ボウリング日記

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久々の人間模様(1)

2011-06-30 08:03:00 | 日記



私がボウリングにハマり出したころだからもぉ6年くらい前に出会った

とんでもない男の話です。

一人で投げることに集中しててそのころ行ってたのは主に平日中心。

その男はYといいいつも同じ女と投げてました。

一見、ホステスと客? と見えるような感じで二人とも中年のカップルです。

何度か合ううちに挨拶くらいはするようになると男のYの方が話しかけてくる

ようになりその間連れの女はタバコをふかしながらものすごい形相でチラチラ

見てる。

「こわっ

そのYが言うのは今一緒にいる人は自分がレッスンしてるひとでもうすぐ終わるので

その後ボウリングを教えてあげるという内容だった。

「結構です。一人で投げるのが好きだから」と即効で断りました。

何かややこしいことに巻き込まれそうだったしどうみても変?

それから同じ年代のS女子と親しくなりその投げ友さんでもあるYとも投げるように

なりました(そのころ連れの女はいなかった)

このYですが平日のオープンからほとんどセンターに入りびたりで何の仕事してるのか

不思議で何気に聞いてみると小さい会社ながらも社長だと言う。

社員は数名だけど駅前の高層ビルの2フロアーを借りロボットアームの設計とかの

仕事らしい。

それに田町のセンターに故意にしてるプロがおり自分はそこでインストラクターも

してると言う。 確かにスコアは良い・・・けどフォームの基本が変。

昨夜は田町で○○プロや○○プロと投げたとか隣町に親が残した家があり時々

風を入れに行って100坪もあるから大変だとも言ってた。

初心者にしてみたらスコアが良いのは上級者って部分もあったしいちいちプライバシー

を疑っても仕方ないこと。

投げる約束をしても「急に仕事が入った」でドタキャンするけどそれも社長だから

仕方ないかと他のみんなも暗黙の了解みたいな感じになってた。

このころはこのYも「Yさん、Yさん」と老若男女からある意味慕われている

部分があり歳も一番上だし絶好調なときもあった。

「明日から大阪に一ヶ月くらい行くからしばらくは来れないんだ」と言いながらも

翌週行くと投げてる

「だってさ投げたくなったから夜行で帰って来ちゃったよ」

「田町でさ、ものすごくいいボール買ったから今度持ってくるよ」

「中山り○子さんの一番弟子なんだ」

「このボール、パーフェクトだしたときに記念に彫ったんだ」→コロンビア300

でも・・ 履いてるシューズはABSの一番安いやつでしかもつま先がカバのように

口が開いててそれをガムテープで補修してるし投げてるボールも昔(ボウリングが

流行りだしたころの)真っ黒なウレタンボール

あるときYが

「うちで麻雀やったりして飲み会やろう」と言い出しメンバーも日にちも決めたら

その当日「仕事で・・」とドタキャンされた。

そんなYの正体に疑問を持つ出来事がおこった。

仲良しの一人が誕生日でボウリングの後カラオケで誕生日会を開くという日

Yが現れ

「朝一で集金したかばんを電車で居眠りしてる間に置き引きされちゃった」

と言ってきました。

警察にも届けたけど出てこないだろうなぁ~と言うし何か話を聞いてると手持ちも

あまりないらしいことを言ってる。

「少しなら用立てられるよ」と言い1万円貸しその後の誕生日会に参加しました。

が・・・・

その1万円、一週間くらいは頻繁に返せない理由をメールで知らせてきたのですが

プッツリ途切れてしまった。

でもマイホには女と一緒に投げに来てると常連さんが教えてくれた。

あれぁ・・? 社長が1万くらいで逃げるのか?

そこで私はH夫人に相談しました。話をしたら彼女も以前 Yにお金を貸し催促して

催促してやっと返してもらったと言う。

自称社長って嘘? インストラクターは? あの100坪の家は?

毛玉だらけのズボンに靴下で社長なの?

奥さんは死んだって聞いたょ? 嘘だ! 別れたって言ったわょ!

「いいわ! 私 会社があるって言ってたビル探してみる!」

「じゃぁ私 隣町だから家探して田町に電話してみる」

結果 H夫人はそれらしきビルを見つけ近くの交番で調べてもらったけどYが言う

ような職種の会社は存在しなかった。

私も実際 隣町まで出向き歩いてみたけど100坪の家なんてまったくなくあるのは

田んぼか畑くらい。

しかも田町のプロに聞いたらそんな名前のインストラクターいないどころかうちでは

レッスンはしてないと言う。

Yの言ってることは嘘だったことが確実となった。

その間 Yにはメールや電話をしていたけどやっと向こうからお金を返すと連絡が

来たので私は2人の常連さんとセンターで会いました。

「やぁ~ごめんごめん」と言いながらYはいつものように現れた。

100坪の家のことやインストラクターのことを矢継ぎ早に質問すると急に声が小さくなり

「ィンストラクターは田町だけで通用するもので・・・」

「だってそこのプロがあんたみたいな人いないって言ってるょ」

「何てプロ?」

「○○っていう女のプロ」

Yが黙ってしまった。

完全に嘘が剥がれ落ちた。

「50過ぎた男がこんな嘘ばっか言ってて情けなくないの?」

「・・・・みんながYさん、Yさんって言うから嬉しくて・・」

「ばぁか!」

「すみません」

お金はもちろん返してもらいYとのこれまでの付き合いも一切ありません。

ただ、この馬鹿なYに騙されて仕事も辞め離婚まで考えてた女の話は次回にします。










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