天下御免のすっとこどっこい

自分が読み返して「楽しかった」と思えることを書き綴っています。

3/17 トークショー「京都から見る伝統芸能」片岡愛之助

2012年03月18日 | イベント・コンサート
昨日(3/17)京都市勧業館みやこめっせ3階第3展示場で催されたトークショー「京都から見る伝統芸能」に行ってきました。

自由席ということで、開場の30分前につきましたが、すでに100人くらいの方が並ばれていました。

13時開場。
なにやら抽選会があるとのことで、番号の書いた紙をもらいました。

会場は展示場ということで広い、広い。
前方中央に舞台がしつらえてあって、テーブルと椅子3つ。

中央ブロックの席はすでにいっぱいでしたが、2つ目のブロックの最前列に座りました。
各座席には「敦盛」の歌詞の紙が置かれていました。
女性が圧倒的に多く、ご年配の方の割合が多いように見受けられました。

13時半開始。

司会のお姉さんの軽い挨拶のあと、京都市長さんの挨拶。
ベージュのお着物をお召しの市長さん。
「友禅、西陣織は最盛期の17%に落ち込んでいる。20年後には重要文化財になっているかも。今のうちに買っといてください。仕事のない職人さんはタクシーの運転手をしています。着物でこられると無料の施設があったり、イベントも開催しています。皆さん着物で京都に来てください。」という終始、着物を買ってほしいという内容でした。

13時35分から 友吉鶴心さんによる琵琶演奏「敦盛」

会場が薄暗くなり、舞台には琵琶を持った友吉鶴心さん。
二等辺三角形のような大きなバチで「びよびよんびよよよよおおおん。」
「ぎおんしょうじゃのおおおおおおおお。かねのこえ~~~~~。」「びよばばばばん。」
時代劇でしか聞いたことのない琵琶の音色。
なんとも独特で、眠りを誘いましたねえ。気持ちよかったです。
約20分ほどの演奏でした。

演奏のあとは琵琶の説明。琵琶には5種類あって、今回のは薩摩琵琶?というそうです。
150年前に作られたものだそうで、以外と薄っぺらい本体。上の三日月が穴だそうです。
それから、友吉鶴心さんは今の大河の「清盛」で芸能指導を担当されているそうです。

その後、お待ちかねの片岡愛之助さん登場。
藤色の羽織でグレーの袴。なんとも春らしい。

今月は南座で公演中の愛之助さん。
友吉さんが、「手が白いんですよね。」「ああ、すみません。」と愛之助さん。

どうして歌舞伎界に入られたのかとの生い立ち紹介や、初心者はイヤホンガイドがあるから歌舞伎を見に来てくださいとか。(4回見にくればわかるとか)
そんないつものお話の中、友吉鶴心さんが浅草にお住まいで毎年浅草歌舞伎に行かれてるとか。
愛之助さんの封印切が良くて三回見に行ったというエピソードに愛之助さんお喜びでした。

義太夫も琵琶も日本語だから良く聴けばわかる、ただ、節をつけてるだけ。
とお二人はおっしゃっていましたが、よく聴かないとわからないんだったらわかるようにするのも広めていくには大事なことではないかと思いました。

映画やなにやらいろいろ活躍の場を広げることについて愛之助さんは「引き出しが増えるから貪欲に挑戦したい。」とのことでした。

会場のアンケートから愛之助さんに「どのように伝統文化を生徒たちに伝えていけばいいか。」の質問。「一度見に来てください。こんなに簡単だったのかとわかるはず。これで楽しかった。と伝えていただければいい。」とのことでした。

おしまいは抽選会。琵琶奏者さんからはDVD、ご使用の扇子、大河の清盛のTシャツ。愛之助さんからは写真集、ご使用の扇子。

いつものように、私は当たりませんでしたが…。

友吉鶴心さんが、DVDのときに「よく眠れます。お薬なんていりません。」というのがおかしかったです。

予定より5分早い14時55分終了でした。
琵琶の生演奏が聴けて貴重な体験できました。

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 大阪城梅林 | トップ | UFOそばめし »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

イベント・コンサート」カテゴリの最新記事