登山を始めたばかりのズブの素人、通称ブタちゃんが登山や旅行の記録を書きとめて行きますよかったら見てねよろしくお願いします。
さて、わたくし何事も形から入る性格でしてでもお金はかけたくありません。
初めての山登りは愛知県の本宮山というところで、服装もジョギングの格好にザックといういでたちで行きました。
しかし先日富士登山用に使おうと思っていた靴(裏がゴツいバッシュみたいなやつ)を試着したところ、あまりに古すぎたせいか全くしっくりこず止め具なども潰れていたため思い切ってトレッキングシューズを買うことにしました。
ゼビオに行って小一時間店員さんに相談、色も奇抜でゴアテックス防水が決めてでアディダスのシューズに決定しました。
さて、買った物は直ぐに使いたい私としてはウズウズしてしまい次の日の早朝から練習登山に行くことにしました。
前に色々見てた時気になる山があったので選ぶのは時間がかかりませんでした。
行き先は
【乳岩峡】ちいわきょう
みなさん乳ですよ。
文字を見ただけでワクワクします。
当日朝6時に出発、愛知県の新城市にそれはあります。
渋川の辺りから無料のバイパスが出来て飯田方面へのアクセスは快適、1時間もしないうちに付近に到着しました。
コンビニでおにぎりや氷ったペットボトルなど購入。
ザックに詰めて登山口へ。
と思ったが、登山口への道が分かりづらく40分程ロス。
そして無事到着。
《午前8時登頂開始》
前回(本宮山)と違い打って変わって快晴です。
いやー新緑が気持ちいい。
スタートはだだっ広い岩盤の石畳。
右手には沢があり見たことないくらい透明な水が流れています。
そして森の入り口へ
奥には古びた橋があります。
ふと見上げると山の様な物が見えます。
実はこれが乳岩、つまり岩。
でかすぎw
橋の欄干が低くてちと怖いけど、ワクワクします。
ずんずん進みましょう。
乳岩の巡回図
乳岩の下まで来ました。
緩やかな鉄骨の階段を登ります。
これが通天洞らしい。
え?てかあそこ通るの?
岩引っかかってるだけじゃん(;゜Д゜)
人一人通れるくらいの岩の隙間を抜け、更に引っ掛かってた岩の上に登ってここから通天門というところを通ります。
これが通天門。
正面に見えるのが明神山。
ここで気がつく、もしかして山頂ってあそこなんですか?( ゜д゜)
そしてここが鍾乳洞。
中からの眺め、ヒンヤリして気持ちいいです。
ホールの様な形をしてるので声がよく響きます「れりごーっ!れりごー!」
しかし振り向くとお地蔵さん達がずらり。
お賽銭置いておきました。
首ないし…夜来れば肝試しか罰ゲームに使えます。
崖に落ちるかもだけど(笑
登山に来たからには山頂を目指すため、乳岩を後にします。
それにしても日本人て、なんで石を積み重ねるんでしょう?
しばしきつい上り坂、ここから段々山らしくなります。が見上げるとすごくキレイです。
一服の岩という場所。ここで10分ほど休憩。ここにくるまでにかなりの体力を使った。後が不安です。
更に登ると沢が。
透明過ぎてわからず、靴が半分水に浸かってました。
この透明度。
どこからが水なのか光の反射がないとわからない。
水中を撮影してみた
沢を渡ります。
これが鬼岩。
ロッククライミングのメッカらしく、女性クライマーさんが命綱つけて登ってましたが、これビルの4階建てくらいあります。
少し進むと第二のクライミング場所。
所々にハーケン(金属の杭みたいな物)が打ち付けてあります。カラビナ(命綱を通す金具)を引っ掛ける様です。
ロッククライマーすげー( ゜д゜)
岩の日陰で休憩、まだ3分の1くらいなのにスタミナと筋力がヤバイ…
なんかもう道じゃなくなってきたよ。
ついに噂に聞いた【胸突き八丁】到着。
名前からしてキツそうです。
心臓破りとかそれ系でしょ?わかります。
下山してから調べたんですが丁は昔の単位で、今に直すと一丁が約109m。
てことは872m…。oh…
30度ほどの傾斜を872m!死ねる!
