話に花咲く…

　数日前、親戚で不幸があり、お通夜に行った。こういった席でしか会えない親戚も何人かいる。小・中学校が一緒だった親戚のお姉さんも来ていた。帰りがけに、父や叔父・親戚のお姉さんを含め数人で蕎麦屋に入って話をしていた。
　私もお姉さんも中学時代は運動部であった。その頃の話や、体育を教えてもらっていた先生が今年の３月に早期退職したと父や叔父が話していた。その体育の先生は叔父の後輩でもある。叔父も私やお姉さんと同じ中学を卒業している。そして教員をしていたので体育を教えてくれていた先生とは何かと縁があった。中学時代の話でだいぶ盛り上がり、「あの頃は、体育に限らず陸上部は凄かったもんね・・・スパルタもいいところ。」と、お姉さんが堰を切ったように話し始めた。確かに凄かった。私は別の運動部ではあったが、陸上部の隣で活動をしていたので状況はよく分かっていた。あの頃は、スパルタ教育は通用したが、今の学校教育で同じ事をやっていたらきっと親からの抗議がきそうである。叔父も通っていた中学の60周年記念のときの様子を話てくれたが、スパルタぶりは健在のようであった。私は中学に在籍していた頃は、酷いいじめにあっていたので、我慢できなくなっていた頃には、どういうわけか自分の親ではなく、自然とスパルタ教育の体育の先生に相談をしていた。厳しいのだが、とても優しい面を持っている先生であったのを私は覚えている。

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