★
香が焚かれ 人が集まる
六人の僧侶 独りの住職
七人の口に上る お経に
檀家の耳は 澄まされる
経典を操る彼らは まるで舞っているように
上へ下へと それを操る
ひとりずつ 住職の隣へ進むと
肩に頭に‘何か’を受ける
言葉ではなく 言霊に潜む‘何か’
目を閉じ無になる その瞬間に
再び 香に包まれる
★
―翆童―
香が焚かれ 人が集まる
六人の僧侶 独りの住職
七人の口に上る お経に
檀家の耳は 澄まされる
経典を操る彼らは まるで舞っているように
上へ下へと それを操る
ひとりずつ 住職の隣へ進むと
肩に頭に‘何か’を受ける
言葉ではなく 言霊に潜む‘何か’
目を閉じ無になる その瞬間に
再び 香に包まれる
★
―翆童―