新型コロナウイルスによる世界的な感染者激増で、世界各地でアジア人へのヘイトが多発している。他の地方紙は不明だが、宮城県の河北新報はこれ等の出来事を殆ど伝えず、ネットをしていなければ私も未だに知らなかっただろう。
一連のヘイトは様々なニュースサイトで取り上げられており、幾つか引用してみたい。先ず、「「人種差別だろ」日本人客を強制退去!ライプツィヒが謝罪も不十分な内容に批判続出!」(NO FOOTY NO LIFE)から。
サッカーには疎いため記事で初めてドイツ1部リーグで、ライプチヒにサッカー強豪クラブがあったことを知った。タイトル通り日本人団体客は試合途中に退去させられたことが載っている。しかも試合開始約15分で強制退去させられたそうだ。このチームは差別反対を大きく掲げているクラブというのも皮肉極まる。
挙げられている海外の反応の殆どはクラブの対応を非難、「人種差別主義者を雇って(推奨された)対応措置を取ったがガイドラインに誤解があったと主張して(人種差別を)隠そうとしている」という辛辣なコメントもあった。
団体客がもしイタリア人だったら、おそらくは強制退去の対象にならなかっただろう。日本側の反応も幾つか挙げたい。
「日本人が海外で差別されても日本の反差別団体は黙り」
「レイシストがコロナを盾にここぞとばかりにアジア人差別してるね」
「レイシストは偽善者を装うのが本当に好きだよね。謝罪して反省はしているみたいだが。」
殊にドイツは日本の知識人なる者が盛んに「過去を真摯に反省する国」と持ち上げ、人権先進国の神話を植え付けた国だった。しかし実態は新型ウイルスでかくも容易にポロを出す。日本の反差別団体が何かと引き合いにしたのがドイツだった。
尤も日本人差別を目論むのが日本の反差別団体なのは薄々気付かれている。この手合いは欧州人の根強い人種差別を知りつつも、日本叩きのために都合良く欧米の例を引用しているとしか見えない。
但し大手メディアの垂れ流すイメージを鵜呑みにする日本人は多い。殊に日本の女には欧米はまるで差別のないパラダイスであるかの幻想を抱く者もいる。欧米人と結婚、現地に長く居住していると称する日本女性ブロガーもおり、それ自体は結構だが、自分がいかに欧米で幸せに暮らしているか、欧米でいかに人権が行き届いているか、つらつら書いている者もいた。
インド・中東史関連を扱うことが多い拙ブログでは、やはり欧米に辛口傾向なので、それを見て反論してきた女もいる。自分の大好きな国を批判されて不快なのは分からなくもないが、「書籍で読んだだけで貴方の知識となさらないように、もっと生の声に耳を傾けて」「そのうち貴方のその反米感情を取り除いてみせますよ!」等、お目出度い思い上がりと同調性を見せ付けられものだった。
欧米暮らしや欧米人の伴侶がいることを吹聴、自慢したいのだろうが、現地に居住している日本女性が欧米擁護するのは当然だ。
しかし欧米での滞在歴や現地人との付き合いもなさそうななのに、やたらこの地域を持ち上げていた独身女のブロガーもいる。その類が「人権意識が発達している欧米」と述べていたのは滑稽極まる。
正確には人権金銭意識が発達しているというべきで、人権はビジネスの手段なのだ。チベットが典型だが、カネにならなければどれほど酷い人権蹂躙が行われていても、見て見ぬフリをするのが欧米人。
欧米称賛と日本非難を繰り返す先の女ブロガーは自称フェミニストだったが、「いつまでもオトナに成長できない、「お子さま」ということ...」と自嘲交じりの自己紹介をする情けなさ。そのくせ、この類に限って欧米に移住したがらない。
アジア人差別をするのは白人に止まらない。欧州の中東系移民や米国の黒人もアジア人ヘイトを行っている。「どんぐりこ」(2020/03/07付)には、ニューヨークの地下鉄でアジア人にファブリーズ攻撃をする黒人男の話が載っている。尤も暴力を振るわない分マシか。
コメントを見ると、日米ともに黒人が同じくマイノリティのアジア人を差別するのに驚いているが、米国の黒人がマイノリティに差別的なのは意外に知られていない。ヒスパニックとも不仲だし、第二次世界大戦時に日系人が強制収容所送りになった際、日系人居住区を真っ先に襲撃・略奪したのは黒人だった。黒人もまた新参者のアジア人を見下している。アフリカの部族対立がいい例で、黒人を最も差別するのが黒人である。
その二に続く
◆関連記事:「ドイツは過去を反省している」
「謝罪しなかったドイツ人医師たち」
「ドイツ国歌と死刑」
「勝てばドイツ人、負ければ移民」
ttps://twitter.com/haduki28th/status/1238800288804298755/photo/1
こちらのインタビューの話はインタヴューの全文がなければ最終的な判断は下せませんが、どうも「そんなこと言ってない」と言う疑いが濃い内容です。
ttps://twitter.com/io302/status/1239089760997486592
ワイドショーに出ている「専門家」は医師でも薬剤師でもないと言うのも呆れます。さすがに医学の話に妙な煽動は止めて欲しいのです。
ttps://twitter.com/S96405539/status/1239020530948136960
https://hakuoh.jp/pedagogy/119
北海道新聞の号外は何かのまとめサイトで見ました。「新聞にフェイクニュースはありません」!まさにアジびらですが、高齢者に限らずネットをしていない人は鵜呑みにするでしょう。ブンヤも新聞にフェイクニュースはないと思っておらず、「だから、短期間でも確かな情報を新聞でつかみましょう」が本音なのです。
リンク先のインタビューですが、何しろ朝日新聞の紹介ですからね。欧米人学者の意見を都合よく切り取り、韓国を絶賛するパターン。返ってグーグル翻訳の方が正確でした。コロナウィルス絡みでここぞとばかり医学がらみの扇動をしている。
アルバイトではなくボランティアかもしれませんが、ネットにも朝日擁護者が徘徊しています。「営業妨害」というタイトルで拙ブログに、「朝日はタイムズなどと並ぶ世界の文化的新聞」と書き込んできた特亜ウヨもいました。
https://blog.goo.ne.jp/mugi411/e/8fe81dd6ceba7b6f8fb4d86fc77b68a4#comment-list
田中角栄が『新聞で事実なのは、死亡者欄、株価、番組欄だけだ』と言っていたのは初めて知りました。名言です。