天才漫画家の蛭子能収(蛭子さん)の処女作
パチンコ
は芸術漫画ガロに掲載された。
パチンコという題だがパチンコ漫画ではない。
日常のアヴァンギャルド、夢でうなされているようなすっきりしなさ感が漂っている。
パチンコでは
車に轢かれ半分以上潰れた赤ん坊
が描かれるなど、処女作の時点で蛭子さんの天才さを見せつけている。
日本のアニメ、漫画が海外でもてはやされているが、外人は蛭子さん処女作の混濁した天才性、鬱屈した先見性、新時代の感性を理解できるのか。
わかりやすい大衆作、人気作しか知られていない理解されないようでは日本の文化的な影響力はまだまだ限定的ということになる。