何度もある事なのですが、ちょっと腹が立ったので吐き出させて下さい。
皆さんご存知のように私は４年前にガンの手術と抗がん剤治療を受けました。
いくつもの臓器を失い、そのせいでカテーテル管理をしています。それも３週間毎に交換しないといけないし、一生病院とは縁が切れない身体になってしまっています。それでもこうして普段通りの生活が出来ているのは先生方や病院スタッフの皆さんのお陰です。感謝しています。
しかし普段の生活をしてる中で時々言われる言葉に正直言うと傷付いています。
それは見た目に関する事。
「病気したとは思えないね」は良いのです。ただ、病気して仕事を休んでた事を伝えると「あんたのどこが悪いの」とか、ひどい場合は「どうせ大した事じゃないんだろ」「若いから大丈夫よ」と笑われています。
おまけに色々聞かれるので、しまいにガンだったと言うと返ってきた答えは「痩せてもないのに」。
実はこれが多いのです。
そう言う人のまわりにはガンになった方が幸いにも居なかったんでしょう。
ガンになったら皆、最初から痩せていくと思ってるみたい。
痩せていくのは終末期でしょう。経過観察とは言えガンと闘ってる者に「まだ痩せてない」って、言われた方はどんな気持ちでいるかわかりますか？
それに「若いから」って言うけど、若い方が進行が早いのも知らんのかいっ。
それでもまだ「あんたの体格で？」とか「若いし、その体格なら大丈夫。大したこと無い」と笑われると、それに対する怒りや悲しみはどこにぶつけたら良いのよと、何かをぶん殴りたい気持ちになっています。
実は今回これを書いたのはあるきっかけがありました。
数日前にあるお店でお買い物して出てきた時に年配の男性に声をかけられました。
車についてる障害者マークを見て「このマーク、どういう事？ あんたの車じゃないやろ」と言って来られたのです。
自分の車です。私は内部障害を持っていますと言って車を出そうとしたのですが、その男性が立ってるので動かす訳に行きませんでした。
そこでも「あんたの体格なら大した事ない」というような事を言われたのです。
少し位の事なら数日経ったら忘れる方ですが、今までの事もあって忘れる事が出来なくなっていました。
書きながらも腹が立つというより悲しい気持ちになっています。
私自身、病気の事で毎日悩んだりはしてないです。
というより後悔しないように、前向きに生きて行きたいと思っています。
けど実際、病気は気付いた時には進行していました。なのでふとした時に転移や再発に対して不安になる事はあります。
尿路感染で何度も入院していますが、カテーテル管理してる以上、今後もそういう事は起きるかもしれません。
病気した本人じゃないと本当の辛さってわからないと思いますが、見た目や年齢でガンと闘ってる者を笑わないで下さい。悲しいです。
長くなって申し訳ありませんでしたm(__)m