2日目
最高の朝焼け。奄美の空と海は何色にも変化する。
こちらも最高の美味しい朝食を済ませ、大瀬さんに迎えに来てもらった。
年季の入った軽トラでまさかマキノから?と思ったが、さすがに鹿児島ナンバーだった。
天候によっては、湾内をキャンプしながら漕ぐというツアー計画であったが、今回はここにベースキャンプを設けて、合宿のようになった。朝一でHさんがレンタル艇を運んでくれていた。8年前にもK1と交換して漕いだことのあるニンバスのニヤックだ。その他のメンバーは、冬の奥琵琶湖でご一緒したIさんと、紅一点のSさん、そして今回サポートしていただいた奄美在住のKさんだ。
携帯で宅急便の追跡を見てみると、朝のうちに名瀬へ着いているようだ。本日中には届きそうだが、とりあえずカヤックが届くまではどうしようもないのでテントの設営から取り掛かった。
今回のツアーのために新調したマーモットのフォースワン(写真奥)。重量が1.3kgほどで、ソロキャンプにはもってこいだ。組み立ても簡単だが、このキャンプ場は地面が硬くペグがしっかり打てなかった。
Iさんが到着するまで時間があるので、陸上で大瀬さんからパドリングの基礎の基礎から教わった。まずは肩幅よりやや狭めに立ち、姿勢を正す。次にパドルを肩の上に乗せて回転、そして腰の位置でローリングと順を追って実際のパドリングに近づけていった。顔は正面に保ちながら腰の回転とパドリングの連動、そして体側の腹斜筋の使い方がミソのようだ。これを座った状態でしかもリーンを組み合わせると。。頭が混乱してきた。。
その後、初笠利湾へソロで出艇し、フォワードストロークの練習。フェザークラフト以外のカヤックに乗るのも久しぶりだ。
風も弱く凪の状態で気持ちよくパドリングに集中できた。しかし、意識がふとそれるとすぐ元の漕ぎ方に戻ってしまう。継続したトレーニングが必要のようだ。
とりあえず、対岸まで漕いで上陸、すぐ折り返し帰投した。途中、ウミガメとも遭遇した。
ベースキャンプに帰投するとIさんが到着し、早速カレントを組み立てていた。
昼食は、大瀬さん手作りのペンネアラビアータをいただいた。今回は沖縄から持ち込んだ食材と現地で買い出しした食材が大量にあったが、最近料理を振る舞うことに喜びを見出したという大瀬さんのおかげで、かなり余ってしまった。
昼食後、雑談してまったりとした時間を過ごした後は、海図を広げて今後の漕ぐ場所の検討会。今日は10KT程の北風だが、明日は20KTに強まりそうだ。とりあえず今日は笠利湾の北縁まで漕いでみようということになり、それぞれ出艇準備に取り掛かった。
この頃、Kさんが軽トラでようやく届いたK1を持ってきてくれた。これから組み立てても時間がかかるので、今日はレンタル艇のままで漕ぐことにした。
出艇しようとすると、ちょうどHさんのツアーが差し掛かった。親子3人のゲストさんでタンデム艇の前席にはウチの子と同じくらいの子供が乗っていた。私が一番先に漕ぎ出そうとすると、岸から大瀬さんに「コレをHさんに渡してください」と沖縄カヤックセンターの仲村さん手作り蜂蜜を手渡された。意外とHさんのタンデム艇は速く、習ったばかりのフォワードストロークを 駆使してなんとか追いついた。
8年ぶりにまた海の上で再会できるというのも感慨深いものがあった。
2歳だというゲストさんのチビちゃんは海から近づいてきた私を怪訝な眼差しで見つめていた。
しばらくして全員が湾内に出揃い、湾の外、東シナ海を目指した。
Kayaking in Amami
途中から腰の回転が加わるとスピードが増しているのがわかる。
当初はベタ凪の海面でコーラルブルーが素晴らしかった。
Kさんは釣竿、Sさんは手竿でトローリングを楽しんでいた。
湾の北縁に近づくにつれ、ウネリが大きくなった。
同じ東シナ海でも、沖縄で見るのと奄美で見るのでは違って見える。
大瀬さんはそのまま西岸を漕ぎたそうだったが、今回はお預け。
ブラタモリでもやっていたソテツの群生が見られた。
不思議な筋状の雲が上空に広がり、天候の崩れる気配がしてきた。
帰りは背後からのウネリを利用してサーフィンの練習をしながら帰投した。屋久島のスプラウト新村さんに教わったことがあったが、やはり我流になっていた。大瀬さんから後で漕ぎすぎて波を追い越してしまっているので、いい波を待ってココだというところで乗ることを教えてもらった。
17時頃帰投。このキャンプ場では、海から上がったらすぐシャワーが使えるのでありがたかった。
レンタル艇とパドルを水洗いして、すぐK1の組み立てに取り掛かった。
しばらくしてHさんがレンタル艇を受け取りに来てくれた。
Hさんはかつて伊豆などでガイドをされていたこともあり、大瀬さんとも親交がある。久しぶりの再会のようだった。
