「京劇がきえた日 秦淮河・一九三七」 姚 紅:作 中 由美子:訳 童心社
見にくい歴史に、目を向けるために 「子どもたちに平和を伝える」。この、とても大きな命題に取り組む絵本は少なくない。しかし、「平和」と言う言葉を出す前に、まず、子どもたちに、きちんと...
「ひらがな日記」 若一の絵本製作実行委員会:作 長野ヒデ子:絵 エルくらぶ
文字を持つということ私の祖父は、自分の両親に、一度も通信簿を見せたことがなかった、という。ただの一度も!小学校から大学までの間、ただの一度も! 明治生まれの曽祖父母は、ともに、字が...
「てん」 ピーター・レイノルズ:作 谷川俊太郎:訳 あすなろ書房
名前という呪い『自分のことが大っ嫌い。どうせ何もできない、もう何もしたくない―!』人生で初めてそんな壁にぶち当たるのは、何歳位でしょうか? 小学校に入ってから?まだ、その壁にぶち当...
「彼の手は語りつぐ」 パトリシア・ポラッコ:作 千葉茂樹:訳 あすなろ書房
「その人」が見えてくるジョージ・フロイト。白人警官に喉元を踏みつけられて路上で死んでいくその人の姿を、世界中の人々が見た。2020年5月のことだ。あの映像がなければ、コロナ・パンデ...
「ナビル ある少年の物語」 ガブリエル・バンサン:作 今江祥智:訳 BL出版
「幼いあなた」が隠れてる本来、良い絵本には「子ども向き」とか、「おとな向き」とか、レッ...
「ジェーンとキツネとわたし」 イザベル・アルスノー:絵 ファニー・ブリット:文 河野万理子:訳
ときどき、気になる女の子に出会う。この世界に、自分をなじませることが苦手な、幼い女の子。立ち居振る舞いが不器用で、なかなか場慣れしない。頭では正解がわかっているのに、そのように振る...
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