天下御免のすっとこどっこい

自分が読み返して「楽しかった」と思えることを書き綴っています。

『Beauty うつくしいもの』を見てきました。

2009年04月19日 | その他(テレビ・映画)
今日(4/19)『Beauty うつくしいもの』を見てきました。

主演が片岡孝太郎さん、片岡愛之助さんの映画だ!ということと、
あとは戦争中の地方歌舞伎の話らしいという情報ぐらいで、
何も予備知識なく観に行きました。(ほんまにファンなんかいな…)

戦前から戦後にかけて、長野県伊那路村の村歌舞伎役者半次(孝太郎)、雪夫(愛之助)、
歌子(麻生久美子)の三人が時代に翻弄されながらも、役者として生きていく様を
美しい景色、音楽、映像で綴られた作品。

全体的に映像が美しかったです。
戦後のシベリア抑留のシーンもそんなにひどくなくて(話は残酷ですが)、
さらっと見ることができました。
しかし、キーになっている演目『新口村』を知らなければ、キツイかもしれません。

子供時代の半次くんの梅川、すごく色っぽくてドキッとしました。
目線が素晴らしい。

大人になってからの半次と雪夫の『新口村』、一瞬ですがむちゃくちゃ綺麗でした。
「うまく踊れるかな」「大丈夫、イタの上ではいつも一緒だ」とぎゅっと手を握るシーンが
とっても印象的でした。
最後年老いた半次が引退舞台でボロボロになって踊るシーンにはもう泣きそうでした。

たくさんお芝居のシーンがでてくるのですが、台詞に字幕(現代語に意訳)がついていました。
ちょっとこれは…?

愛之助さん目的で観に行きましたが、孝太郎さんの演技も素晴らしく、
今更ながら見なおしたというか、今まで「綺麗な役者さんやなあ」としか思わなかったことを
深く反省…。

全国一斉ロードショーではないので、行きにくいかとは思いますが、
歌舞伎ファンの方、特に松嶋屋贔屓の方は是非!劇場へ。

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