☆お茶目なオカヤドカリ観察日記☆

オカヤドカリを飼う50代主婦の様々な備忘録的ブログ

相続を放棄

2024-08-17 20:24:00 | 近況報告
こんにちは。
ご無沙汰してますが
皆さま、お元気でしょうか?

毎日、暑いですねー。

暑くて
エアコンのついていない場所
(階段、廊下、トイレなど)の掃除が
なかなかやる気になれなくて、
手抜きをしがちです。🤭

ところで早いもので、父が虹の橋を渡って
3か月が経ちました。

父がこの世界中🌏のどこを探しても
もうどこにもいないのに、

たまにふと、
実家のいつものソファに座っているような

そんな錯覚がしちゃう時がまだあります。

しかし、
現実世界では
ちゃんと進行していかなくてはならない
【相続】という手続きがあって、

6月にわたしが盲腸で入院してたせいで
遅れちゃったけど

つい最近、
司法書士の先生に実家(例の汚屋敷)に来ていただいて
やっと進めていくことができました。

まだ完全には終わってないけど、、、
わたしは
相続を放棄することに決めました。

今回はそのお話しです。





父は金銭感覚が
ちょーテキトーで、
宵越しのゼニは持たないタイプ。

子孫に残そうなんて
全然思ってなかったようで、

あとに残ったものは
財産は実家の土地と建物
(築30年くらいでボロボロ)。

預金残高30万円弱。
(三百万じゃなくて三十万ですよ。
老後2,000万円問題とかを意識してなさすぎてびっくり)

車(査定額2万のポンコツ車)1台。🚙
以上。

でも、借金がなかったから
それは本当によかった。😅

そんなかんじで
実家が裕福ではないことは
初めからわかっていたから
何にも貰えないだろうなぁと
覚悟はしていた。

でも、人間は感情の生き物。
例に漏れず、わたしも感情にひっぱられるできごとがあった。


じつは先月、
兄から電話がかかって来て、

「おまえは相続を辞退するだろうけど、
もし土地の権利を分けて欲しいなら、
住んでなくても、固定資産税はその分払ってね」
と言われた。

電話を切ってからしばらくして思った。

相続を辞退するかどうかは、
わたしの【善意】にかかっているのに、

兄から遠回しにそうしてくれと
言われたような気がしてきて

時間が経てば経つほど
ムカついてきてしまった。

まるで言葉の裏に
『お父さんの残した愛情は
おまえには鐚一文(びたいちもん)
くれてやるもんか』

って言われたかも??
と、思えちゃって。

(これってかなり湾曲した考えだけど、
その立場に立った方ならわかってもらえますよね?)

んで
数日後、
母から電話がかかってきた時、
ついでに
そのことについて話した。

「土地と家については
わたしは住んでいないから
相続しない。
けど、お金は遺留分は
請求させていただくね。」

と、感情的になりすぎない程度に
伝えた。

母はその時『うん、わかった』と
言った。

だけど、今思えば
あの発言はやっぱり感情的だったなと反省。
子供たちがお金で揉めそうになるのって、多分、母としては悲しかっただろうなぁ。

冷静に見て、
これは父親の残した愛情(らしきもの)
の奪い合いじゃないか?

いい年して、まだ父親の愛が欲しいなんてね。笑
別にわたしより兄貴のが愛されてようが、わたしはわたし。これまで通りの自分だ。
分け前なんかなくても生きて行けるはずだ。


そもそも預金残高30万円からの
わたしの遺留分なんて7万円くらいだし。

たったのそれだけもらって
そのことでケンカして
実家と気まずくなるなんて
ばかばかしい。


そして少し遠い未来のことも考えてみた。

もし仮にわたしが先に星になって
実家の母や兄(←50代独身)のが
長生きした場合、

わたしの息子が
何かしら2人から頼られるとしたら?