その時は距離がわからなかったので無限地獄のようだった。※電波は当然圏外
(実際にはそんなに距離はないと思いますがそれくらいのイメージで名前をつけたんでしょうね)
いや知らなくて正解だったかも。
過呼吸みたいになりながら這うように登り切った。
写真を撮りたかったけど全く余裕がない_| ̄|○
そしてなぜか腕時計のベルトが切れた。
ちなみに登ってきたとこ。
激しい息切れに中学の部活思い出した。
他のルートとの分岐点。
ここで定年過ぎた2人組のおじいさんと会う。無知なので山の情報を聞いてみた。
熊とかイノシシとか危ない動物はいないらしい。
鈴付けてる人は確かにいなかった。
後1kmとか書いてある気がするけど多分気のせい。
おじいさん曰く
「山頂まではまだまだある」
「この先鎖場が3カ所ある」
え?なに?聞こえなーい。
しばらく道とは呼べないアップダウンを進むとありました、鎖場。
鎖を使わなくても登れそうですが安全のため鎖を使います。
更に鎖場
AND鎖場
からの急登
山頂山頂ってさっきから山頂ねぇーじゃねーか!!
馬の背と呼ばれるところ。
道幅?2m程の岩の道、両側は崖。
強風だと落ちると思います。
地図によるとここでだいたい4分の3くらい。
馬の背からの展望
あれ?なんか電波塔みたいなのがある…。
本宮山では電波塔が山頂だった気が。
マジであそこだったら無理やでほんま。
さっきの【山頂→】看板とかなんだったんだよ騙したなこの野郎!
肉体の限界!そして150mですら絶望的な距離に感じる!
しかしここからトドメと言わんばかりの急登で(一歩が30~50cmの段差とか)筋力体力的にもうダメでした。
(写真撮る気力がなかった)
「くそーー!マジもう限界だわーっ!」
_| ̄|○
悔しい、実に悔しい。
手持ちの水分も500ml、2L持って来たけどとてもじゃないが足りないわ。
山頂がもう直ぐだというのにここで下山するのは負けた様で嫌です。
しかし登山では「諦める勇気」というのもよく聞く言葉です。無理して人に迷惑かけるのはよくありません。
下山しようか迷ってたその時、赤い鉄骨のような何かが見えた。
昨日ネットで調べた時、赤い展望台が山頂だと書いてあったのを思い出し一気に気力回復。
おっしゃー!!╭( ・ㅂ・)و̑̑
着いた(ノД`)えぐ
なんとかヒーヒーハァハァ言いながら展望台の下に辿り着いた時、先客の初老の夫婦がいた。
絶対さっきの雄叫びを聞かれてる、恥ずかしい。
さっきのおじいさん達も到着、みんなで話をしながらご飯を食べました。
おじいさんがコンロでお湯を沸かしてコーヒーを作ってくれた。
カップがなかったので夫婦から借りて飲みました。
疲れてるからかインスタントコーヒーでもすごいうまい。
山頂付近を下山中、右はもう崖。
道幅めちゃ細いんです。
行きはよかったのに帰りに頭を強打した木。
帰りに鎖場を上から。
沢で足をクールダウン。
気持ちよかったけど靴履くのに手間取った。
途中に飲み水があると聞いて下山してたらありました、アルミのカップが目印。
もう手持ちの水分は300mlあるかないか。
一口飲んだけど多分…飲める。
16時ころ、予定よりも2時間程遅れて下山。
体ボロボロだし温泉入って帰りました。
からの、仕事行きました。
次どこ行こうかなー。