(つづき)
【市都の厳原でゴチになる】
金田城を下山して対馬の首都の厳原(いずはら)へ。
大名宗家の城下町には豊富な石材が利用されていました。
風情がありぶらぶら歩きに良いです。
夜は対馬観光物産協会様にごちになりました。
錦織圭さんの「食べたい発言」で大人気という「のどぐろ」(アカムツという深海魚)。
脂がのって旨いです。
口の中が黒いんでこの名前が付いたとか。
天然岩ガキ。
デカすぎと思ったんですが自分がよく見るのは真ガキという別種だと知りました。
他にサバ刺身やアナゴも頂きました。
アナゴは知ってるのと全然味が違います。
これまた脂のって旨いです。キュウリエソという深海イワシをエサにしてるからだそうです。
対馬産は漁が追い付かず獲った先から築地行きとか。
最近知ったんですが対馬名物としては他に石焼料理なんてのもあるそうです。
是非お試しあれ!
【浅茅湾遊覧】
翌日は浅茅湾から金田城を見ます。
新造船らしいです。
船名がうみさちひこという名前で親しみが湧きました。
海から見た金田城。城山の北側の壁。
モヤがかかって仙人がいそうです。
こう見上げるとほんとデカい!山まるごと岩山。
去り際に撮った浅茅湾から見る金田城全景の動画上げときました。
入り江の入り口の右が金田城、左が鋸割岩(のこわきいわ)です。
【対馬取材6/29】浅茅湾から見た金田城 【アンゴルモア 元寇合戦記】
ここからしばし浅茅湾クルーズ。
宮城県の松島に劣らぬ名所ぞろいです。
あちこちに真珠やマグロの養殖場があり天皇賞を取った品目もいくつかあるそうです。
湾内にある竹敷の自衛隊基地が見えます。
続いて飯盛山という名前の山(ゴリラの横顔に見えるのでゴリラ岩と呼んでるらしい。)
芋崎灯台も通ります。
文久1(1861)にロシア海軍が勝手にここへ上陸し、工場・練兵場まで建設し始めたそうです。
(どっかで聞いた事あるような(笑)。
結局幕府は英国軍艦に追っ払って貰ったという笑え話。
次は英国の干渉招きかねない危うさですね。
和多都美(わたづみ)神社です。
厳島神社のような海上鳥居で、昔は船からしか参れず、仁位地区の人や浅茅湾の漁師らがお祀りしていたようです。
今は道がついてます。
写真が遠いですが、黄色い花が湾内のあちこちで咲いてます。
ハクウンキスゲという対馬特有の花らしいです。
他に湾岸では寒ランという野生ランが咲き誇ってたんですが、密猟者に採りつくされたという事です。
ランは愛好家が多いと言いますが出所の怪しいものは買わないでください。
浅茅湾遊覧レポは終わりです。
(つづく。不定期)