…わたしのせいで
実家🟰あまり仲がよくない親戚
にしてしまうと、
息子がもやもやした気持ちで
わたしの実家と付き合うことになる。

せめて、
気分よくお付き合いできる関係
だけは維持しておくべき?
うん、そうだよね?
と、
やや無理やりカッコつけた理屈で
頭に登ってる血を落ち着けた。


それと、
父の残したその預金からの
葬式や諸々の経費を考えてみた。

お葬式代(香典から差し引きして
多分5万円くらいで済んだみたい)

司法書士の先生への支払い
(書類や印紙代含めて約16万)

海洋葬の予定なので、
散骨代で最低5万円くらい。

そして
まだ処分してない父の車の🚙
税金と保険料も兄が一旦払ったから

預金はもはやマイナスだと思う。

お兄ちゃんは不動産を🏠
もらったんだから
わたしにはお金を頂戴よ!なんて、
図々しいことは言えない。

そりゃ
パッと見た感じ
お兄ちゃんばっかり
色々もらってずるいなぁ〜って
思えるけど、

近くに住んでいても
実家から離れて生活してるから
わたしが知らないでいる
兄の感じている
プレッシャーやストレスも
多分、あるんだろうなぁ。

年老いて行く母と暮らしていくんだもんね。 


ということで
わたしは相続を辞退した。


ただ、夫にそれを報告するときは
心が痛かった。


なぜなら
今、(夫、息子、わたしの3人)家族で
住んでいる土地は
夫の親から相続させてもらえることに
なっている。(感謝しかない)

なのにわたしの実家からは
【0円也】
って、ほんとに申しわけなさすぎる。

もし夫に不満を言われたら
どうしよう。🥲肩身が狭いよ〜

ってビクビクしながら報告したら

『あ、そうなんだ。まるく収まったなら
よかったね』と言ってもらえ、
わたしはとにかくホッとした。😮‍💨安心
(今回の相続で1番、わたしの心のプレッシャーだったのはそれだったのかも知れない)

そうよね、そもそもわたしの実家を
当てにするような
つまらない人ではなかったんだ。
(マジほれなおした🥰)

という事で、感情が一周まわって
相続放棄という
1番いい所に着地しました。

わたしは今回、
お金や土地は
もらってないけど、

運の良さと直感をご先祖さまから
いただいているから
それで大満足です😊



ではまた👋😉

いつも読んでくださってありがとうございます♪

地球人の感情って、めんどくさいけど
面白いね。いい経験しました。



おまけ

財産が少ない家ほど
モメるらしいので
遺言書は書いておいた方がいいらしい。

特に一軒の家しかなくて
兄弟が複数だと
分けるのが難しい。

仲良し兄弟でもお金が絡めば
話はこじれるから。


父は77歳で3回目の入院で
星になった。

2回目の退院した時に
母が遺言書いて!と
たのんだら
「まだ早い」と断られたらしい。

今回わたしが大人しく辞退したから
良かったものの、
請求することだって当然できた。

だけど、
そうしたらお互いに嫌な思いをして
ずっと心にしこりを残したまま付き合うか、
ひどければ絶縁状態になりうる。

父にはぜひ、書いておいて欲しかったな。
そしたら無駄に
モヤモヤしなくて済んだのに。

我が家も夫に
息子が結婚するときにでも
書いてもらおうと思うし、
わたしも一緒に書いておこう。

どうかみなさんも、
残された家族が
気分よく付き合っていけるように
遺言は早めに書いておいてほしいです。






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1 コメント

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Unknown (y-loverose)
2024-09-10 17:26:36
お久しぶりです。
体調も落ち着かれて、お父様の件も無事に済んだようで何よりです。
(最近、体調面やら家の事やらで、ブログ更新が滞っておりまして(^_^;)こちらのブログ記事も飛び飛びに拝見しています。)
遺産問題…お気持ち、お察しします。コメントを残さずにはいられませんでした。
我が母親の実家はすでに祖父母(母から見ると母の両親)が他界。母の兄弟は、色々あり今は交流がありません。遺産問題、うろ覚えですが、【放棄】したものがあったと記憶しています。わずかな土地を持っていた祖父でしたが、母親はすでに父親と結婚しこちらに嫁いでいるため、実家方面のわずかな土地を相続しても返って困る部分があり、確か放棄したかと。
遺産は、あっても揉めるし、少なくても揉めるとはよく言いますよね。
無事に落ち着いて何よりです\(^o^)/
素敵な旦那様で良かったですね。
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