俺の翼に乗らないか?

スターフォックスの一ファンのブログ

私だけ? そんなわけない。

2016年05月05日 23時28分32秒 | 日々のつぶやき
 『ゼロ』のストーリーで、救われなかった登場人物たちの心が……プレイヤーのなかの何パーセントかに残る。

 そして、かれらを救うために物語を紡ぎ始める……はず。

 それは、登場人物たちを救うようでいて、実際は自分自身を救っている。



 憎悪を暴走させ、悪の権化となったアンドルフを、ただ倒したままでよいのか? 彼の心は救われる価値もないのか?
 「おまえはずっと、犬のために生きるのか?」という疑問を投げかけられたフォックスの心に、迷いは生じないのか? 「おまえは みんなのところへ戻れ」と言われて、生き延びて、そのあとジェームズのことを忘れて、前を向いて生きていけるのか?
 自分のせいでジェームズを失ってしまったと、いまも自責の念にかられるペッピーには、救いは訪れないのか?
 「平和のため」という名目でアンドルフを追放し、心に欺瞞を抱えたままのペパー将軍には?



 何も感じないはずが、ないだろう? こうやって疑問を投げかけられて。
 『ゼロ』を遊んだ人間は皆、こういう命題を突きつけられたんだよ。
 それを感受しないままで生きていけるのなら、幸せだね。……でもそれって、スタフォが好きだって言えるのかね。

 …………かれらを救ってやってくれよ。創作する人間にしか、できないことなんだよ。

 ……頼んだぜ。私も、私なりのやり方でやりますんでね。

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