そろそろ山登りができるので去年登った愛知県の明神山に再び行って来ました。
登山口はネットで探してマイナーなとこから登ったんですけどね、あまり人が踏み入らないらしく登山口から少しの間はうっそうとした道が続きました。
見たことのない虫などが飛んでていきなり牽制を食らいます。
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沢を何ヶ所か渡ってなかなかいい雰囲気になってきたところで長い登り坂。
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登り坂の途中、展望のいいところで座るのにちょうどいい岩があったので休憩することにしました。
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休憩していると横の沢を挟んだ反対側の斜面の辺りから、木の折れる『バキッ!』という音が聞こえたので誰かいるのかな?と思ったんですよ。林業の人かなと。
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オヤツのビスコ食べながら見ていたんですけど、人らしき姿も見えずでも何か動いてたんですね。
まぁこの時点でこれは動物だなと思ったですけど、ここら辺はカモシカが出ると聞いていたのでカモシカかなー…イノシシかなー…カモシカだといいなぁーと(稲川淳二調に)思ってたんですね。
ふとその物体が顔を上げたんですけどね、遠目に見たのでなんとも言えませんがパッと見ツキノワグマに見えました。
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「うっはwクマとか超レアwww」
「( ゜д゜)…くま?」
(||゜Д゜)!!
直線距離にして100m前後といったところでしょうか。
やだなー怖いなーと思ってたら目が合いましてね、熊にあったら慌てて逃げちゃいけないって言いますけど、慌てるどころかわたし人生初熊だったのでフリーズしまして。
でもしばらく見つめあった後、距離があったためか彼(彼女?)はこちらに関心を示さずそっぽを向きました。
わたくし心の中で
「そうだ…それでいい、よーしいい子だ」
と海外ドラマの吹替っぽく念じていました。
しかし、登山口からそう遠くには来ていなかったので熊(らしきもの)が登ったら下山して今日は諦めようかと思ったのですが、熊が登山口の方へ下って行ったので降りれず…。
とりあえずこれはビスコ食ってる場合じゃないと思い、さっさとザックを背負い熊の方を気にしながら再び進行。
まだ熊が他にもいるかもしれないという恐怖に怯えながら山頂を目指す羽目になりました。
遭遇直後は心臓バクバクでした、大人しそうな顔をしてあいつら野生のオーラが半端ないです。
それにしても熊とかいないって言ってたのに…くそ( ゜д゜)
『明神山に練習登山』参照
熊の写真はないのかって?
そんなの撮れるか!(;゜Д゜)
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その後は熊除けの鈴を無駄にチリンチリン鳴らしながらサクサク登りましたが、さながら商店街のガラガラクジでした。
参考にしたHPでは乳岩コースと同じくらいの平均コースタイム(3時間15分)ですが、以前乳岩から登った時より頂上までが早かったような気がします。
熊にビビって早足になっていたせいでしょうか?
おかけでふくらはぎパンパンです。
コース的には綺麗な沢もあるし変化に富んだ乳岩コースが面白いと思いますが、乳岩の【胸突き八丁】だけはキツイです。
展望前のクサリ場とはしご
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そして頂上手前にある1m四方ほどの展望、足がすくみます。
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頂上が近いと知らずにここでオニギリを食べました。
もちろん熊鈴は常に鳴らしっぱなしです。
道を間違えつつもなんとか山頂到着。
こちらが柿野コース登り口
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用心深くなっているため展望台の上でご飯を食べました。
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すると乳岩コースの方から誰かこちらに歩いてくる音がするではないですか。
ここは一つ一緒に下ってもらおうと思いまして待ち構えていたんですけど、なかなか来ない…。
もしやそっちからも熊が…?
ゴキブリを一匹見たら30匹いると思えと言いますし、熊も30匹は言い過ぎですが一匹二匹はまたいるんじゃないかとビクビクしてました。
あーもう無理だわ今日帰れない、四方八方を熊に囲まれてジワジワと追い詰められるんだ。
どうしよう困ったな東栄町の役場に電話すべきか悩んでいたところ、人が来ました。
マジ助かった。
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オニギリを頬張りながらその方に話しかけました。
Yさんと言う方で登山を始めて1週間程だそうです。
一緒に下山することを快く了承していただきほんと助かりました(๑•̀ㅂ•́)و✧
しかしYさんの登ってきた方へ下ると言うことは、登山口が違うため車まで相当な距離(山の正反対)を移動しなくてはなりません。
それを知ったYさん、なんと車で送ってくれると言ってくれたのです。
ネ申
そしてお言葉に甘え無事送り届けていただきました。
下山中色んなお話ができて楽しかったです、やはり一人で登るのもいいですけど何人かで登るのもまた違った楽しみがありますね。
安心感があるのが1番大きいですけど。
今回は色々とお勉強になりました。
ちなみに途中から写真が少ないのはビビってそれどころではなかったからです。
追伸
後日管轄の役所に電話したら「それニホンカモシカじゃね?」って言われました(´・ω・`)カモシカだけにそうかもしれない。