オペラ『万葉集』
「ブラヴォー」「おおー」
たくさんたくさんの拍手をいただき、観客、作者、出演者、スタッフ、関係者に感動を与え終演を迎えました。
神懸かりかと思えるほど素晴らしく、ステージが光り輝いて見えたのは錯覚でしょうか
誰もが文句なしに感動するクライマックスの最後「Ah~~~」千住 明さんの指揮棒が止まるやいなや、合唱団指揮者柴田さんに呼ばれステージ袖へ行くと、台本を書かれた黛 まどかさんが、少女のように瞳を潤ませ抱きついていらっしゃいました。
「すごい」「良かった」「ありがとう」が飛び交っています
そこにいる関係者全員、会場に負けないくらいの拍手と涙です
言葉のプロフェッショナル黛 まどかさんがそこまで感動されたということは、言葉が『言霊』として、言葉を紡いで作られたご本人の心に沁み入ったということなのでしょう。
いくら最高の音楽であろうと、最高の台本であろうと、観客に伝わらなかったらその作品は死んでしまいます。
手懸けた者としての責任はとても大きい。絶対ごまかせない日本語ですから。
これほどの喜びはあるでしょうか最高に嬉しい瞬間でした
全てを終え、芸文の地下出口から感動の余韻を胸に坂を上がっていくと、黄金に光る太陽が出口いっぱいに私たちを迎えてくれています。
いつもよりずっと大きく、ずっと光輝いているように見えます。『神々しい』とはこの光なのだと実感です
太陽は天照大御神様。日の本『日本』の神様です。
こんなにもお喜び下さっているんだ、こんなにも大きく私たちを包んで下さっているんだと素直に存在の偉大さ、有難さに感動し、喜びと幸福で満ち溢れたのです
紛れもない私は誇り高き日本人なのだと胸を張り、輝く太陽に向かって1歩1歩足を進めました。
(目的地は打ち上げ会場ですが…)
恐れ多いことですが、いつか皇室の方々にお聴かせしたいとまで思ってしまいました。きっとお喜びになられますよね天皇家ご先祖のお話のオペラですものね。