風はどこ吹く、カヤックが通る

フォールディングカヤック、自転車で行ってきます

チョイ乗り転覆隊

2019年04月21日 | カヤック
久しぶりにカヤックを出したが、穏やかな海況に油断して派手に転覆。アクチュアルでは初の沈脱、再乗艇となった。


早朝、満潮時の瀬長島から出艇。だいぶ陽が昇るのも早くなった。北東側には低い雲が広がっていた。


弱い東風かと予想していたが、なぜか弱い南西風で瀬長島以西は周期の短いうねりが入っていた。


波高は1m前後か。


久々で体が重い。穏やかな内海でフォワードストロークの練習をしようと工事中の増設滑走路沿いを北上。






大潮の満潮時でも浅いところは1m程度の水深。軽い気持ちでリーンの練習をしようと右、そして左と艇を傾け、もっといけそうだと調子に乗って傾けたところ、あっさり転覆!

予期しない沈でがぶがぶと海水を飲んでしまった。下半身は艇の中にあるようだ。スプレースカートのグラブを掴まなくてはと思った瞬間、下半身が勝手に抜けて頭から浮き上がった。と同時に海底に両足が着いているのがわかり、状況を冷静に考えることができるようになった。
転覆した艇を元に戻し、再乗艇の方法を考えた。再乗艇は実に屋久島での練習以来だ。パドルフロートも装備していたが、この海況では必要なさそうだ。要領を思い出し、なんとか一回でスターンに乗りあがることができた。


再乗艇後、まず無くなっていないものはないか確認した。カメラや携帯はPFDに留めており無事。パドルを含めデッキ上の装備もそのままだった。唯一、ショーツのポケットに入れていた車のキーが心配だったが、あるのがわかりほっとした。


ビジルポンプでコクピット内の海水を掻き出した。胃の中で朝食で食べたサンドウィッチとコーヒーに海水が混じっているのを想像して気持ち悪くなった。


管制塔もだいぶ形ができあがってきている。もし運用していたら私の沈するシーンがばっちり捉えられていたに違いない。


いったん南下した後、瀬長島近くで追い波によるサーフィン練習をして終了。シーソックをめくるとそこそこの浸水があったので波打ち際でひっくり返し、艇を軽くした後、駐車場まで運んだ。


ラストは、


カニさんと戯れて癒される。


振り返ると、波風が穏やかで海水温も高い練習するにはベストなコンディションであったが、沈するとまったく頭の中になかったことは大反省だった。実際の状況で不意に沈するときは、やはりセルフレスキューするには厳しい状況であろう。安全な環境で反復練習しておき、いざという時に冷静に対処できるようにしたい。



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