天下御免のすっとこどっこい

自分が読み返して「楽しかった」と思えることを書き綴っています。

平成28年2月 展覧会まとめ

2016年02月28日 | 旅行・お出かけ
今月は京都文化博物館で6本戦前の時代劇を見たので、展覧会は少なめですが、
ひとこと感想まとめておきます

2/7「宝蔵寺 寺宝特別公開 伊藤若冲生誕三〇〇年」宝蔵寺
若冲をはじめ伊藤家のお墓があるお寺。若冲やその弟子の作品15点を公開。
本堂に受付があって、拝観料を支払って、特別仕様の御朱印もいただき、番号札をもらって順番待ち。
10畳くらい?のお部屋に掛け軸がだらだらだら~とかけてありました。展覧会だとガラス越しですが、生で見られてうれしかったです。
「竹に雄鶏図」はどこかで見たことがあったかな。「髑髏図」は初見。

2/20「皇室ゆかりの名宝」京都国立博物館
特集展示や関連展示が7つもあって見るのが大変でした。
特に「皇室と門跡寺院にゆかりの調度」の蒔絵や螺鈿細工がもうすごいのなんのって。十種香のキンキラキンなのには参りました。
篳篥の箱がいちばんよかった。貝やら、宝石やら何やらでお花や鳥がうわっとあって。
「雅ある近世天皇の書」はほんまに雅(みやび)でした。お習字のかな文字のお手本のような、さらさらさらさら~っとした上品な文字でした。こういうのを見るとお習字がしたくなります。ほんまに美しかった。

2/27「雛まつりと人形」京都国立博物館
江戸時代から始まったひな人形の展示。寛永雛や享保雛、古今雛、有職雛とかいろんな種類があるんですね。丁寧な解説でようわかりました。上方では二段で屋根がついた御殿飾り雛が主流だったそうで、これが2点展示。めちゃくちゃ豪華でどうやってかたずけるんやろうと思ってしまった。

2/27「花と鳥のパラダイス」京都国立博物館
私の大好きな花鳥画の展示。6曲1双の作品がばん、ばん、ばんっ!と3つも!
狩野山雪の「雪汀水禽図屏風」の波の凸凹した表現がなんとも迫力がありましたねえ。
大好きな長沢芦雪の「百鳥図屏風」右側?には孔雀さんがばぁーんっと中央に、左側には人が乗れるんちゃうかというほどの大きい鷲?さんがたてがみつけて、かっこつけて(は?)居てはります。その周りには鴛鴦やら鴨やら鶴やらいろんな鳥さんたちが楽しそうに泳いだり飛んだりしています。しかもみなさん笑ってんの。鶴さんだけ見たらそうでもないけれど、周りの鳥さんたちと一緒に見ると鶴さんも楽しそうに笑っているように見えるのです。鷲さん?は「ふふんっ!俺サマはかっこいいだろう。」と言っているように笑っているように見えてたまりませなんだ。
退色かもしれませんが、色合いは全体的にふんわりしてていい感じ、筆遣いも細かいようで、鷲さんの体はぎゃっ、ぎゃっっと力強いし、原寸大のポスターか何か作ってもらって、壁にばーんっと飾りたい私好みの作品でした。楽しかった♪

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