西口神具店

伊勢で神棚作りをしている三代目宮師の日々

冠木門製作 その2

2016-09-25 11:11:45 | 神棚の製作


木造りを終えたら、削り直して正寸に仕上げます、
墨ツボと差し金を使って、墨付けします。



墨付けの基準となる芯墨を打ちます、
これがすべての基本となる墨なので
曲がらぬよう、動かぬように慎重に糸を引きます。



残念ながらまだまだ乾燥が甘い木は
しばらくするとこのように背割りが開いてきます。



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冠木門製作

2016-09-25 10:10:25 | 神棚の製作
現在製作中の冠木門「かぶきもん」の製作工程
冠木門とは下記の写真のような仕上がりです、
真ん中の開閉扉は付きませんが、正面開口部が
巾2,5m位あります。



正面の本柱は9寸角「27㎝」ありますので出来るだけ乾燥した桧の材料を探します。



見分け方は柱の背割りが出来るだけ開いている、
色が焼けているなど見るべきところはいろいろあります。



このように桧板を勾配に削って背割り部分に差し込んで埋め木します、
玄能で木殺しをして、がんがんと打ち込みます。
出た部分を削り込みます。



節が出てくることも多々ありますので、四角や六角など適当な大きさで
節の形に合わせて埋め木します。