マッサージの仕事で、凝り固まった部位に強い圧を加え続けることで、拇指を痛めてしまう人は多いようだ。
私は幸運なことに?その手のトラブルは殆ど無い。
ただ、冬場に拇指の先端の皮膚が角質化してガサガサのバキバキになったことはよくある。
空気が乾燥したら、まあ仕方がないのかなと思っていたのだが、近年は冬場でも指先の皮膚はそれほど固まらなくなった。
指先が角質化したのは、乾燥もあるが、どうやら爪の切り過ぎがその要因らしい。
私は元々深爪気味だったのだが、マッサージの仕事をするようになってからはその傾向が強まって、それが皮膚に過剰な負担をかけていたようだ。
だが業務上の工夫を色々としている内に、爪は所謂「普通の長さ」にした方が、圧も感覚も、皮膚のコンディションも安定するのだと気が付いた。
なので50歳を過ぎてからは、「ああ、そういえば以前は寒くなると指先が割れていたなあ」などとシミジミしたりしている。
で、今年もそろそろ冷えてきたのだが、実は今、指先は少しガサガサである。
もうちょっとこまめにワセリンなどを塗らないとなあ、とも思うが、これもまた原因は乾燥というよりは、芋の泥である。
毎年、カミさんの実家からドンと送られてくる薩摩芋が、今年もやってきた。
流通に乗るようなものではないので、形はそれなりに歪だし、泥もかなりついている。
その泥を落とすのに、水洗いしをながら拇指の先端でゴシゴシ擦っていたら、皮膚がガサガサしてきたのだ。
これはマズイなあと思い、アルミ箔をクシャクシャにしたものを使ったりしてみたのだが、どうも具合がよろしくない。
やはり拇指で強擦っぽくした方が、気持ちよく泥が剥がれるのである。
まあ仕事に差し障る程ではないし、風物詩みたいなものだと思っておこう。
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