那須どうぶつ王国 Official Blog

那須高原の大自然で、動物たちの驚きと感動のパフォーマンス!! その一部を紹介します~

マヌルネコの「ポリー」

2016-08-15 | 保全の森

みなさん、こんにちは。

今回は、こちらの動物をご紹介します。

 

 

みなさん、この動物知っていますか?

「マヌルネコ」という世界最古のネコです。

「マヌル」とはモンゴル語で、「小さいヤマネコ」という意味で、猫科の動物の中では最も古い種類になります。

 

日本ではここ那須を含め、5園館でしか会えない、ちょっぴり珍しい動物。

初めて見る方も、多いのではないでしょうか。

 

那須どうぶつ王国には、現在2頭のマヌルネコが「保全の森」で暮らしています。

今回は、メスのポリーを紹介したいと思います。

 

 

名前はポリー。

まだ一歳の女の子です。

ポリーは今年、遥か遠いスウェーデンから、ここ那須どうぶつ王国へやってきました。

 

 

初めて展示場に出たポリー

まだ慣れていなかった為、閉園日に電気をつけず、慣らし中…

 

少し慣れてきたので、お客様がいる日にもお外に出るようになりました。

 

 

正面の木の上にいます

 

隠れている事もあり、見つけてもらえず、諦めて行ってしまう人が多いのですが…

 

 

こんな所や、

 

 

こんな所からポリーは見ていますよ!

ぜひ、目を凝らして、いろんな角度から探してみて下さい。

 

最近は、随分慣れてきたようで、

 

 

こんな可愛い顔を近くで見せてくれたり、

 

 

近くで伏せてみたり、

 

 

壁ドンしてみたり、

 

 

威嚇してみたり……笑

近くに来て。色んな表情を見せてくれるようになりました。

 

初めに紹介した通り、日本では5園館でしか会うことが出来ません。

実は、マヌルネコも「準絶滅危惧種」に指定されている動物なんです。

「絶滅危惧種」とは、現在生存している個体数が減少しており、絶滅する恐れが極めて高い野生動物の種のことをいいます。

 

簡単にいうと、数が減りいつか地球からいなくなってしまう可能性がある…ということです。

なぜ、そんなことになってしまうのでしょうか。

ひとつの原因としてあげられるのが、マヌルネコが住む生息環境の悪化です。

 

ただ、可愛い!だけではなく、

そんな可愛い動物たちを守るために、今動物たちが置かれている生息環境などを少しでも知って頂き、

なにか出来ることはないか、考えるきっかけとして頂ければ、とても嬉しく思います。

 

また、保全に参加したいけど、直接動物や環境を保護することなんて難しいですよね?

なので、那須どうぶつ王国には保全啓発型レストラン「ヤマネコテラス」で食べる事によって、保全活動に参加いただける仕組みを作っています。

 

ツシマヤマネコの生息する環境を守るために生産されている、ツシマヤマネコ米を提供中

 

少し、難しい話になってしまいましたが、

那須どうぶつ王国の「保全の森」という施設では、今お話ししたような環境問題についても、学ぶことが出来ます。

 

 

可愛いポリーに会いに、そして絶滅危惧種の動物達の「いま」を学びに、ぜひ那須どうぶつ王国・保全の森に遊びにきてください。

 

学校などの学習向けには、「PROJECT・WILD」という環境教育プログラムも提供中です。

 

 

飼育員・福本

 

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〒329-3223 栃木県那須郡那須町大島1042-1 那須高原リゾート開発株式会社 那須どうぶつ王国 

 


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