つづく。
最高の朝焼け。奄美の空と海は何色にも変化する。
こちらも最高の美味しい朝食を済ませ、大瀬さんに迎えに来てもらった。
年季の入った軽トラでまさかマキノから?と思ったが、さすがに鹿児島ナンバーだった。
天候によっては、湾内をキャンプしながら漕ぐというツアー計画であったが、今回はここにベースキャンプを設けて、合宿のようになった。朝一でHさんがレンタル艇を運んでくれていた。8年前にもK1と交換して漕いだことのあるニンバスのニヤックだ。その他のメンバーは、冬の奥琵琶湖でご一緒したIさんと、紅一点のSさん、そして今回サポートしていただいた奄美在住のKさんだ。
携帯で宅急便の追跡を見てみると、朝のうちに名瀬へ着いているようだ。本日中には届きそうだが、とりあえずカヤックが届くまではどうしようもないのでテントの設営から取り掛かった。
今回のツアーのために新調したマーモットのフォースワン(写真奥)。重量が1.3kgほどで、ソロキャンプにはもってこいだ。組み立ても簡単だが、このキャンプ場は地面が硬くペグがしっかり打てなかった。
Iさんが到着するまで時間があるので、陸上で大瀬さんからパドリングの基礎の基礎から教わった。まずは肩幅よりやや狭めに立ち、姿勢を正す。次にパドルを肩の上に乗せて回転、そして腰の位置でローリングと順を追って実際のパドリングに近づけていった。顔は正面に保ちながら腰の回転とパドリングの連動、そして体側の腹斜筋の使い方がミソのようだ。これを座った状態でしかもリーンを組み合わせると。。頭が混乱してきた。。
その後、初笠利湾へソロで出艇し、フォワードストロークの練習。フェザークラフト以外のカヤックに乗るのも久しぶりだ。
風も弱く凪の状態で気持ちよくパドリングに集中できた。しかし、意識がふとそれるとすぐ元の漕ぎ方に戻ってしまう。継続したトレーニングが必要のようだ。
とりあえず、対岸まで漕いで上陸、すぐ折り返し帰投した。途中、ウミガメとも遭遇した。
ベースキャンプに帰投するとIさんが到着し、早速カレントを組み立てていた。
昼食は、大瀬さん手作りのペンネアラビアータをいただいた。今回は沖縄から持ち込んだ食材と現地で買い出しした食材が大量にあったが、最近料理を振る舞うことに喜びを見出したという大瀬さんのおかげで、かなり余ってしまった。
昼食後、雑談してまったりとした時間を過ごした後は、海図を広げて今後の漕ぐ場所の検討会。今日は10KT程の北風だが、明日は20KTに強まりそうだ。とりあえず今日は笠利湾の北縁まで漕いでみようということになり、それぞれ出艇準備に取り掛かった。
この頃、Kさんが軽トラでようやく届いたK1を持ってきてくれた。これから組み立てても時間がかかるので、今日はレンタル艇のままで漕ぐことにした。
出艇しようとすると、ちょうどHさんのツアーが差し掛かった。親子3人のゲストさんでタンデム艇の前席にはウチの子と同じくらいの子供が乗っていた。私が一番先に漕ぎ出そうとすると、岸から大瀬さんに「コレをHさんに渡してください」と沖縄カヤックセンターの仲村さん手作り蜂蜜を手渡された。意外とHさんのタンデム艇は速く、習ったばかりのフォワードストロークを 駆使してなんとか追いついた。
8年ぶりにまた海の上で再会できるというのも感慨深いものがあった。
2歳だというゲストさんのチビちゃんは海から近づいてきた私を怪訝な眼差しで見つめていた。
しばらくして全員が湾内に出揃い、湾の外、東シナ海を目指した。
Kayaking in Amami
途中から腰の回転が加わるとスピードが増しているのがわかる。
当初はベタ凪の海面でコーラルブルーが素晴らしかった。
Kさんは釣竿、Sさんは手竿でトローリングを楽しんでいた。
湾の北縁に近づくにつれ、ウネリが大きくなった。
同じ東シナ海でも、沖縄で見るのと奄美で見るのでは違って見える。
大瀬さんはそのまま西岸を漕ぎたそうだったが、今回はお預け。
ブラタモリでもやっていたソテツの群生が見られた。
不思議な筋状の雲が上空に広がり、天候の崩れる気配がしてきた。
帰りは背後からのウネリを利用してサーフィンの練習をしながら帰投した。屋久島のスプラウト新村さんに教わったことがあったが、やはり我流になっていた。大瀬さんから後で漕ぎすぎて波を追い越してしまっているので、いい波を待ってココだというところで乗ることを教えてもらった。
17時頃帰投。このキャンプ場では、海から上がったらすぐシャワーが使えるのでありがたかった。
レンタル艇とパドルを水洗いして、すぐK1の組み立てに取り掛かった。
しばらくしてHさんがレンタル艇を受け取りに来てくれた。
Hさんはかつて伊豆などでガイドをされていたこともあり、大瀬さんとも親交がある。久しぶりの再会のようだった。
つづく。