前回、ファミコンカートリッジで8KBのSRAM×3個を引き当てて有難迷惑な感じでしたので、今回はきちんと32KBのSRAMが入ったカートリッジを調べてからハードオフに行ってきました。
ファミコンカートリッジでは目的の物を見つけられなかったのですが、スーパーファミコンカートリッジでまさに求めていた物を見つけました。
550円で購入しました。すぐに持ち帰ってカバーを破壊し、中の基板を取り出しました。
一番欲しかったのはこれです。32KBのSRAMはもちろんですが、もう一つ74LS139というICも欲しかったのです。これはマルチプレクサという論理回路で、前回引き当てた3個+ユニバーサルテストボードの1個の計4個のSRAMのアドレスデコードにも使えるチップなのです。まさにお宝カートリッジでした。
さっそくこれらのチップを基板から取り出します。
まずは基板上にある抵抗などの部品をはんだごてを使って取り除きます。続いてリューターで基板からチップを慎重に切り離します。
チップの足のハンダが見える部分までリューターで慎重に削ります。スルーホールの一部を削る感じです。
はんだ吸い取り線などで足のはんだを出来るだけ取り除きます。
はんだごての先で足を内から外に軽く押して、足が基板から浮き上がるようにします。でも、溶けたはんだが固まって足と基板がまた付いてしまうことが多いので、小型で先の細いニッパーなどで慎重に足と基板を切り離します。このとき足を曲げてしまいがちなので、修正できないほど曲げないように気を付けて作業します。
足が完全に離れたら基板を取り除き、足に付いているスルーホールのゴミやはんだをこての先で取り除いて綺麗にしたら、ピンセットなどで曲がった足を整えて終了です。
74LS139は10月にクラウドファンディングする(のか?)MSX DIYで使うこともあるかもしれないので大事にしまっておいて、SRAMの方の動作確認を行います。前回の回路にこのSRAMをセットします。
ディップスイッチを切り替えながら”TINY SLOT CHECKER for MSX”で確認してみると、
ちゃんと動作しました。
あとは32KB+32KB=64KBの回路を基板に配線するだけですが、配線数も多いのでまた後日作業します。
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