探偵物語
第9話
惑星から来た少年
松田優作
竹田かほり
山西道広
ナンシー・チェニー
成田三樹夫
樹木希林
岸部一徳
三谷昇
石山雄大
山本由加里
森川誠
トビー門口
清水宏
庄司三郎
角友司郎
水本ちあき
三原玲奈
真辺了子
平田弘美
酒井郷博
森下明
城野勝己
清水忠一
クロキプロ
グループ12騎会
音楽
SHOGUN
主題歌
BAD CITY
作詞 ケーシー・ランキン
作曲 ケーシー・ランキン
編曲 大谷和夫
唄 SHOGUN
LONELY MAN
作詞 ケーシー・ランキン
作曲 芳野藤丸 大谷和夫
編曲 大谷和夫
唄 SHOGUN
音楽監督
鈴木清司
撮影
杉村博章
原案
小鷹信光
脚本
宮田雪
監督
澤田幸弘
協力
株式会社ジャパン・ベスパ
キャラバン
紳士服エフワン
撮影協力
横浜ドリームランド
提供
大正製薬
ブルボン
MAZDA
シャープ
製作
東映芸能ビデオ
「悪事ヲ暴ク 危険ヲトモナウ 泣キ寝入リシナイ」
と
書かれた紙を貼る工藤探偵。
広告宣伝活動に余念がない工藤探偵。
易者からは小児殺の相が出ていると宣告される。
工藤俊作探偵事務所に戻ると子供がいた。
少年の名前は荻野マコト、10歳。
マコト少年の姉が暗黒バラモン星人に誘拐されたという。
マコト少年はテレビの特撮・スペクトルマンに影響されていた。
馬鹿馬鹿しくて相手にしてられない工藤探偵だったがマコト少年の調査料であるチョコレートを食べてしまったことから契約が成立してしまう。
しかし、調査をしているうちにマコト少年の言っていることが本当のことであるとわかる。
人気歌手から俳優に転向した岸部一徳。
岸部修三から岸部一徳に改名した。
弟の岸部シロー
は
「なんで一徳にしたんやろうね。僕やったら十徳くらいにしとくけどね。」
と
岸部修三から岸部一徳への改名について語る。
俳優としてはまだあまり売れていなかった岸部一徳がそこそこいい役で出演。
1987年1月末公開、オールスターキャスト大映/関西テレビ/徳間書店『首都消失』
では
主要キャストとしてパンフレットで紹介される。
俳優としても認められた岸部一徳。
『ルックバック』『ルックルック』
に
出演、
岸部シローは自己破産。
世間では「岸部シローの兄」から「岸部一徳の弟」となった。
樹木希林が悪役のボスで脚本かアドリブかわからない自然な笑いを作っている。
逮捕時もアドリブでボケたのか脚本にあるのかわからない。
樹木希林は暗黒バラモン星人にしか見えない怪貌の怪女である。
漫才
「デンジャラス希林」、
「樹木希林の樹木はデンジャラスちゃうから!tree treeやから!」
で
お馴染みの
シャンプーハット
は
伸び悩んだ。
トビー門口はガンテクニカルアドバイザーが本業だが、コミカルな笑える魅せる名演をしていて記憶に残る。
いかにもトビー門口という顔をしているトビー門口。
顔を知らない人に「この中からトビー門口を見つけろ」とクイズが出されてもトビー門口っぽい顔ということでトビー門口を当ててしまう。
白ブリーフのトビー門口。
トビー門口は銃刀法違反で逮捕される。
トビーと言えばトビー門口だったが、トビーと言えばトビー・マグワイアになってしまう。
横浜ドリームランドにはマツダ・ルーチェ・レガートとマツダ・カペラの白黒パトカーが駆けつける。
横浜ドリームランドのロケ、よくドラマの遊園地シーンでよくかかる曲がここでも使われている。
音楽監督の鈴木清司の趣味か。
ベスパで急ぐ工藤探偵。SHOGUNの曲が様になっている。
名わき役の石山雄大があっさり殺される。
石山雄大は松田優作のアドリブによく付き合っている。
子供がどうしようもないバカであるが、10歳の子供でもあんなバカいないだろう。
スペクトルマンは1971年にフジテレビで放送されたピー・プロダクション製作の実在の特撮ドラマ。
スペクトルマンには探偵物語のアクション担当のグループ12騎会・新井一夫がレギュラー出演している。
東映芸能ビデオ製作の探偵物語であるが、東映特撮ではなく外部のピー・プロダクション製作作品を使用した理由は不明である。
スペクトルマンの中に入っていたスーツアクターも探偵物語では中に入っていないと証言する。
澤田幸弘監督らしく優しい感じの作風になっている。