田中大介ブログ2

関西大学卒業
杏林大学大学院修了
日本の国家安全保障とメディアを研究
田久保忠衛・元時事通信ワシントン支局長に師事

ザ・ヤクザ

2017-04-23 00:01:30 | 映画
1974年 ワーナー・ブラザーズ


シドニー・ポラック監督






ロバート・ミッチャム


高倉健







ハーブ・エデルマン

岸恵子

ブライアン・キース

待田京介

リチャード・ジョーダン

郷鍈二

ジェームズ・シゲタ







貿易商のタナー(ブライアン・キース)はヤクザ相手の密貿易トラブルから娘を誘拐され、日本駐留歴のある元警官の探偵ハリー(ロバート・ミッチャム)に救出を依頼する。

ハリーは来日、戦後すぐ夫婦同然だった英子(岸恵子)を訪れる。娘も大きくなっていた。ミッチャムは岸の兄で元ヤクザの田中健(高倉健)に協力を依頼した。ハリーが英子と結婚できなかったのは健の強い反対からだったので、貸しがあったと感じていた。

ハリーは日本マニアの友人、オリヴァ―(ハーブ・エデルマン)の協力で拳銃を手にし、健は日本刀でタナーの娘を救出する。

ヤクザの加藤(待田京介)は怒りをあらわにし、ただですまさないと伝えに来る。英子の娘は殺され、ハリーも殺されそうになった。タナーはヤクザと手落ちし、ハリーを裏切った。

ハリーと健はヤクザへ復讐しようとするが、健の兄で大物ヤクザで財界人(ジェームズ・シゲタ)はぐれて敵対組織に入っている息子(郷鍈二)だけは助けてやって欲しいという。

ハリーと健は敵ヤクザのアジトに乗り込み、次々とヤクザを殺していく。加藤と健は一騎打ちになる。健は甥を見て躊躇するが英子の娘を殺した甥を許せず殺す。

健は兄の要請を無視した責任をとってドスで指を詰め、兄に差し出す。

実は健と英子は夫婦で、健は死んだと伝えられていたのでハリーは英子とつきあったのだが、ハリーは自分のせいで健の人生を狂わし、娘をも亡くしたことに責任を感じた。

空港から健の家に戻ったハリーはドスで自分の指を詰め、健に差し出し、反省と責任の意をあらわす。

ハリーと健は戦争に人生を狂わされたもの同志の友情を育み、ハリーはアメリカに帰る。