昨日は茨城の古河に帰って昨年の東京国際優勝者でベトナム出身のギタリスト
ミン・レ・ホーン氏のギターリサイタルを聴いた。
70人ほども入ればいっぱいの会場は冷たい雨の降る夜にもかかわらず
あっという間に待ちかねていた聴衆でいっぱいとなって
厚着をして行った身体が少し汗ばむほどだった。
さすがに優勝者だけあって、どのレパートリーも弾き込まれているものばかり。
響きの少ない会場ではあったが一音一音がクリアで繊細な表情に包まれていた。
リズム感のある人だなと感じた。
自編のグラナドスは随所に工夫が伺えて、フレーズの一つ一つが良く歌い込まれていた。
休憩を挟んでのテデスコのソナタは惹き付けられた。
好印象だったのは氏のお人柄。
非常に礼儀正しい気さくな方だった。
周りのもの全てに感謝する様なその振る舞いに
何か東洋的な感覚を感じてホッとした。
今日は昨日とは一転して朝からいい天気。
暖かくなりそうだ。