1974年 ワーナー・ブラザーズ
シドニー・ポラック監督
ロバート・ミッチャム
高倉健
ハーブ・エデルマン
岸恵子
ブライアン・キース
待田京介
リチャード・ジョーダン
郷鍈二
ジェームズ・シゲタ
貿易商のタナー(ブライアン・キース)はヤクザ相手の密貿易トラブルから娘を誘拐され、日本駐留歴のある元警官の探偵ハリー(ロバート・ミッチャム)に救出を依頼する。
ハリーは来日、戦後すぐ夫婦同然だった英子(岸恵子)を訪れる。娘も大きくなっていた。ミッチャムは岸の兄で元ヤクザの田中健(高倉健)に協力を依頼した。ハリーが英子と結婚できなかったのは健の強い反対からだったので、貸しがあったと感じていた。
ハリーは日本マニアの友人、オリヴァ―(ハーブ・エデルマン)の協力で拳銃を手にし、健は日本刀でタナーの娘を救出する。
ヤクザの加藤(待田京介)は怒りをあらわにし、ただですまさないと伝えに来る。英子の娘は殺され、ハリーも殺されそうになった。タナーはヤクザと手落ちし、ハリーを裏切った。
ハリーと健はヤクザへ復讐しようとするが、健の兄で大物ヤクザで財界人(ジェームズ・シゲタ)はぐれて敵対組織に入っている息子(郷鍈二)だけは助けてやって欲しいという。
ハリーと健は敵ヤクザのアジトに乗り込み、次々とヤクザを殺していく。加藤と健は一騎打ちになる。健は甥を見て躊躇するが英子の娘を殺した甥を許せず殺す。
健は兄の要請を無視した責任をとってドスで指を詰め、兄に差し出す。
実は健と英子は夫婦で、健は死んだと伝えられていたのでハリーは英子とつきあったのだが、ハリーは自分のせいで健の人生を狂わし、娘をも亡くしたことに責任を感じた。
空港から健の家に戻ったハリーはドスで自分の指を詰め、健に差し出し、反省と責任の意をあらわす。
ハリーと健は戦争に人生を狂わされたもの同志の友情を育み、ハリーはアメリカに帰る。