タランティーノの煽りに乗って観てみた。
2013年のイスラエル映画。
イスラエルはここ。1948年に建国された。
1948年を調べてみたら日本は昭和23年。
北野武や井上陽水、チャールズ皇太子が生まれ、
ベーブ・ルース、ガンジー、太宰治、
ライト兄弟の兄貴が物故した年。
何でも調べたら面白いな。
因みにうちの母親も昭和23年生まれ。(68歳)
映画はというと、点数は低くしたけれど、
これはこれでメッセージ性があって面白い。
イスラエルのとある森の中で、
少女の首がない遺体が見つかる。
犯され、指を折られ、足の爪を剥がされ、
そして無惨にも殺された、少女。
一人の容疑者に浮かんだのは中学教師の男。
だが、証拠不十分で放免されてしまう。
納得いかない刑事が中学教師を追い詰めたが、
少女の父親によって、教師共々、
森の奥の家屋に拉致されてしまう。
そこで父親によって繰り広げられる拷問。
中学教師は何をされても口を割らない。
本当は犯人じゃないのか?真犯人がいるのか?
最初は疑っていた刑事も、徐々に中学教師の
人間性に感化され、次第に冤罪じゃないかと、
迷いだす。中学教師にも娘がいるのだ。
だが、更にエスカレートする父親の拷問。
この父親こそ狂気の塊に見える。
いったい誰が、少女を殺したのか。
大衝撃のラストを見逃してはいけない。
という感じのストーリー。
個人的には拷問はもっとエグくていい。
タランティーノならもっとやるはずだ。
あと大衝撃のラスト、とか書いたけれど、
もっと違ったラストなら良かった。
やりたいことは分かる。これはこれで良い。
説明不足なのも良い。メッセージ性がある。
ただ、もっともっとエグいやり方も
できるはず。これがイスラエルの限界か?
部屋を真っ暗にして一人で見るのがお勧め。