写撃手３２０さんからのダックスフォード報告 その１７

＜写撃手３２０さんから＞

ダックスレポート　第１７弾　ウエストランド　ワスプ　HAS1

　「もう、あれでダックレポートはおしまい？」とのお問い合わせをいただきましたが、そんなことありませんよ～！
　ひょんな拍子でRAFミュジアムのお船に移っちゃいましたが、ダックレポートはまだまだ続きます。
ネタはたっぷりありますからね。
　なんせ、ダックスに展示されている機体が一体何機なのかとても数えきれませんね。
　ダックスの１日目にフライト展示の前にすぐ近くのハンガー３の海軍機を覗いてきましたので、まずはそこからの報告です。
　ウエストランドワスプ　HAS1は、第一世代のガスタービン推進・小型艦載対潜ヘリです。
陸軍のスカウトはスキッドに対し、ワスプは４脚の車輪なのが大きな識別点です。
機首に　HMS ENDURANCE と記載されていますが、現在の氷海警備艦ではなく、先代のデンマークの貨物船から改装された氷海哨戒艦、南氷洋における基地支援、海洋観測を目的に就役したのですが、1982年のフォークランド紛争において、エンデュランス
から発進した２機のワスプはアルゼンチンの潜水艦「サンタフェ」に対しAS.12対艦ミサイルをセールに命中させ、潜航不能とさせています。
多分その功績あって保存展示されているでしょう。もっとも、AS.12対艦ミサイルはセイルを貫通した後に爆発したために、撃沈とはならなかったそうです。
　また、アルゼンチンの潜水艦「サンタフェ」は元アメリカ海軍のパラオ級潜水艦キャットフィシュ、「サンタフェ」と云ってすぐに宮沢りえのヌード写真集を思い浮かべるのは誰とは云えませんが初老いやソーローオジンでしょう。