西区のMさま邸の現場に、資材が増えていたので覗いてみると
4段に積まれた、黒い梱包。
はるばるポルトガルからやってきた、炭化コルクです。
コルク樫の表皮に、高温の蒸気加熱と圧力を加えてコルク自身のヤニで固形化させるため
接着剤を使用せず、まさに天然コルク100%の断熱材です。
断熱はもちろん、防音・調湿・耐腐食性・防虫性などの優れた性能を持っています。
炭化コルクの端材を不織布に入れて、下駄箱の消臭剤として…
そんなリユースが可能ですので、御入り用の方は現場でお声掛けください。
ちなみに、写真左にうつっている木枠に入っているのは
屋根に葺く、クールーフです。
一般に「スレート屋根」というと、人工的に作られた製品…なのが現状ですが
元々は、粘板岩(ねんばんがん)を薄く剥いだ天然石の屋根材なんですよね。
「天然石」って…おかしな響きなんですが、クールーフは「天然石」です。(笑)
「人工石」「模造石」ではありません、と言いたくて。
詳しくは、屋根に葺かれた頃にまたお伝えしたいと思います。