『君戀しやと、呟けど。。。』

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新潟中越地震から一年

2005-10-23 16:26:01 | 詩歌
 ★
 人は皆 寄り添いながら 暮らしゆく
    心の声の 聞こえる絆
  村の人らの優しさや 声かけあいての 結びつき
 畑に育った作物を 皆で分け合い 食事する

    家は怖くていたくない

 そういう家族の心を思い 雪国のガレージで座を囲む
 余震に怯える 多くの心 皆で隙間を埋めてゆく

    ‘何故、こんな目に遭うのかのう’
    ‘どうして、ここだったのかのう’

 奢れる人の罰として お天道様が怒ったのかと 静かに両の掌を 合わせる皆の背中には
 淋しさと儚さと そして希望が満ちてゐる
 ★
            ―翆童―
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