天下御免のすっとこどっこい

自分が読み返して「楽しかった」と思えることを書き綴っています。

「魔界番町皿屋敷」田村正和主演

2012年06月20日 | 時代劇(テレビ・映画)
「魔界番町皿屋敷」(1981年 フジテレビ 時代劇スペシャル)

田村正和、戸浦六宏、陶隆司、片平なぎさ、永島暎子、石井富子

青山播磨に田村正和さん、お菊の妹おゆきに片平なぎささん、殿(播磨)を裏切る家人に戸浦六宏さん。

「いちまぁい、にまぁ~い…」と井戸から聞こえてくるお菊の怨念。

そんなお話かしらと思ったら、ところがどっこい。

一応、いちおう、お菊が割ってないのに、播磨に手打ちにされて、屋敷関係者が次々と命を落としていく。という基本のお話はありましたが、ですよ。

このお話では播磨は三河時代から続く名高い高家の家柄。
そこに身分違いのお菊が嫁に。
その高い地位を狙うと、他の高家が家康から授かった赤絵の皿を家人に使って割らせ、播磨を陥れようとしたが、お菊のそそうとして処理されたために失敗。
今度は、播磨に勅旨下向の接待をさせ、そのときに赤絵の皿を見せるように仕向けられた。
さあ、どうしようもない播磨。
愛するがゆえに自ら手をかけてしまったお菊の元にいこうと、刀に手をかけたときに、女中のおゆきに止められる。
そのとき、刀に奴の姿が浮かび上がる。
そこから、家中お者たちが次々と奇怪な命の落とし方をしていく。
いきなり斧が頭正面に落ちたり、縁日の皿回しの皿が落ちた破片でのどを掻っ切ったり。

お菊の怨霊が怖いので暇を出して欲しいと頼まれた腰元から、自分を陥れるための罠だと知った播磨。

一方事実が露見したため、あせった黒幕たちはてだれたちを遣いに出すが、雨の中格闘して播磨は返り討ち。
そして、また刀に映った黒幕の屋敷に出向き、やっつけてしまう。

お菊がなくなってから入れ違いに奉公にあがったおゆきは、実はお菊の妹だったというオチ。

正和さんと片平なぎささんの美男美女コンビ。観ててとても美しかったです。
しかし、雨の屋敷の屋根から血がしたたり落ちたり、のっけから楽しさ満載。

ホラー調かと思いきや、終盤の雨の中の正和さんのいきった(褒めてます)かっこいい殺陣もあり、黒幕の一人が逃げたら、雷が鳴って、正和さんの持つ刀が青白く光って、レーザーブレードになるんですよ!

そして…

))))) )))) )))) )))) ←こんなビームが刀から出てですね、黒幕の一人に当たって、感電してるところに正和さんがえいっと刀を投げて、刺さって絶命。

長いことたくさん時代劇見てきてますが、刀からレーザーが出てくるのは初めて見ました。

最後のシーンは流れ橋で播磨とおゆきの別れ。
エンドロールは流れ橋のシルエット。今では道路が走ってるから撮れないアングル。

ずいぶん長い間DVDに置いたままだったので、消去しようかと思ってましたが見て良かったです。

レーザーブレードからビームですよ。貴重です。

ああ、面白かった♪

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