伸ちゃんのブログ

ひたちなか市にある、お寺の住職のブログ
毎朝の境内の一コマと坊主の一言を毎日更新中

七夕に思う

2008年07月05日 | Weblog
雨上がりの朝です。昨晩はいきなり結構降りましたね。
不安定な空模様でしたが地元のNHKのお天気おねえさんの予報通りでした。

今晩は地元商店街の七夕まつりがあるそうで、いきなり前日に次女が浴衣を着ていきたいと言いだし、ひともんちゃくありましたが、どうやら浴衣の件は叶いそうです。毎年この七夕まつりの時期はいつ降り出してもおかしくない天候で、商店街を歩いていても落ち着かない印象があります。

七夕の物語では夢がかなって結婚した二人が、それぞれの仕事(機[はた]織りと牛追い)をさぼりだし、その罰で離ればなれになったそうですね。中国の漢の時代からはじまった物語だそうです。そうとう重い判決ですね。弁護人・陪審員はいなかったんでしょうね。
仕事をしないということは、当時はとても罪深いことだったんでしょう。

若い時に財を得ることもなく、修行もしないのなら、
魚がいない沼にたたずむ(老いた)白鷺[しらさぎ]のごとく、
やせ衰えてしまう。      『法句経』

きちんと時間の流れに沿って適切に自分の仕事はしなくてはいけない、ということです。
それをせずに老いてしまったら、老いた白鷺が魚がいる沼にも軽々と飛んでいくことが出来ないのと同じことになります。
なんともズシンと重いお言葉。でも確かにそうです。
時間の流れに沿ってきちんと自分がやるべきことをしましょう。
織姫と彦星に罰をくだした天帝は今はいませんが、結局は自分に報いはかえってきます。
今日もしっかりやりましょう!