博多に『海鮮居酒屋はじめの一歩』という店がある。
何で知ったのだったか、記憶はもう定かではないが、博多の『ANAクラウンプラザホテル』のすぐ近くにある店である。
目当てはごまさば。
いつだったか『グランフロント大阪』のうめきたフロア(北館6F)の『しらすくじら』で、ふと目についたごまさばを食べたときに美味しさを知った。
博多でごまさばを食べたいなあ、と思っていたらちょうど出張があり、職場の先輩に連れていっていただいた店でさらにごまさばやごまかんぱちを食べ、いよいよ火がついたというわけ。
この『海鮮居酒屋はじめの一歩』は完全にプライベートで行ったときのもの。あらかじめ店に予約を入れ、「いかの活け造り」と「ごまさば」をオーダーしておいた。
整然と並んだ、エッジのきいた鯖が大変うつくしい。そして美味い。
いかも美味かった。
げそは確か、こちらでは陶板焼きか何かにしてもらったような記憶がある。
出張のときにはげそは天麩羅にしてもらって、それが最高に美味かったのでここでも天麩羅にしてもらおうと思ったら、なんとそういうメニューはなかったという(笑)
というわけで、陶板焼きに。
ちなみにこのお店で出されたお通し「おきうと」と「里芋の唐揚げ」…??「里芋の揚げだし」??いや唐揚げだったような気がするけど…
この里芋がびっくりするほど美味かったのも忘れられないなあ。
日本酒は「蒼田」だったかなあ。福岡の地酒をいただいたような記憶がある。
こちらのお店ではもうこれで満足、そのまま〆にと駅前の『ふとっぱら』へ飛びこみ…
ラーソーメンで〆た夜であった。
しかし、博多はほんとうにどこに行っても食べるものが美味い。コロナ禍のまえは頻繁に博多に行っていた(近ツリやら何やらの旅行会社を通じて、片道7300円程度で博多に行けるのである。しかも+200円だか500円だかでグリーン車に変更できて、さらにクーポン券もつく)のだけれど、この見知らぬ人ともしゃべりながら飲み食いするのが醍醐味のようなこの街には、今はちょっと行けていない。
ああ、博多が恋しいよ。