先生のおかげで

２００４年の夏。まだ、外で暮らしていた頃の恵ちゃん。
猫のくせに長い顔、って思ってたけど、ただ、痩せていただけ。

おとなしく、キャリーバッグに入って、病院に行ったよね。
異常に膨らんでるおなかが心配だったから。

はじめに行った病院で、伝染性腹膜炎　って言われた。
「可哀想だけど、発病したら助からないんだよ。環境の変化で発病することもあるから、このままのほうがこの子のためかもね。」と、言われた。
ショックだった、悲しかった。

あきらめきれずに、お母さんと別の病院に行ってみた。

そしたら、先生はすぐにエコーでおなかを調べてくれた。
「ん～、腹膜炎の感じはないけどなー。」って！
良かった～、ホントに良かった！！

でも、まだうちの子にできるかどうかわからなかったので、決まるまで入院させて悪いところの治療をしてもらった。
すごく大事にしてくれた。
だって、面会に行くと、私たちはそっちのけで先生のあとばかり追うんだもの。
うれしい反面、ちょっとジェラシー。

でも先生のおかげで、恵は我が家の大切な娘のひとりになったね。
今じゃ、継母（？）として、慎太郎と龍太郎の世話を頑張ってくれて、ありがとうね。

先生、ありがとう。そしてこれからもまだまだお世話になります。見捨てないでね

ごめんなさい

　　　　　　　お母さん、お姉ちゃんごめんなさい
　　　　　　　わたくしの子供の幸と福太郎がいやしい真似をして…。
　　　　　　　親として、かわりにここで反省いたします

　　　　　　　……い、いや、そんなこと。真央のせいじゃないから。
　　　　　　　むしろ育ての親のお姉ちゃんたちの責任かなっと…。
　　　　　　　　　　
　　　　　　　　　　
　　　　　　　

あ～！！

あ～っ！！
ずっる～い！！お母さんとお姉ちゃん、ボクに内緒でまんじゅう食べてるぅ
ボクが『つぶあん』大好きなの　知ってるくせに～

……うっ、ぐふっ。幸の次は　福太郎か…。
　　　どこかゆっくりお茶飲めるとこないわけ？この家は

ふふふ、見たわよ～

　　　　　　　　見たわよ、見たわよ～
　　　　　　　　お母さんとお姉ちゃん、あたちに内緒で
　　　　　　　　ナニ食べようとしてるワケぇ？
　　　　　　　　　
　　　　　　　　……いやっ、べ、べつになんて
　　　　　　　　食べようとしてないし