合衆国陸軍第7特殊部隊群のジョニー・ギャラガーはベルリンでおこなわれていた核兵器全面撤廃条約の協議の警備に当たっていた。
協議終了後、軍縮推進派の将軍を乗せた陸軍のシボレー・インパラが男女二人組みに襲撃され横転、将軍は死亡する。
ギャラガーと部下は男女と激しい銃撃戦を展開し、二人を逮捕、ベルリン警察に引き渡す。
翌日、警備責任者のグレン・ウィテカー大佐(ジョン・ハード)に呼び出されるギャラガー。
ウィテカー大佐は将軍殺人犯が行方不明になっているといい、ベルリン警察も身柄は受け取ってないと言う。
激しく叱責されるギャラガー。さらに警備任務を解かれ、囚人護送任務に左遷される。
ウォルター・ハンク(トミー・リー・ジョーンズ)という囚人を護送することになったギャラガー。
ワシントンDCの空港でトイレに連れて行ったギャラガーだったが、トイレ待ちしていた海軍水兵に襲撃され、ハンクは逃亡する。
ハンクを追って、ハンクの家にいったギャラガーだったが、ハンクの妻は殺されており、殺人犯としてギャラガーは指名手配される。
さらに謎の男(レニ・サントーニ)に命を狙われる。
ハンクは特殊部隊出身の本名・トーマス・ボイエットだった。
一方、本物のウォルター・ハンク(ケビン・クローリー)という陸軍兵士が特殊任務を与えられ、シカゴに連れてこられた。
シカゴに乗り込んだギャラガー、かつての戦友でシカゴ警察のミラン・デリック警部と相棒のルース・バトラー刑事とともに事件を負うが、またも謎の男に命を狙われる。
謎の男は車に跳ねられ死亡、FBI、CIA、ATF、陸軍などの偽造身分証を複数もつ陸軍特殊部隊の男だった。
「沈黙の戦艦」のアンドリュー・ディヴィス監督作品。
この作品でデイヴィスはトミー・リー・ジョーンズを気に入り、以降自分の作品の常連にする。
デニス・フランツやパム・グリアー、レニ・サントーニなど脇役も充実している。