。そういえばパーティーにSSの服装で現れたのも英国王子である。
反ユダヤ主義ではフランスも劣らないだろうが、隣国をけん制する為にもユダヤ問題を持ち出すのだ。自身はカトリックでありながら、三十年戦争でドイツのプロテスタントを支援したリシュリューがそうであったように。
中国が何度も自国に侵攻した歴史を書いたベトナムに、「反中感情を与えるのは好ましくない」との理由で削除を求めた江沢民も、大変立派な歴史修正主義者である。
七夕も過ぎ、暑さもこれから本番でしょうね。
ところで、歴史修正主義者ですが、日本でも多いですね。敗戦に伴い、武装放棄した兵器の処理代金とか、追軍売春婦に対する賠償金とか。今までなかったことをあったことにして、アジア諸国に謝罪と賠償を求める、日本人が(アジア諸国の言いなりに)。
やはり、歴史というもののストーリーは常に作られるものなのかもしれませんね。事実は1つですが、ストーリーは権力者によって都合のよいものに修正されます(まぁ、中には事実そのものを歪曲・捏造する場合もありますが)。他国と共通認識の歴史なんて、考えるだけでも無理でしょうね。
でも、一番問題なのは、歴史家と名のつく先生方が、検証もせずに事実として認めることではないでしょうか?一般素人でない専門家が、食っていく為に、その本文を忘れることではないでしょうか?(亡国の政○家も、その本文を忘れているという点では、一緒でしょうね)。
七夕は過ぎましたが、私の住む所では梅雨寒の日が続いてます。
ドイツはじめ他国の歴史修正主義者は、捏造するにしても目的は自国の名誉の為なのが、日本との違いですね。
中国、朝鮮のような儒教圏とは共通の歴史認識などありえないでしょう。何しろ“親”の宗主国や“兄”の国には絶対服従の考えだから。特に朝鮮が「兄の国」を強調するのは笑えます。愚兄賢弟の新語が必要かも。
歴史学の基本は様々な史料文献を徹底して調べ、分析、思考するのですが、残念なことに御用学者や曲学阿世の類もかなりいるのです。所謂“専門家”でさえ間違いはあるから、常に検証を必要とされるのに。