早いもので、平成28年も1ヶ月が過ぎようとしております。
とりあえず今月の展覧会のひとこと感想まとめですっ![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0160.gif)
1/2「京薩摩」えき「KYOTO」
繊細な絵柄に金糸?がたくさんな絢爛豪華な作品の数々にうっとり。
特に貝あわせの作品とかティーセットとかほしい!
昭和初期に無くなってしまったのは残念。誰か復活させて欲しいものです。
1/3「さるづくし」京都国立博物館
工芸から絵画まで今年の干支さるにちなんだ展覧会。
若冲、蕭白、芦雪の3名とお猿さん世界一(だと思う)な森狙仙というなんとも贅沢な展示。
若冲はカニさんをいじってるお猿さんの墨絵、蕭白はなんだか上を向いてアゴばっかり見えつつ、目つきが独特なお猿さんの墨絵、芦雪は子供とお猿の絵が対になっている屏風絵。お猿さんより、子供のほうの応挙風のかわいい目の犬さんが気になってしまった。
狙仙はすごい!すごすぎる!親子が見合っている屏風絵。顔や口元(特に歯)も写真みたいな上、毛なみがほわっほわ。触ってみたいほど。親と子でまた質感が違う!すごいです。やっぱり世界一やと思います。
展示はそのほか狛犬さんやら、仏さんやら、刀剣やらいろいろありました。
特別展しか行ったことなかったのですが、常設?も楽しいですねココ。
1/9「真田幸村の至宝展」大丸心斎橋店
真田幸村の甲冑やら槍やらいろいろ。入場料800円の割には展示物が少なく、また会場内に妙な段差があり、ご高齢の方に全くやさしくない。さらにスピーカーでみょうちくりんな音楽を大音量で流すなど、じっくり見てられませんでした。もう百貨店のイベントには行くまいと勉強になったのでした。
1/10「大坂出土の貿易陶磁」大阪歴史博物館
近世の貿易陶磁を中心に朝鮮、中国、ベトナム、ヨーロッパまで。
完全な形のものが少なくて残念でしたが、中国や朝鮮は東洋陶磁美術館で見てますので何とか。幕末?のヨーロッパのお皿が面白そうでした。
こちらの展示は解説が丁寧でほんま勉強になります。
1/11「美と装い」西宮市立大谷記念美術館
人物画を中心に日本画や洋画、海外作品の展示。
目的はかねてより見てみたかった伊東深水。5,6作品あって、めちゃくちゃ嬉しかったです。同じコーナーに上村松園でしょ、大興奮でした。
洋画や現代アートっぽい日本画はやっぱりよくわかりませなんだ。
「日曜美術館」で聞いたことのある名前の作品がちょろちょろあって、何気に覚えてるもんやなあと、ちょっと驚き。
西村五雲の「冬暖」というお猿さんが団子になってる作品。表情がほわんとしていて良かった♪
今回最多の絵葉書6枚購入。ほくほく。
1/17「明石藩の世界3」明石文化歴史博物館
昨年に続いて、館収蔵品の展覧会。今回は特に口宣案(くぜんあん)が多数展示されていて、黒というか灰色っぽい紙(宿紙)が使われていました。確か天皇の命令にはこの紙が使われていたとか何とかというのを別の場所で書いてあったのを思い出しました。
あとは道中日記とか戊辰戦争時の日記とか。読めたら面白いやろうなあというのがたくさん。いちばん興味深かったのが当時のレシピ通りに作ったというおせちのパネル説明でした。来年の第四弾もあるのかしらん。楽しみです。
1/23「歌舞伎絵看板展」逸翁美術館
明治時代の歌舞伎の絵看板の展覧会。時代を反映して今ではほとんど上演されない散切物がほとんど。当時の服装や家具、街の様子など風俗がよくわかって面白かった。橋も左右は人用で、中央は馬車や人力車専用みたいな立て札があったり。
絵看板のほか、辻番付や錦絵もあり、中でも外国(?)のサーカス一座と共演していた錦絵があってスーパー歌舞伎もびっくりやと思いました。この時代の変化のすさまじさが歌舞伎からでも感じることができたような気がします。
1/30「蕭白・松園…日本美術の輝き~美人画、武者絵から刀剣、近代の名品まで~」奈良県立美術館
タイトル(長っ!)そのまんまの欲張りな内容で、江戸時代好き、特に日本画好きにはたまらん楽しい展覧会でした。
入ると蕭白の「美人図」がお出迎えしてくれました。これ目当てやったんで、もうこれで満足だったんですが、有名どころの浮世絵やら、肉筆画やら、現代作の刀剣やら、途中真田丸コーナーとかで、伝淀君の和歌の短冊とか、家康の書状、16世紀の甲冑とかもあるし、おしまいは栖鳳とか富岡鉄斎の近代絵画。見てみたかった鏑木清方もあって♪
特に私は菊池容斎の「五百羅漢図」と「前賢故実」が見れて嬉しかったです。月岡芳年が影響を受けたというのがわかったような気がしました。
展覧会出口を出ると、体験コーナーがあり、誰もいなかったので高取町からという本物の兜をかぶらせてもらって、刀を持って記念撮影。兜が重たくて重たくて、気を抜いたら首の骨が折れそうなほどでした。
いやあ、何がなんだかわからん展覧会でしたけど、400円はお買い得でした♪
1/30「大和の城と城下町」奈良県立美術館
満腹でお腹がはち切れそうなところに、またこんな楽しそうな展示がありましたが、ちょっとした街の説明パネルがちょこちょこっとあっただけでした。しかし大石主税の書状があって、討ち入り前に高取の親族に宛てた手紙でした。これは嬉しかったです。
とりあえず今月の展覧会のひとこと感想まとめですっ
![](https://blogimg.goo.ne.jp/img_emoji/m_0160.gif)
1/2「京薩摩」えき「KYOTO」
繊細な絵柄に金糸?がたくさんな絢爛豪華な作品の数々にうっとり。
特に貝あわせの作品とかティーセットとかほしい!
