ちょっと前のことになりますが、ハードオフでこんなジャンク品を購入してきました。
7インチモニター350円です。本体むき出しのままでケーブルもACアダプターもついてません。モニターの周りは細かい傷だらけでしたが、液晶部分はきれいでした。
裏のラベルに「ツインモニターCPRM対応7インチポータブルDVDプレーヤー」とあってビデオモニターのようだったので、Raspberry Piのコンポジット出力に使えると思って購入しました。
もう1つファミコン互換機のものらしい330円のコントローラー。
小さくて薄いのにキータッチがしっかりしていて、安物のコントローラーにありがちなペコペコした感じがまったくなかったのが気に入って購入してしまいました。
自宅に持ち帰ったら、さっそく動作確認です。
モニターの方は12VのACアダプターとAV INというミニプラグ端子があったので、ACアダプターは変換コネクターを自作して手持ちの物をつなげるようにし、ミニプラグの方は多分4極の物だと思ったのでRaspberry Pi用に作ってあったビデオケーブルを差し込んでみました。
電源を入れると…何も映りません。故障品だったのかと思い一瞬がっかりしましたが、画質の調整ボタンを押すと輝度やコントラスト調整の文字は映るので、表示機能は問題なさそうでした。また、ミニプラグを抜き差しすると音声が聞こえたりするのでコンポジット入力なのも間違いなさそうです。そうなると4極ミニプラグの各極から出ている信号を入れ替える必要がありそうです。
そこで4極ミニプラグの変換コネクタなどを使ったりして配線を色々変えてテストしたのですが、何も映りません。
仕方がないのでモニターを分解して中を覗いてみましたが、モニターの基板を見たところで当然何も分かりません。もう諦めかけた時に、ふとジャックに差し込まれたミニプラグの先端が中まできちんと届いていないことに気が付きました。なんとこのモニターのジャックは普通のミニプラグでは奥まで届かない長さに作られていたのでした。
長いミニプラグなんて手に入らないので、こうなったらビデオケーブルを基板に直付けするしかありません。各4極の信号を確認しながらRCAプラグのケーブルを半田付けしていき、最後に外れないようにグルーガンで固定してしまいました。
Raspberry Piにつないでみると、バッチリ映りました。Raspbianで使うには解像度が低すぎますが、IchigoJam BASICにはぴったりです。まるで昔のマイコンのようですね。
次はファミコン互換機のコントローラー。どうやらファミレータという互換機の物のようです。前にファミコン互換機のコントローラーをATtiny85搭載のDigisparkにつないだことがあるので、そのまま動くと思ったのですが…動きません。
押したボタンと違うボタンが同時に押されたことになり、入力がメチャクチャでした。
まさかの独自仕様!?と思ったのですが、中を覗いてみると本来GNDがつながる8ピンに何もなく、使わない9ピンにGNDがつながっていました。そこで8ピンと9ピンを入れ替えてDigisparkにつなげるとちゃんと使えるようになりました。
さっそくゲームカートリッジから吸い上げておいたゲームを、
ファミレータのコントローラーをつないだRaspberry PiのRetroPieで動かしてみました。
問題なく使えました。
ちなみにこのモニター、携帯型ファミコン互換機のモニターとしても使えました。
めでたしめでたし。
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