第4章 日本の危機
第7節 日本の危機 台湾
2000年代
国共内戦に破れ、台湾に逃れてきた
国民党、
蒋介石、蒋経国
政権
は
国内では独裁政治体制を敷き、中華民国の大陸復権を目指していた。
中国(中華人民共和国)
は、
1954年から金門島、馬祖島への砲撃を始め
全力を挙げて台湾侵攻の機会をうかがってきた。
1996年、
独裁政治に終わりをつげるべく実行されようとしていた
台湾の総統の民主選挙
に対し、
中国
は
3発のミサイル発
と、
台湾上陸を前提とした大規模な軍事演習
を
実施、
自由と民主主義
に対する
脅迫・恫喝をおこなった。
しかし、台湾は恫喝に屈することなく、総統選挙を実施し、その結果、李登輝氏が総統に選ばれ、台湾は新たなる一歩を確実に進めることになった。
中国
は
台湾の対岸
に
大量の地対地ミサイルを配備、
スホーイSu―27戦闘機、
スホーイSu―30MKK戦闘爆撃機、
スホーイSu―30MK2戦闘爆撃機を300機以上、
スホーイSu―27戦闘機の無断コピー殲撃11B/BH J-11B/BH戦闘機、
スホーイSu―30MK2戦闘爆撃機の無断コピー殲撃16 J-16戦闘爆撃機、
スホーイSu―33戦闘機の無断コピー殲撃15 J-15戦闘機
を
相当数保有、
ミコヤンMiG-21戦闘機、
ミコヤンMiG-19戦闘機
などの
旧型戦闘機
を
4000機以上保有、
攻撃機を900機、
爆撃機を300機以上
配備し、
人民解放軍海軍艦船
とともに
台湾周辺海上封鎖
や
台湾侵攻
を実行する態勢を敷いている。
台湾
は、
ロッキード・マーティンF-16Aブロック20ファイティング・ファルコン戦闘機
150機、
ダッソー ミラージュ2000戦闘機
60機、
IDF F-CK-1経国戦闘機
150機、
ノースロップ F-5E/Fタイガー戦闘機
215機
と、
レーダー、情報通信網、MIM-104 PATRIOT地対空ミサイル防空システムなどによる
高度の防空システム
で
空からの脅威に対抗し、
オリヴァー・ハザード・ペリー級フリゲート、
フランスのラファイエット級フリゲート
の
台湾版・成功(チェンクン)級フリゲート
を保有し、
中国による海上封鎖に対抗している
が
苦境に立たされている。
劣勢挽回のため
老朽化、性能陳腐化
している
ダッソー ミラージュ2000戦闘機
60機
の
ロッキード・マーティンF-16C/Dブロック50ファイティング・ファルコン戦闘機
66機
への代替導入
は
アメリカ
の
バラク・オバマ大統領
に
拒否されてしまい
台湾
の
航空戦力の近代化
は
失敗、
中国の攻勢に対抗すること
が
非常に困難となってしまった。
中国の顔色ばかりうかがう
バラク・オバマ大統領、
台湾
南シナ海
と
中国の希望を叶える
バラク・オバマ大統領。