昭和初期に無くなってしまったのは残念。誰か復活させて欲しいものです。
1/3「さるづくし」京都国立博物館
工芸から絵画まで今年の干支さるにちなんだ展覧会。
若冲、蕭白、芦雪の3名とお猿さん世界一(だと思う)な森狙仙というなんとも贅沢な展示。
若冲はカニさんをいじってるお猿さんの墨絵、蕭白はなんだか上を向いてアゴばっかり見えつつ、目つきが独特なお猿さんの墨絵、芦雪は子供とお猿の絵が対になっている屏風絵。お猿さんより、子供のほうの応挙風のかわいい目の犬さんが気になってしまった。
狙仙はすごい!すごすぎる!親子が見合っている屏風絵。顔や口元(特に歯)も写真みたいな上、毛なみがほわっほわ。触ってみたいほど。親と子でまた質感が違う!すごいです。やっぱり世界一やと思います。
展示はそのほか狛犬さんやら、仏さんやら、刀剣やらいろいろありました。
特別展しか行ったことなかったのですが、常設?も楽しいですねココ。
1/9「真田幸村の至宝展」大丸心斎橋店
真田幸村の甲冑やら槍やらいろいろ。入場料800円の割には展示物が少なく、また会場内に妙な段差があり、ご高齢の方に全くやさしくない。さらにスピーカーでみょうちくりんな音楽を大音量で流すなど、じっくり見てられませんでした。もう百貨店のイベントには行くまいと勉強になったのでした。
1/10「大坂出土の貿易陶磁」大阪歴史博物館
近世の貿易陶磁を中心に朝鮮、中国、ベトナム、ヨーロッパまで。
完全な形のものが少なくて残念でしたが、中国や朝鮮は東洋陶磁美術館で見てますので何とか。幕末?のヨーロッパのお皿が面白そうでした。
こちらの展示は解説が丁寧でほんま勉強になります。
1/11「美と装い」西宮市立大谷記念美術館
人物画を中心に日本画や洋画、海外作品の展示。
目的はかねてより見てみたかった伊東深水。5,6作品あって、めちゃくちゃ嬉しかったです。同じコーナーに上村松園でしょ、大興奮でした。
洋画や現代アートっぽい日本画はやっぱりよくわかりませなんだ。
「日曜美術館」で聞いたことのある名前の作品がちょろちょろあって、何気に覚えてるもんやなあと、ちょっと驚き。
西村五雲の「冬暖」というお猿さんが団子になってる作品。表情がほわんとしていて良かった♪
今回最多の絵葉書6枚購入。ほくほく。
1/17「明石藩の世界3」明石文化歴史博物館
昨年に続いて、館収蔵品の展覧会。今回は特に口宣案(くぜんあん)が多数展示されていて、黒というか灰色っぽい紙(宿紙)が使われていました。確か天皇の命令にはこの紙が使われていたとか何とかというのを別の場所で書いてあったのを思い出しました。
あとは道中日記とか戊辰戦争時の日記とか。読めたら面白いやろうなあというのがたくさん。いちばん興味深かったのが当時のレシピ通りに作ったというおせちのパネル説明でした。来年の第四弾もあるのかしらん。楽しみです。
1/23「歌舞伎絵看板展」逸翁美術館
明治時代の歌舞伎の絵看板の展覧会。時代を反映して今ではほとんど上演されない散切物がほとんど。当時の服装や家具、街の様子など風俗がよくわかって面白かった。橋も左右は人用で、中央は馬車や人力車専用みたいな立て札があったり。
絵看板のほか、辻番付や錦絵もあり、中でも外国(?)のサーカス一座と共演していた錦絵があってスーパー歌舞伎もびっくりやと思いました。この時代の変化のすさまじさが歌舞伎からでも感じることができたような気がします。
1/30「蕭白・松園…日本美術の輝き~美人画、武者絵から刀剣、近代の名品まで~」奈良県立美術館
タイトル(長っ!)そのまんまの欲張りな内容で、江戸時代好き、特に日本画好きにはたまらん楽しい展覧会でした。
入ると蕭白の「美人図」がお出迎えしてくれました。これ目当てやったんで、もうこれで満足だったんですが、有名どころの浮世絵やら、肉筆画やら、現代作の刀剣やら、途中真田丸コーナーとかで、伝淀君の和歌の短冊とか、家康の書状、16世紀の甲冑とかもあるし、おしまいは栖鳳とか富岡鉄斎の近代絵画。見てみたかった鏑木清方もあって♪
特に私は菊池容斎の「五百羅漢図」と「前賢故実」が見れて嬉しかったです。月岡芳年が影響を受けたというのがわかったような気がしました。
展覧会出口を出ると、体験コーナーがあり、誰もいなかったので高取町からという本物の兜をかぶらせてもらって、刀を持って記念撮影。兜が重たくて重たくて、気を抜いたら首の骨が折れそうなほどでした。
いやあ、何がなんだかわからん展覧会でしたけど、400円はお買い得でした♪
1/30「大和の城と城下町」奈良県立美術館
満腹でお腹がはち切れそうなところに、またこんな楽しそうな展示がありましたが、ちょっとした街の説明パネルがちょこちょこっとあっただけでした。しかし大石主税の書状があって、討ち入り前に高取の親族に宛てた手紙でした。これは嬉しかったです。